差出人不明のプレゼント



先程まではきつい顔だったミネルバが、おそらく価値がわかったからなのか思わずキラキラした瞳でじっと箒を見つめ、つぶやく。
だが、はっとしたように首を振って言葉を続ける。

「ミスグレンジャーがたったいま、知らせてくれました。ポッター、あなたに箒が送られてきたそうですね」

それまでぼうっと箒を見つめていたポッターとウィーズリーが勢いよくグレンジャーを見る。気まずかったのかグレンジャーは本を盾にして顔を隠しているが、おでこだけは見えていて真っ赤に染まっていた。
そこからのポッターは、正直見ているのが辛かった。
以前医務室で前の箒が粉々になってしまったのもあり、新しい箒、ファイアボルトだったか。それを使えるという事実に浮足立っていたのが真っ逆さまに地獄へ突き落とされたかのような表情に変わっていく。

「とにかく、この箒が変にいじられていないということがはっきりするまでは、これで飛ぶことなど論外です。今後の成り行きについてはちゃんと知らせます。」


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