「二番目でも、何番目でも、彼が少しでも私を考えてくれてたら、それで充分です」
もう一度、はっきりと気持ちを伝えると、シリウスさんも傷ついた顔をして、その後それを隠すように頭を伏せた。ごめんなさい、シリウスさん。
「いままで、ありがとうございました」
勇気づけてくれていたこと、慰めてくれていたこと。それ以上は言葉が出てこなくなって、シリウスさんも何も言わなかったので来たときと同じようにソロソロとドアをあけ、後ろ手でしめて教室を出た。
シリウスさんは私のことが好きなんだ。私がジェームズさんを好きでどうしようもないように。それが、ひしひしと感じられてつらかった。自分を見ているようで。
逃げるように中庭の方へ走った。