秋山隼人


「名前さんもする?」
「横で見てるだけでも、すごい酔いそうなんですけど……」
「大丈夫だって!」

 コントローラーを握らされて、どうぞどうぞ、とテレビの前の一等席へ。隣には若里さんと伊瀬谷さん、あと端っこに鷹城さんが居る。
 このゲームソフトもハードもコントローラーも、鷹城さんとあとハイジョのメンバーが持ってきたらしい。冬美さんと榊さんが、後ろでとても変な顔をして画面を見ている。きっと画面酔いをしたに違いなかった。

「名前さんルールは分かるよな?」
「とりあえず走らせればいいんですよね?」

 鷹城さんから確認されて、私はそう答える。横の面々は苦笑いしている。私自身久しぶりにコントローラーを握ったし、ゲームというものは本当に久しぶりなのだ。

「スタートの前に、3,2,1って出るんですけど、2の途中くらいでエンジンふかすと良いスタート切れるっすよ」
「あんまふかしすぎると焦げるけどな!」

 はーい、と言うと、早速秋山さんがコースオレに選ばせて!、とコースを選択する。



20171018
 

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