Act-18 一夜華
祇園でも予約するのが大変という料亭で待ち受けて居たのは、巳恩の祖母にあたる天才舞妓・寿々乃を知る梨園の御意見番ともいわれる大御所2名とその次の世代を継ぐと云われる大物若手3名。
接客なれしている茉奈に佳乃、そして2人の姉さん芸妓ですら息を飲む、超豪華キャストオールスター並である。
「「「おこんばんわ〜」」」
と襖を開けて、巳恩あらため、すずのは絶句。
「お、おじ様、私、聞いてないわよ! こ、こんな豪華キャストのお客様だなんて」
「ははっ! 巳恩―…、と、今だけは舞妓・すずの、やったな。 すずのを驚かせとうてな、回りを巻き込んで口止めしといたんや」
「―… 諸星、手を貸して」
「は?」
「余りの面子に腰ぬけそう…」
「そうなのか?」
「お前は知らないから! 花道席や桟敷で見れるだけでもうっとりなのに、目の前にいるなんて信じられない。知っていたらもっと華やかな戦闘服を選んだのに」
「ははっ! 可愛い事をゆうてくれるな。」
「宗家から聞いていたけど、とても可愛い舞妓さん達ですね」
「全く。 寿々乃の孫が歌舞伎が大好きでスイスに留学中やゆうのは藤代さんから聞いてたがー… 瓜二つや。」
「寿々乃も歌舞伎総見は無論、月1日のお休みになる度に歌舞伎座に来てくれたんやで」
「ぇ? お祖母様が」
「舞妓は月に1日しかお休みがないのか?」
「正確には一寸違うわ。舞妓にはお給料が無いの。置屋の方で衣食住から習い事の費用まで面倒みるし、お使いとかでお姐さんたちからお小遣いという形で貰うのよ。それを溜めて好きなお菓子とか本とか買うの。 昔は携帯を持つのもNG。今は時と場合によっては持ち歩く場合もあるわ」
「そう、なのか」
「芸妓になると全て自分の裁量よ。家を借りるのもお客様を捕まえておくのも」
「ほぉー…」
「さぁさ、折角のスペシャルゲストや。賑やかにな」
「へぇ!」
「地方のお姐さんたちも呼んであります。 まずはご挨拶かわりに皆で舞を見て貰とええ。 その道の大家の人たちや。私と違う点から見て教えてくれるやろ」
「わ! お姐さんたちの舞が見れるの?」
「あほ! すずのも一緒に舞うんやで」
「は!?」
「舞妓やろうが!」
「ちょ、ちょっと待って! この方々に見せる舞なんて無理無理無理!!」
「昨夜と今日とみっちりとお稽古付けたやろ?」
「無理無理無理! 絶対無理! 恥の上塗り。おじ様の名前を落とすだけよ。佳乃ちゃんと真奈ちゃんと姉様芸妓さんたちの名前を穢してしまうわ」
日ごろの自信満々な顔はどこへやら。
ぶんぶんと首を横にふる巳恩。
「承知の上で頼んだんだ。 扇を落としても舞を間違えてもかまわない。 寿々乃の片鱗が見れればいい。お遊びとして見せてくれないか」
「―…ぅ」
「大丈夫! すずの、は舞妓じゃない。 これは夢や。朝にあったら消える夢。」
「夢」
「でも5人合わせたの1時間位でしょ? しかも練習用の浴衣でぶっつけ本番でこの服で?」
「間違うのが前提や」
がくりと首を落として黙り込む巳恩
「おじ様。もの笑いになっても責任は取りませんけど構いませんのね?」
「ええで。」
「ならばー…」
巳恩は大きく深呼吸をすると姿勢を改めてピタリと型にはまった礼をした。
「致し方ございません。 伝説と呼ばれた寿々乃と同じ舞なんて出来ませんが、一夜の夢。大御所様方への笑い話に 舞妓・すずのとして拙き舞をお見せ致します」
その言葉に顔を引き締めた佳乃と真奈、そして姉様芸妓もすっと控えて頭を下げる。
