Round 2 お仕置き編


Round 2 お仕置き編

 パッと両手を挙げ、降参のポーズを取った。
「いや……その、違くて……ドアノブ、触ってないんです……」
 嘘ではない。本当にドアノブには触っていない。身の潔白を訴えたが、フロイド先輩は冷めた目で見定めるように私の全身を眺めた。
部屋に入り込んだジェイド先輩は後ろ手に勢いよくバタンッと扉を閉めた。フロイド先輩同様にその目はやっぱり一切笑っていなかった。
「ふぅん……? それホント?」
「ほんとです! ほんとに触ってなくて……」
「じゃあなんで魔法が作動しちゃったんだろうね? 理由、あるはずだろ?」
「……どうしてでしょう?」
 これは嘘である。理由は確実にピッキングのせいだ。足下に転がっているはずのUピンがどうかバレませんように、と祈りながら、こちらを真っ直ぐ見てくるフロイド先輩の目を見返した。
「なーんか嘘くせぇな」
「ですねぇ。何か気になります」
 ジリジリこちらに迫ってくる彼等から逃げるために、私もジリジリ後退する。
「あ?」
 ちゃり、と小さな音が足下からして、フロイド先輩は自分の足下を見下ろした。その視線の先を追うと、例のフロイド先輩の大きな足が例のUピンを踏んづけているのが目に入った。
 あ、これ終わったな。
 その場に脚を広げてしゃがみ込んだフロイド先輩は、落ちていたピンを拾い、私に見せてニッコリした。
「これなーに?」
「……さっき使おうとして曲げちゃったピンです」
「何に使おうとしたの?」
「か、髪に……」
「はい嘘ー」
 彼は後ろにピンを放り投げて、スッと立ち上がった。そして無表情で私を見下ろす。
「逃がさねぇっつてんだろ」
「……っ」
 恐ろしい響きの低音を浴びせられ、体がビクッと強ばった。
「ハァ。今日も懲りずに逃げだそうとしたんですね。残念ですが、これはお仕置きするしかないでしょう」
 肩をすくめ、残念そうな表情を作るジェイド先輩だったが、その声に混じった隠しきれない喜色で、愉快に思っていることはバレバレだった。
「や……でも、ほら、折角ジェイド先輩に綺麗にして貰ったのに、それを台無しにするなんて、ちょっと勿体なくないですか?」
 なんとか逃れられないものか、と私は引き攣った顔で言葉を絞り出した。するとジェイド先輩はスゥ、といつも浮かべている表情を作った。一分の隙もない、完璧な笑みだ。
「まさか! それが醍醐味なんじゃないですか」
「え……?」
「僕はですね、僕の手で丁寧に美しく着飾った貴方を、この手でめちゃくちゃにして暴くことに至極興奮するんですよ。何度妄想の中で、美しく仕上げた貴方を汚したことか」
「しょ、正気ですか」
「もちろん」
 ジェイド先輩は硬直する私を抱きかかえ、そっとベッドに下ろした。小刻みに震える私の上に馬乗りになっている彼は興奮したように頬を染め、眉根を寄せて残忍に笑っていた。
「んっ……」
 強引に唇を奪われる。貪られるようなキスに息が乱れる。
 離れて行った彼を見ると、自分に塗られた綺麗な色のリップがジェイド先輩の唇に移っていた。彼は手の甲で移った紅を雑に拭う。その仕草に男性っぽさを感じ、こんな状況だというのにも関わらず、とくんと胸が高鳴った。
「オレもオレも〜!」
 ぼふんと勢いよく私の隣に寝転んだフロイド先輩は、私の頬を両手で挟み、「ん〜♡」と唇を寄せてきた。彼の唇にもほんのり私の色が付く。彼はぐ、と親指でそれを下唇に広げた。
「あはぁ、オレらお揃いだねぇ♡」
「フフ、そうですね♡」
 今朝綺麗に化粧を施された頬にジェイド先輩が強めに唇を押しつけた。恐らく、薄らとチークが乗っているの場所には、口紅で出来たジェイド先輩のキスマークがついている事だろう。フロイド先輩もまた同様に、私の首筋にキスをした。
