パンドラの使者-3
「どうだった?女王と、久しぶりの天女…いや天理は」
「…………女王なんて!!どってことないわ!」
場所はうつり。
逃走した澪とコレミツは、パンドラのボス――兵部と合流していた。
「あいつでいいんなら私だって女王になれそうよ。私だってエスパーなんだもん。
それに…天理だって…」
「もう少し仲良くなりたい?遊んで欲しい?」
「っ!」
図星をつかれ、それまで俯いていた澪は顔を赤らめながら兵部を見る。
だがまたバツが悪くなり、唇を尖らせながら視線を落とした。
「あんな廃屋じゃなく仲間のところにおいで。君が望むなら教育も受けさせよう。その方が天理とだって接点は増えるよ。」
多少きゅうくつでもガマンできるね?
という兵部の問いかけに、素直に頷く澪。
「(今日は…澪にとっても女王にとっても、いい機会になったよ。天理)」
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