だが、本番に強いとはこの事なのか。
ど真ん中の中央で舞う姿は素人舞妓とは思えない愛らしさと艶やかさ。
リハーサルは工場で1時間程みっちりと扱かれただけ
諸星は本気を出した巳恩の代わりように言葉を無くす。
(この、子は。―… この切り替えの早さは。 俺はこのゲストがどれ程のクラスなのかは分からないが、鍛え抜かれた躰という事は着物の上からでもわかる。俺が射撃のプロなからこの人たちは踊り手のプロ。巳恩たちもプロだ。プロがプロに舞を見せる。どれ程のものなのか)
地方もプロなら芸舞妓も本領発揮する。
踊る方も観る方も本気だ。
酒に手を付ける事なく舞を見る目は歌舞伎役者としての目だ、と諸星は思った。
舞をおさめてキッチリと礼をし終わって少しの間をおいた後、大御所2人と若手3名が大きな拍手をした。
「いや、見事やった。5名で合わせたのが1時間だけとは思えない程の出来や。 寿々乃のも踊る時の顔はガラッと変わったが、ちっさいすずのも全く同じや。」
「藤代の宗家が自慢するだけの事がある。 お前たちも気張って稽古をせんと、14の子たちに負けるかもしれないぞ」
「はい。」
「すずの」
「はい」
「笑い話やない。もうすこし大きくなったら梨園に嫁いでほしい位や」
「本当に。寿々乃にはフラれたが、ちっこいすずのはまだフリー。 本気で養女に来て欲しい位の才能がある」
「ありがとうございます 大御所様方に褒められた事、後で寿々乃お祖母様に報告させて頂きます。 ですが。私の夢は父の後を継ぐ事です。 ご希望に添えぬ事、お赦し下さい」
「申し込んですぐ撃沈とは、本当に寿々乃のそっくりだな」
「ぇ?」
「―…有名なんですよ。 大御所方が祇園の寿々乃に連日モーションかけて片端から撃沈された話は」
若手の一人がくすりと笑って暴露する
「嫌な事を思い出させるが、私たちが撃沈したのは事実だしな。 ま、いい。 見事な舞を見せて貰った。ほら、皆にご祝儀や」
「ご祝儀?」
「もし、満足できる舞がみれたらと用意しといたんや。 十分すぎる舞をみせて貰った。ほら、5人ともおいで」
「歌舞伎の人からご祝儀なんて初めてやわ」
「うん。 てっきりもっと練習しろっていわれるとばかり」
「精進する事は大切や。芸事は常に練習やさかいな。 だが、今日の舞はホンマ良かった。 遠慮せんと頂くとええ」
藤代が笑顔を見せる。
「わ! 師匠からも褒められた!」
「ほら、すずの。 お小遣いを貰うが夢やったんやろ? 遠慮のう貰うとええで。」
「え?ええ? 私も?」
「ほらほら、すずのちゃん。先陣切ってもらいなはれ」
手を引くように大御所の前に連れ出される。
と、同時に硯が用意されており、おいでおいでと手招きされる
「ちょ? え?」
逆らう間もなく大御所二人に挟まれる
「すこーしじっとしててくれよ?」
簪の絵馬にサラサラと筆を走らせる二人。
「え? え?」
目をパチパチとさせる巳恩に諸星は喉の奥で笑う
「諸星? 何笑ってる、の!」
ひゅん!と扇が飛んでくるのを掴む諸星。
「すいません。ミス巳恩」
「へぇー… 凄い運動神経だ。すずのちゃんのコントロールも凄いけどこのお兄さんもすごいねぇ。何かスポーツを?」
「諸星の趣味は―…「ミス巳恩」」
諸星が慌てて止める。
「すいません。分を弁えず失礼しました」
「彼の趣味はね、躰を動かすスポーツ全般。運動神経は筋金入り。 ―… 歌舞伎総見に行ってないのにサインなんて夢みたい。」