「はぁ……♡ 僕の手で綺麗に仕上げた貴方を汚すことに、興奮してしまいます……♡」
「ジェイドってほんっとヘンタイだよねー。理解できねー」
「おや? この良さがフロイドには分からないのですか……勿体ないですね」
「いやぁ……ごめ、ごめんなさい。あの、ゆるしてください……」
 部屋の空気がどろ、と性を感じさせるものに変わっていく。これから始まろうとしている事に恐怖して、私は涙目で懇願した。嫌だ。このままじゃまた、昨日と同じだ。
「ばぁか。昨日も逃げないっつって逃げたじゃん。小エビちゃんの言うことは信じらんなーい」
 フロイド先輩がブラウスのボタンを丁寧にぷちぷち一つずつ外している。常日頃から動きが大ぶりの彼らしからぬ、繊細なものを触るような手つきだった。
「あ、やです。やだ……したくない……」
「これは悪い子へのお仕置きですからね。頑張りましょう?」
「やだ……やだ……こわい、ごめんなさい……」
「往生際悪いよ? 小エビちゃんが悪いんだからぁ、諦めなよ」
 バサッとブラウスとキャミソール、そしてスカートがはぎ取られて、下着姿にされる。背中に回ったジェイド先輩の手がプチッと今朝着せられた黒いブラジャーのホックを外した。
「やはりこの下着、とてもお似合いですね」
最後の守りである下着さえも奪われて、昨日の記憶がフラッシュバックした。
見慣れない他人のはだいろ、自分とは違う筋肉質なからだ、欲望を孕んだひとみ。二人分の劣情を、神経が焼かれるような快楽と共に叩き込まれ、気が狂う。もう、あんな風になりたくない。ほとんどパニックに陥りながら、押さえ込まれた手足をバタつかせた。
「や、やだぁっ! ごめ、ごめんなさいっ! もう逃げないからぁっ! もうむりぃっ! お仕置きやだぁッ!」
「うわ、昨日のジェイドがよっぽどトラウマなんだ?」
「泣き叫ぶ監督生さんは本当に可愛らしいですね♡」
「うっわ鬼畜〜」
 二人の悪魔はケタケタと笑っている。ベッドの上で暴れ回るがいとも簡単に押さえつけられた。
「やだやだやだぁっ! 逃げないからゆるしてぇっ! ごめんなしゃいぃっ!」
「ハイハイ。諦めて一緒に気持よくなろーねぇ♡」
 そう言って、二人はギラついた目で私の上にのしかかってきた。昨晩夜通し繋がっていたあの行為があまりにも気持よすぎて、苦しくて、また同じ事が起きるのかと想像するだけで恐ろしかった。必死に涙を流しながら抵抗するが、彼等は聞き入れてくれなかった。
 しかし、フロイド先輩が突然「あっ」と悪ガキのような顔になった。
「じゃあさぁ、今からやるゲームに勝ったらお仕置き、やめたげてもいいよ?」
「えっ……ほ、本当ですかっ?」
 急に与えられた温情に疑いを抱きつつも、追い詰められた私は与えられた希望に縋り付いてしまう。昨日だって裏切られたのにね。フロイド先輩はにこーっと目を細めてこう言った。
「今から小エビちゃんを目隠しするから、オレかジェイド、どっちのちんこが突っ込まれてるか当ててみて♡」
「はっ……?」
「小エビちゃんなら出来るよね♡ だって昨日ずっとオレ達のちんこハメっぱなしだったじゃん♡」
「や、そんなの、無理ぃ……」
「ハイけってーい! じゃあ行くよ〜」
 サッと伸びてきたジェイド先輩の手には目隠しが握られており、それから逃れようと両手を突き出して抵抗した。すると伸ばした両手の手首をがしっとジェイド先輩の骨張った大きな手で掴まれた。
「も〜、小エビちゃんってば元気なんだから」
 無邪気に笑うフロイド先輩が例のチェスト四代目から何かを取り出した。輪っかと輪っかが鎖で繋がったそれを人差し指に引っ掛け、ブンブンと回す。
「ちゃんと大人しくしてよーね♡」
