「ジェームズさん、朝弱いのに」

なんで談話室に。消え入るような呟きは彼に届くことはない。

もしかして、私が医務室から戻るのを待っていたのだろうか。いや、そうならば医務室に直接来たはずだ。
なにか別の用事があって早起きして、それをたまたま私が見かけた。これだけのことなのだろう。

期待しない、夢をみない。

これは、ジェームズさんのことを好きになった時に自分の中で決めたことだった。それは奇跡的に付き合うことになった今も同じ。
ジェームズさんはエバンスさんが1番。だから期待してはいけない。期待すると必ず裏切られたと感じてしまうから。
夢をみてはいけない。あくまでも私は良くて2番、悪くてそれ以下なのだから。

そうやって自衛することによっていくらか理不尽なジェームズさんの扱いにも、仕方ない。と納得することが出来た。

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