「なる程ね。 彼も本気で舞をしたら2年位で舞台に立てそうだ」
「申し訳ありません。自分はミス巳恩の護衛と荷物持ちが今回の仕事なので」
「それは、残念」
巳恩は絵馬に書かれたサインに見とれている
「な、春佳ちゃん。 巳恩ちゃ―… じゃない、すずのちゃん、すっごい可愛い顔してるで」
「ほんまや。めっちゃ可愛い」
「し、仕方ないじゃない! も、これは絹を敷き詰めた桐の箱に入れて、セキュリティ対策付きの防弾ガラスの箪笥とかに飾って永久保存にしなきゃだわ」
「それこそ汗顔の至りだな。」
「私達はまだまださ。 先代のようになってこそ永久保存だろうからな。」
「ならば、それに相応しくお互いに精進という事か」
「全くだ」
すずのの言葉に顔を見合わせる大御所二人。
「さて、今度はこちらの番だな」
「今から歌舞伎のミニ舞台をみせてあげよう」
「え!!」
「来年の春の演目の一つや。」
ごくん、と息を飲む巳恩
前もって打ち合わせてあったのか、地方のお姐さんたちが隣の部屋に続く襖を開けると屏風が立ってある。
「あ! 『義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)』の背景に似てる」
「―… 叶わんなぁ。 こうも簡単にバレたら面白くない」
「だから、もっと凝った演目にせぇというたのに。」
「余興だ余興。仕掛けはしてない。 ただのワンシーンと3分位の踊りだけだ」
「素敵すぎる」
大御所ふたりの台詞と舞。
そして置屋ならではゲームには、郷に入っては郷に従えとばかりに諸星も加わった。
時はあっという間に流れる
普通は2時間程度だが藤代が手を回したのか、夜中過ぎまで賑やかさは続いた。
「そうそう! 舞妓たちに土産があるで」
「土産?」
「少々早いと思ったんだが、すずのは、またスイスに戻ると聞いてな。」
大御所の台詞に女将が心得顔で大きな福玉を4つと小さな福玉を沢山持ってくる。
「福玉?」
「特別誂えのサイズや。すずのに二つ。佳乃と真奈に一つづつ。」
「わぁ! おおきに」
「すずのちゃんのお蔭で一足早う福玉貰った!」
「僕らからもあるよ。御大のように大きいのは買ってないけどね」
「―… 福玉が一杯! 見て見て諸星! ちゃんと東京まで持って帰れるかしら?」
「さぁー…って ミス巳恩まさか、俺が」
「勿論、諸星が持って帰るのよ。」
「はぁー…」
一刀両断に言われて、諸星は溜息を付く。
(まぁ。 この子のはじけるような笑顔をみれたからいいとすべきなんだろうが)
大の男が福玉を7つも8つも。
しかも特大サイズが2つに7寸が4つに6寸が3個
愛用のシボレーを持ってこさせて荷台の上に乗せたいが割ったら雷が落ちるだろう。
「一つは志保にあげよ。 福玉は知って手ももらった事はないからきっと驚くわ」
「志保?」
「志保は留学先で出会った友達なの。 今は日本にいるわ。 薬学の専門家で博士号を持っているの。 留学先でもパートナーとして色々研究した位仲良しよ。 医学には薬の臨床試験は必須だから。」
「そうか。」
置屋が呼んだ深夜タクシーが2台
それぞれ違う宿屋をキープしているというので同じ宿屋同士で乗り込んだ。
「すずの」
「はい」
「ええ、舞やった。有間先生は良い後継ぎを持ったな」
「ありがとうございます。」
大御所の褒め言葉に#巳恩は#顔を引き締める
