ピクニック-1
「天理ー、起きてよー」
「んー………」
いくら揺さぶっても起きない天理に、薫たちはため息をついた。
ふと、突然薫は「しかたないか…」と言うと両手をいやらしくクネクネと動かし、天理に抱き着いた。
「起きて天理ー!!」
「ひゃっ!!!」
「ぐへへへ、天理の乳柔らけぇ!!」
「ちょっと薫、やめっ…──!!」
がこっ
と鈍い音がし、薫が床にたたき付けられた。
天理が念動力を使って薫を引き剥がしたからだ。
痛て…と頭をおさえる薫に、紫穂が接触感応能力で身体的無事を確認する。
「お前ら、朝から何やってんだ!!」
「皆本!」
「いつものことよ。薫ちゃんが天理ちゃんにセクハラしたのよ。」
「また薫は…ちゃんと着替えて準備しろよ!」
「はーい…」
あまりの鈍い音に、皆本がチルドレンの部屋にやってきた。近所迷惑のレベルの騒音に、説明をする前から怒っている。
料理の最中だったのか、一喝してすぐにリビングに戻っていった。
パジャマのボタンを半分外された天理はそのままパジャマをぬぎ、着替え始めた。
その間にも薫が幾度かセクハラしてこようとしたが、天理は念動力でシールドをはって薫から逃げた。
「皆、手伝ってくれてありがとう。それじゃ行こうか!」
「「「「はーい!!」」」」
皆本の作った朝食を食べ、手分けしておかずをつめお弁当を用意した天理たちは、ピクニックに出掛けた。
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