 手に持った手錠を、両手で摘まんでこちらに見せつけてきた。あ、と思った時にはもう遅い。掴まれていた両手がジェイド先輩によって後ろに回されたかと思いきや、がしゃん、と冷たい金属音がして、私の両手はたちまち後ろ手に拘束されてしまった。
 抵抗する手段を失った私はすぐに目隠しを施され、視界を奪われた。
「や、やだ……こわい……」
 何も見えないから、自分が何をされようとしているのか全く分からない。分からないという恐怖がジワジワ這い上がってきて、言いようのない不安感に襲われる。助けを求める必死の言葉は「よしよし、カワイソウにねぇ〜♡」と一蹴されてしまった。
「脚を広げて頂けませんか?」
「……」
 頑なに脚を閉じる私にジェイド先輩が優しい声でそう言ったが、私は無視を決め込んだ。すると膝を乱暴に割り開かれ「ひゃうっ!?」と驚きに変な声を上げてしまった。
「ふむ……監督生さんのココは、まだぴったり閉じられていて、僕たちのモノは入りそうにありませんねぇ」
「だねぇ〜」
 視界を奪われ、何も見えないというのに、ジッと、そこを見られているのが伝わってきた。脚を閉じようにも両膝を押えられているのでそれも不可能だ。ただ恐怖に震えながら、次は何をされるのかと震える事しかできない自分に歯噛みする。
「……ッ!!」
 突然生暖かいものにクリトリスを舐められる感覚がして、体を震わせた。
「ひゃ、そんな、急にだめ……っ、あ、ん……っ♡ や、やらぁ……♡」
「嫌だと仰っている割には気持ちよさそうですね?」
「ん、んぅ……っ♡ あ、んぁっ♡ あ、ぁ……っ♡ でも、やなのぉ……っ♡」
 ジェイド先輩が喋っている間にも舐められ続けているので、恐らく犯人はフロイド先輩だ。しきりに嫌だ嫌だと言いながら頭を振っていると、急にがしっと頭頂部を片手で掴まれた。顔の近くから暖かい温度が伝わってきて、ジェイド先輩が私の顔の近くに接近していることが分かった。
 ジジ……とすぐ側からジッパーが開く音がした。カサカサという衣擦れ音の後、むわっとした体温とにおいが顔の近くから漂ってきた。
「さぁ監督生さん、その可愛らしいお口を開けて下さい♡」
 普段は淡々としているジェイド先輩の口調が興奮の色に染まっている。嫌だという意思表示のため、硬く口を結んでいたが、
「……ん、あァッ♡」
 クリトリスをちゅっ♡と吸われ、思わず口が開いてしまう。その隙にジェイド先輩は私の唇の隙間に指を差し込み、ガッと無理矢理口を開けさせた。
「ご奉仕して下さいね♡」
「ん、んぐっ! ぅ、ぅ……」
 開いた口の中に、ジェイド先輩の脚の間から生えているであろうそれを突っ込まれ、苦しさに唸った。かなりの太さと長さのものが突っ込まれたのだ。苦しい。苦しさから逃れるように口をモゴモゴと動かしていると、「ん……♡ 拙いですが、これはこれで……♡」と興奮した声が聞こえた。
 後頭部に添えられた手が優しく髪を撫でた。
「ふふ、もっと舌を使って舐めて頂けますか?」
「ん、ぅ……む、むりでふ……」
「そう仰らずに。頑張って下さい。でないと喉奥まで入れてしまいますよ? その方が苦しいと思いますが……構いませんか?」
 そんな風に脅されては我慢してやるしかない。よく分からないまま舌を動かす。時折ジェイド先輩の気持ちよさそうな声が聞こえたので、そこを重点的に舐めてみた。
「小エビちゃん、ジェイドばっかに構ってないで、こっちにも集中して♡」
「ふ、ん、んむ……っ♡ ぁ、ん……♡」
「こっちが疎かになってますよ♡ どっちにも集中するんです♡ 頑張り屋さんな監督生さんならできますよね♡」
 後頭部を少し押さえ込まれ、口の中にあったものが僅かに喉奥に侵入してくる。それと同時にクリトリスとあそこをねっとり舐められるのだから、堪ったもんじゃない。与えられる快楽に体を震わせながら、とにかく口の中のものを舐めようとした。
