「私に何か、ついているかな?」
あまりにじっと見ていたからか、気づかれてしまったらしい。
見かけはボロボロで疲れていそうだが、先輩の瞳だけはキラキラしているように、感じた。
「あ、あいや、その、」
言い訳が咄嗟に浮かばなくて言いよどむ。しかし彼はそれを自分の境遇によるものだと感じたらしく、困ったように笑った。
「色々不安かもしれないけど、すまない。我慢してほしい」
「いや!そうじゃなくて久しぶりで驚いてしまって」
「久しぶり?」
何故だか彼の笑顔はこちらが辛くなる。はやく誤解をときたいと感じた。
「そう、ルーピン先輩の後輩だったんです。4つ下なので知らないでしょうけど、グリフィンドールで」
「そうだったんだ。どうやら勝手に勘違いしてたようだね。君の名前を伺っても?」
「ミア・パーヴィスです。ルーピン先輩」
「そうか。ミアよろしくね」
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