帰ってくる仲間2






「…まだかなぁ、まだかなぁ……」
「まだに決まっとるやろ。」
「そうよ。天理ちゃんと管理官が帰ってくる予定時刻まであと30分はあるんだから。」


某空港にて。
日本の政府機関バベルのエスパー ザ・チルドレンがそわそわと落ち着かない様子でいた。
とくに明石薫は3人の中で一際そわそわしている。よほど早く天理に会いたいようだ。


「あ!」


ふと薫が声をあげた。薫の視線の先には天理と不二子がバッグを持ってこちらに歩いてくる。紫穂は空港内の時計を見、「予定より早く到着できたみたいね」と言った。


「薫!」
「天理!」


天理と薫は互いを見ると、念動能力で飛び、抱き合った。「懐かしー!」と言う薫に天理は微笑む。
「懐かしい〜!って、たった一ヶ月やで?夏休みみたいなもんやん」「葵ちゃんだってわりと寂しがってたくせに〜」後ろから葵、紫穂も来て、4人は感動の再会をした。


「皆本くん、」


4人が、天理が留学していた頃の話をしている間、不二子は皆本に声をかけた。
おかえりなさい、と皆本が言うと、不二子は真剣な顔で天理を見ながら皆本に言う。


「あの子ね…夜中に何度かホテルを抜け出してるのよ。何をしてるとか特に後をつけたわけでもないし、問い詰めるなんて事はしなかったけど…
何かあったら、頼んだわ。」
「そんな事が…分かりました管理官」
「それじゃ、私先に帰ってるわ」


頑張ってね、と皆本の肩を軽くぽんと叩くと、不二子は先にバベルに戻ってしまった。



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