「んん……やはり少し足りませんねぇ。もう少し頑張れますよね?」
「んぐ、っ!?」
 がっつり後頭部を押えられて、口の中のそれが喉の奥に侵入した。嘔吐感で胃の中のものがせり上がった感覚がしたが、必死に抑える。ジェイド先輩は私の頭を片手で押えたまま、激しく口の中のそれを前後させた。喉をずるずると太いものが何度も出入りする。これ以上はムリ、と思うような所まで行ったかと思えば、すぐに引き抜かれを繰り返す。苦しさで涙が大量に出たが、全て目隠しに吸い込まれていった。
「ん、ぐ……ぅう……っ!」
「小エビちゃんめっちゃ苦しそうじゃーん。ジェイド手加減したげなよ」
「ん……もう少し……させてください……イキそうなんです……」
「はや。珍しいじゃん」
 早く達して楽にして欲しい。その一心で耐えていると、喉の奥に押しつけたソレから生暖かい液体が出た。
「っ、が、ゲホッ、ゲホッ、ゲホッッ」
 喉の奥で射精されたのでもう飲み込むしかなくて。我慢して飲んだそれが気管に入りかけて盛大に咽せた。
「あーあ、カワイソ」
 いつの間にか脚の間から移動したフロイド先輩は、何度も咳き込む私の背中をさすってくれた。
「よしよし……頑張ったねぇ。ジェイドのちんこデケーもんね。苦しかったでしょ?」
「貴方も大概ですよ、フロイド」
 規格外サイズの持ち主が何かを言っている。自覚をしているなら手加減をして欲しい。見えない視界では彼等が何をしているか分からないが、私を見て楽しそうにしていることだけは気配で分かった。
「……それじゃあ、遊ぼっかぁ♡」
「……っ!」
 咳が落ち着いてきた頃合いで、ぽすんと肩を押されてベッドに倒され、うつ伏せに転がされる。訳も分からない内に、急に後ろから脚の間に指がぐちゃっと差し込まれ「……ッ!!」と息を吐いた。
「は、ぁ……っ、急に触っちゃ……っ、ぁ、ん……♡」
「しっかり濡れていますし、もう少し解せば挿れられそうですね」
 ぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てて、ナカがかき回される。その度にはしたない声を上げながら腰が跳ねてしまう。
「っ、あぅぅっ♡」
 ぐちゃ。ナカの圧迫感が上がり、二本目の指が入ったことが分かった。何かを探すようにナカをゆっくり撫で回す指が気持よくて仕方ない。その感触に夢中になりそうな自分が怖かった。
「ぁ、あんっ♡ やらっ♡ やめ……、ん、ぁぁ……あ、ァっ♡」
「三本目もいけそうですね」
「〜〜ひゃうっ!?♡ あ、ア、ぁぁあ……っ♡」
 ずぶっと勢いよく三本の指が挿入された。膣の中を押し広げる圧迫感が堪らなく気持いい。
 しばらくの間、ぐちゃぐちゃとわざとらしく音を立てながらかき混ぜられていた指が、突然スッと抜かれる。物足りなさにナカがきゅんと切なくなる。太いものを挿れられたいという欲求が自分の胸を衝いていることを自覚し、嫌な気分になってしまった。
 しかし、それもすぐにぶっ飛んだ。
「ぁ、〜〜〜〜〜〜ああ゛あ゛ッ♡♡♡」
「はぁい♡ 今オレかジェイドのちんこを突っ込んでまーす♡ どぉ? きもちいーい?」
「あっ、あッ、ぁ……ああ゛ッ♡ あ゛、あん、ひ、ぁ……あ゛っ♡」
「満足していただけて良かったです♡ さて、こちらがAですよ。このちんぽの感触と形をよく覚えてくださいね♡♡」
「ぁ、う、っぁ♡ む、むりぃ……っ♡ ひゃ、ァ、あ、あ゛ッ♡」
「じゃあ次はこっちねー」
「きゃうッ!?♡♡ ひ、ぁ、こっちもおっきぃ……っ♡ あ、ぁ、ぅ、あん……っ♡」 
「ねぇねぇ小エビちゃん、違い分かったぁ?」
「わっ、わかんないよぉ……っ♡♡」
「では、AとB、どちらの方が気持ちいいですか?」
