忍びの地図



「これ…スネイプ教授も暴けなかったのでしょう。なぜ、リーマスが扱い方を知っているのです?」

この質問にリーマスは黙りこんでしまった。何か言いにくいことなのだろうか。しかし、気になったのだから仕方がない。しばらく沈黙が続いて、やがて彼は小さく口を開いた。

「それは…私が、私達が学生時代に作ったものだからだよ」
「へ…」

そう言って地図にでているムーニーという名前を指した。これが、リーマスのことなのか。
リーマスは友人と作った、とだけ言うとそれ以上のことは語らなかった。おそらくこの友人というのはジェームズポッターたちのことなのだろう。ムーニーの他にも、3人の名前が記されていたからだ。

しかしそれが巡り巡ってポッターのもとへ行き着いただなんて、皮肉なことだ。

「なぜ、このことを私に?」
「君は優秀な魔女だから。もしものことがあったときに覚えていてもらいたくてね」
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