一週間ほど経ち、いっそなかったことにしようかと我ながら失礼な考えがよぎったころ、シリウスさんが動いた。

「よ、ベル」
「シリウスさ、ん…と、皆さん」

ひとりで談話室へ戻ろうと廊下を歩いていたとき、後ろから声がして振り返るとそこにはシリウスさんだけではなく、ジェームズさん、ルーピンさん、ペティグリューさんといったいつもの面々が揃っていた。
いままでみんな揃ってるときに声をかけてくるのはジェームズさんだったのに、どうしてシリウスさんが。

驚いているのは私だけではなく、ジェームズさんもだった。いつもシリウスさんと話すときはジェームズさんがいないときだったから私をわざわざ呼び止めるほど私とシリウスさんの仲がいいということに驚いているのだろう。

動揺する


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