「あ゛あ゛ッ!? あぁ、あッ、んぅ……っ♡ はっ、ひ、ァ……あ゛あ゛っ……♡」
ジェイド先輩の声と共に、Aであろうものに一気に貫かれた。短いスパンで二つのおちんちんに貫かれて、もう気持ちよさで頭がめちゃくちゃだ。どっちがどっちかなんて分かるはずがない。だって、どっちも気持いいんだもん……♡
「ひ、あぁっ……♡ ァ、あっ、どっちも、ぁっ、きもちぃ、です……♡」
「それは嬉しいですね♡」
「あ、あ゛あ゛ッ♡ ぁっあっ、アアっ♡ ひぐ、ァ、どっちのおちんちんも、きもひぃっ♡ どっちがどっちかなんて、ぇ、わかんないよぉッ♡ ひぐっ♡ あ、はぅ、ひァ……あ゛あ゛ぁッ♡」
「ほらほらぁ、ちゃんと当てる気あんのぉ? 小エビちゃんでしょ、このゲームやるって言ったのはさぁ」
「んッ♡ きもひっ♡ ぁ、きもちぃ、よぉ……っ♡ どっちもイイ……っ♡」
「では、次はまたBですよ♡ 舌のお口でよく味わってくださいね♡」
「あ゛あ゛、あ゛ッ♡♡ ぃ、ひゃァっ、アっ、あ゛ぁっ♡ あっ、あ、んっ♡ きもひ、いぃっ♡ それイイのぉっ♡ もっといっぱいずこずこしてぇっ♡」
「はぁ……つい先日まで処女だったとは思えない発言ですねぇ」
「だれの、せいだと……ぉっ♡ ああん、ぁッ♡ ひっ、そこぉ♡♡ ぐりぐりされるのイイっ♡ イイのぉっ♡ あ、ああ、あ゛あ゛ぁ……ッ♡」
 呆れ、こちらを蔑むような声。酷いことを言われているはずなのに、興奮で頭がクラクラして、余計に気持よくなってしまう。そんな自分に嫌気が差す。なのに体は快楽に従順に反応する。
「ハイじゃぁ今度はこっちのちんこね♡」
「んあ゛ッ!?♡♡ は、あ……っ♡ 一気に挿れちゃ、やぁ……ァっ♡」
「全然イヤって声じゃねーんだけど♡ おら、ちゃんとまんこで味わって当ててみろよ♡」
「あ゛っ、あ゛ぁっ♡ あぅ、ぁっ、あ゛アッ♡ わ、わかんな……っ、ァ、あ、きもひぃのぉ……っ♡」
「あーまたトびそうじゃん。まだこれからなんだから意識飛ばすんじゃねぇぞ♡」
「〜〜〜ッ♡♡ 奥ぐりぐり、それイイっ♡ ぁ、ぁ、もっとしてぇ……っ♡♡」
 一番弱い所を重点的に攻められて、頭がぐちゃぐちゃになっている。二人の人から交互に愛され、神経が焼き切れそうなほどの快楽に襲われて、蕩けそうな気分だった。
「今入ってるのは、どっちのちんこでしょーか?」
 無邪気な声が質問を投げかけた。もう気持ちよさで何か何だか分からなくて、自分を攻め立てている片方の名前をほとんど勘で口にした。
「じぇ、じぇいどしぇんぱい……っ? ……ア、ぁああッ♡ は、ぁっあっ、ぁあ゛あ゛ッ!?♡♡ 急にはげしく……っ♡ なんで……ぇっ♡」
「監督生さん、おめでとうございます♡ 大正解です♡」
「はぇ……? あ、ぁんっ♡ せいかい……っ?」
「そーだよぉ。今突っ込まれてんのはぁジェイドの。正解おめでとー♡」
「すごいですね♡ 自分に突っ込まれているちんぽが誰の物か分かってしまうなんて、監督生さんはとんだ淫乱です♡ ご褒美にいっぱい子宮口を突いてあげますね♡」
「ひっ、ア♡ やっ、ぁぁあ゛ッ♡ おぐっ♡ ぐりぐりしないでぇっ、ぁあ゛っ♡ きもちよくなるからぁっ♡ あ、ぁあ゛っ……だから、ひ、だめ、ぇ……っ、あ゛、あ゛っ!?♡」
 うつ伏せで、ベッドに押しつけられた体勢では快楽を逃がせない。最奥にある子宮口に快楽叩き込まれ、叫び声に近い喘ぎ声を上げる。だけどどんなに叫んでも逃げる事は許されず、頭の中に稲妻がスパークした。
「ぁ、ア、あ、ぁあ゛あ゛あ゛ッ♡♡♡」
 クラ、と一瞬意識が飛びかけるが、ぐちゃぐちゃと絶え間なくナカを攻めたてられて、無理矢理叩き起こされた。
「ヤダッッ!! ダメ、ァ、ダメぇっ♡♡ イった、からっ♡ も、やめてぇっ♡♡ イった、のっ♡♡」
「ああ、そうでしたか。それは大変失礼しました♡」
「ひ、っ、なんでやめてくれないの……っ♡ あ゛っ、う、あ゛、あ゛あ゛ッ♡♡ イグッ♡ またイグゥッ♡」
「……ッ、中に出しますよ……っ!」
「ああ……っ♡」
 中に温かいものがぶちまけられ、永遠に続くかと思われた責め苦がようやく終わった。ベッドにうつ伏せになったまま、ハァハァと息を整え酸素を体に取り入れた。汗やら体液ならで体中がべとべとで気持ち悪かった。
「……っ」
 掛けられた目隠しを、はらりとようやく外され、視界が明るくなる。ついでに手錠も外され、ようやく腕が自由になる。ゴールドとオリーブに彩られた二対の瞳が愉悦に歪んでいる光景が真っ先に目に入った。
「見事問題に正解した監督生さんには、もう一つご褒美をあげましょうね♡」
 ジェイド先輩はそう言うと、チェスト四段目に向かい、細何かを三本取り出した。彼はペリッとビニールの袋のようなものを剥がすと、中から現われた細長い注射器を片手で持った。
「これ、何か分かります?」
「や、やめてください……」
「何を怯えていらっしゃるんです。僕、これが何か言ってませんよ?」
「だって、絶対碌でもないクスリじゃないですか……」
「酷いですねぇ。これは医療にも使われている薬ですよ」
「そう、なんですか?」
「ええ、これを打つと体が元気になるんですよ。だから疲弊しきった監督生さんに打って差し上げようと思いまして♡ 残り二本は僕らの物ですね♡」
「……」
 妙に語尾が跳ねている所が気になって仕方ない。本当に栄養剤的な注射なんだろうか。どうも怪しいし、これは打たない方が吉だろう。
 私は頭をふるふると横に振って拒絶した。
「あ、あの……怖いので要らないです」
「まあまあ、そう遠慮なさらずに♡」
「お注射の時間だよぉ♡」
「きゃっ!?」
 ジェイド先輩が注射器を構えた瞬間、フロイド先輩が私を後ろから押さえ込んだ。ジェイド先輩は投げ出された私の右腕を掴む。凄まじい連携であった。
「動かないで下さいね。変なところに刺さったら困るので」
 そこまで言われたら大人しく従うしかない。されるがままになっていると、チクッとした痛みの後、薬液が体内に入ってくる痛みがあった。数秒後、針は抜かれ、代わりに小さな絆創膏が貼られた。
「はい、これで終了です。我慢出来て偉いですね」
「はぁ……」
 まるで幼児のように褒められても反応に困る。引き気味に頷いていると、ジェイド先輩は残り二本の内一本をフロイド先輩に渡し、残った一本のビニールを剥がすと自分に注射した。フロイド先輩もジェイド先輩同様に自らの腕に打つ。打ち終えた二人は注射器の残骸をまとめてベッドサイドのチェストに突っ込んだ。
「こんな物用意するなんてさ、ジェイドってホント鬼畜だよねぇ〜」
「フロイドは嫌でしたか?」
「まっさか。ジェイドのこと最高だと思ってる」
 裸体の肉体美を惜しげもなくベッドの上で晒している二人は笑い合いながらそんな事を話した。目の前で繰り広げられている会話から不穏すぎる断片を感じ取り、今更ながらサァと血の気が引いた。
「さっきの薬って、ほんとに栄養剤なんですか……?」
「栄養剤? そんなこと一言も言ってませんが」
 縋るようにジェイド先輩に問いかけると、彼はいけしゃあしゃあとのたまった。
「そんな……! じゃあ一体なんなんですか!」
「監督生さん、卵胞刺激ホルモンというものをご存じですか?」
「え……わかんないです……」
 急に難しい単語が出て来て面食らう。ジェイド先輩は涼しい顔で説明を続けた。
「ヒトの体で作られるホルモンの内の一種で、卵胞の発育を促進する作用があるんです。この薬はそれをベースに作られた、排卵促進剤なんです♡」
「……え?」
「ちなみに男性に打つと精子形成が促進されます。男性にとっては精力剤のようなものですね。人魚と人間では、自然妊娠はほぼ不可能に近いですが、これを打てば僕たちは……」

 貴方を孕ます事が出来るんですよ♡

 耳元で囁かれた地獄のメッセージに、全身が凍り付く。
 つり上がった口角から見える鋭利な歯は、今にも私を囓って食らい尽くそうとしているように見えた。
「や、やだ」
「あはっ、逃がさねぇよ」
 思わずベッドから逃げだそうとした私の首輪の鎖を、フロイド先輩がグッと引っ張った。すぐさまベッドに引き戻された私は、胡座を搔いたフロイド先輩の膝の上に乗せられた。
 涙を浮かべて上を見上げると、残忍に笑うフロイド先輩の顔がそこにはあった。
「だめです……やだ、ゆるして……」
「何度も言っていますが、許すわけないでしょう? 勝手に、僕たちの所から逃げだそうとするのがいけないんです」
「悪い小エビちゃんには、体に覚え込まさねぇとダメだよね♡」
 二人に顔を覗き込まれ敗北を悟るけれど、今度ばかりは諦めてはならない。もう一度ベッドから脱出しようとするが、やはりすぐに鎖を引っ張られて引き戻された。
「も〜。いい加減諦めなって。逃げらんねぇって分かってんだろ?」
「でもっ、赤ちゃんできちゃうのはダメ、ぇっ!」
「大丈夫ですよ、ね? 僕たちが居ますから」
「そういう問題じゃない……っ、あ……っ!」
 もう一度二人の元から逃げだそうとするが、やっぱり駄目で。肩を掴まれ、四つん這いの体勢にされる。しきりに嫌だの駄目だの助けてだの叫ぶが全てスルーされ、バックでフロイド先輩のソレを突っ込まれた。
「ああッ♡ あぅ……やだ……ぬいてぇ……っ」
「やぁだ♡ 今日は小エビちゃんが孕むまでしよーね♡」
「やだ……やだぁ……っ♡ あ、ん、やめ、やめて……っ♡ ぃ、アッ♡」
「発情を促す薬も配合されてますから、すぐに興奮して気持よくなってきますよ。安心して下さい♡」
「やだやだぁ……っ、あ♡ ぁっ、あ、ん……っ♡ はぁっ、あ、ああッ!?♡♡」
 バックで突かれる体勢から、両腕を後ろに引っ張られ、上体を起こす姿勢となる。体勢を変えた瞬間いきなり快感が増して、目の前でスパークが弾けた。
「あ、ァ、ああ゛っ♡ な、なに、これ……ぇっ♡ ぁ、あ、ああ゛ッ♡ や、ぁ、ぁッ♡」
「ロールスロイスという体位ですよ。Gスポットと子宮口を同時に攻めることができるので、女性が最も感じやすいだそうです♡ お気に召しましたか?♡」
「ひ、ァ、ああっ♡ ァ、〜〜〜〜あっ、あ゛あ゛ッ♡ あ、ぅ、はぁ……っ、ぁあ、あ゛あ゛ッ♡」
「超気に入ってんじゃん♡ 良かったァ♡」
「だめぇ……抜いてぇ……! おねがい、おねがいします、ぬいてください……っ!♡ ぬい、ああ゛あ゛ッ♡ だめっ♡ そこイイのぉっ♡ やべてぇっ♡」
「ああ……髪を振り乱して感じている姿、とても可愛らしいですよ……」
「ぁ、やだっ♡ みないでくだしゃいっ♡ ひ、ッ♡♡」
「見るに決まっているじゃないですか♡」
 ジェイド先輩はされるがままの私の正面を陣取り、ニヤニヤと性格悪そうにこちらの光景を眺めていた。
「ですが、フロイドが挿れていると僕が挿れられないのが残念ですね。今は無理ですが、近々後ろの穴を使えるようにしましょうね♡ 三人で仲良くえっちする日が楽しみですね♡」
「はっ、ぁッ、ああッ♡ おしり、やだっ、だめだもんっ♡ ぁん、ああッ、あ゛あ゛ッ♡♡」
「今日はしないので安心してください♡ いつかですよ、い・つ・か♡」
「い、いつかも、やだぁッ♡ ぁ、う、んぁ……ッ♡ はっ、ああッ……アッ♡♡ せんぱい、やべてくださいっ♡ ぬいてぇっ……♡♡ あかちゃん、できる……っ♡♡ だめなのぉ……っ♡♡」
 涙を流し、イヤイヤと首を振りながら再び懇願するが、聞き入れられることはなかった。それどころか更に奥までグッとそれを突っ込まれる。
「ああッ!?♡♡ あ゛、あ゛あ゛あ゛あ゛ッ♡♡ らめえっ♡♡♡ あかちゃん、できちゃうっ♡♡ ぬいてぇっ♡ おねがい、ぬいてぇっ♡♡ ぁ、だめぇ……っ♡ あっ♡ あ、ひ、あ゛あ゛あ゛ッ♡♡♡」
「あはっ♡ 小エビちゃんがんばれ〜♡」
「も、やべてぇっ!♡♡ あ、イクっ!!♡ イっちゃう、からぁっ!♡♡♡ だめぇっ♡♡ ぬいてぇっ♡♡ もっと、ァ、っ、やさしく、してぇっ♡♡」
「え〜? もっと酷くされてーのぉ? ドMでかわいーね♡ オラッ、望み通りもっと激しくしてやんよ!」
「ちがうぅっ♡♡ あ゛ッ!?♡♡ ちがっ、あ、ァ、あ゛あ゛あ゛ッ♡♡ ひ、ぁ、あ゛あ゛ッ♡♡」
「アー、ちょー締まる……♡ ギュッて締めんの上手いねぇ♡」
「あ゛っ、ん、ぁ、ア〜〜〜ッッ!! やっ、アッ、あ゛ッ♡♡♡ だめだめだめぇっ♡ そこ、激しくずぽずぽされたら、ぁっ、む゛り、ぃっ♡ ぁ、ん、ぎもぢいぃっ♡♡」
 ねっとりした腰使いでこちらを翻弄してきたジェイド先輩に対し、フロイド先輩はガツガツ腰を振って正常な思考を奪ってくる。
 真下から上にかけて、勢いよくGスポットと子宮口をガンガン抉られて、目の前がチカチカするほどの強烈な快楽に貫かれる。快感を逃がそうにも脚は挟まれて固定されているし、腕もがっしり掴まれていて動けないためどこにも逃げられない。意識が飛びそうなほどぐちゃぐちゃに犯されて、きっと不細工になっているであろう私の顔をジェイド先輩が恍惚の表情でそっと撫でた。
「ああ……蕩けきっているその顔、本当に可愛いです……ん……ちゅ……」
「は、む……んんっ♡♡ ぁ、はっ、んぅ……♡♡」
 後ろから絶え間なく突かれながら深くキスをされる。口内をしつこく舐め回されながら時折舌をぢゅっ♡と吸われて、上も下も犯される感覚が気持よくて堪らない。同時に二人と深く繋がっているんだと思うと幸せ過ぎて、頭がクラクラする。胸の奥がじゅわ、と熱くなる。
「ん、んぅ……♡ ちゅ……♡」
「む、ん……っ♡♡ ……っ!?♡ あ、ぁ……ッ♡ じぇいどせんぱっ、どこさわってぇ……っ!?♡」
「おや? 分かりませんか? 監督生さんのクリトリスですよ♡」
「あうっ♡ ァ、や、らめっ♡ そこ一緒にさわっちゃ、おかしくなるっ♡」
「ふふ、大丈夫ですよ♡ もっと気持よくなりましょうね♡」
「ひ、ぁ……あ゛〜〜〜〜ッ!! やぁぁああ゛あ゛ッッ♡♡ きもち、よすぎてむりぃっ♡♡ はっ、ぁ、だすげてっ♡ ほんとにぃっ、こわれるっ♡ あ゛っ、ぉ、あ゛ぁあッ♡♡」
「あ゛〜〜〜……ほんと小エビちゃんかわい……っ♡ 誰にも見せたくねー……♡」
「ひッ、ぅ、ああ゛あ゛ッ♡♡ ぎもちいぃ、のぉっ♡ もっとくだしゃいっ♡♡ もっと、おまんこずこずこしてぇっ♡」
「ああ、お可哀想に。監督生さん、飛びましたね」
「きゃうっ♡ あ、ぁぁあ゛〜〜〜ッ♡♡ あっあっ、イイっ♡ ぎもぢいぃ♡ せんぱいのおっきいおちんちん、だいすきっ♡♡ ア、はぁ、もっと、もっとぉっ♡♡」
「んっ♡ はぁっ、昨日も途中からトんでたもんねぇ♡ ワケわかんなくなって、おかしくなった小エビちゃんも大好きだよ♡ 愛してる♡」
「あ、あ゛ッ♡♡ は、っ、あ゛あ゛あ゛ッ♡♡ あ、しぇんぱい……っ♡ あ゛、ぁッ♡」
「ん〜♡ どーしたの?」
「どうされました?」
「ひんっ♡ ぁ、あ、わたしのこと、ずっと、あいしてくださいますか……っ」
「ハァ〜? 当たり前じゃん。なんで疑ってんの?」
「当然です。ずっと愛してますよ」
「ん、あんっ……♡♡ は、ぁ、うれし、ぃ、です……♡♡」


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