「私が無くなったお父様のレベルになるのはまだまだ時が掛かります。 でも、御大たちに何かあったら、私、全力で治せる医師を探します。研究所の伝手とコネをフルに使ってでも」
「頑張りなさい。お前達もええな? この子が女医としてデビューしたら、この子を主治医にするといい」
「はい」
「―… 御大たち?」
「あれだけの舞ができるなら、躰を任せてみてもいいだろう。JRHの医師になら任せてもいい。」
「!!」
「舞の姿勢はプロだった。 一つの目標をずっと見つめて歩いてきた目や」
「―… いずれ有間医師を凌ぐ技術をもつかもしれんしな」
巳恩は黙って頭を下げる
「シンデレラの魔法はもう溶けた。一夜の舞妓はもう居ないが、寿々乃の夢を見せてもらった。 藤代の招待を受けて良かったよ」
「おおきに。」
「ほな、お気を付けて。あ、タクシー代はこちらで持たせてもらいますさかい、ご心配なく」
女将が丁寧に頭を下げる。
巳恩たちも習って、女将より一歩下がって丁寧に頭を下げた。
そして 車が見えなくなると巳恩は大きな溜息を付いて諸星に凭れかかった
「は〜〜〜〜 疲れた」
「おいおい。 さっきまでの威勢はどこへ」
「海の藻屑で。蜻蛉のように消えさったわ。」
「だが、良かったじゃないか?」
「何が」
「憧れの歌舞伎俳優、だったんだろ」
「憧れどころが天上人よ。お座敷は基本、写真厳禁だから心のシャッターよね。」
「そうか。 俺は舞は素人だからなんとも言えないが、ミス巳恩の舞は見事だったと思う。昨日今日の練習とは思えない程だった」
「ありがと。 でもあまり記憶がないのよ。 躰が動いていたって感じなの」
「そうか」
諸星はつっかからずに答える巳恩の言葉に頬を緩めた
「まぁ、1日限りとはいえよぉ務めたな。」
「もぉ沢山。舞妓なんてなるもんじゃないわ。教授の手術に立ち会って病理学のデータを見てた方が数段らく」
「ウチラも緊張したぇ」
「うそばっか。 舞妓として有名人なれしてる癖に」
「確かに有名人のお座敷に呼ばれる事もありますけどな、ここまでの豪華なお座敷なんて初めてやったし」
「巳恩ちゃんが平気な顔してるのに負けられないし」
「なぁ?」
「も、いい。熱いお風呂に入って寝たい」
「せやろうなぁ。 車を呼ぼか」
「ん… でも 福玉壊れるから歩く」
「そうか」
「芸妓のお姐さんたちは。こんな時間に女性の一人歩きは危険だろう」
「ウチラは同じマンション暮らしどすから、タクシーの相乗りをします。ご心配なく」
「佳乃と真奈は僕が置屋に送りりますよ」
タイミングよく着流しの青年が姿を見せる
「恭介兄さん」
「終わる頃に連絡を、と頼んでおいたんだ。お座敷が12時までだと冬はもう寒いし、慣れた道でも暗いからね」
「おおきに恭介兄はん。 予定よりオーバーしてるからお女将さんにどう説明しようかと」
「心配いらないよ。 華豆にはとうに連絡してある。僕が迎に行っておくるからって」
佳乃の茉奈は顔を見合わせてほっと息を付く。
「巳恩ちゃん」
店の女将が声をかける。
「なに?」
「舞妓は家に帰るまでが仕事やで。 疲れたのは分かるけどな。甘えるのはもう一寸我慢しいや」
「はい。」
巳恩は頷くと預けてあった福玉を持った。
ポクポクと、足音をたてて小さな欠伸をする巳恩の両手にはお土産にもらった特別誂えの8寸の大玉が2個と7寸を3個と6寸の福玉を4個。
「う〜〜。 早く脱ぎたい。重い」
「ミス巳恩 福玉は自分が持ちますから転ばないで下さいよ」
「あ。御大から貰った福玉! 割ったら大変」
はた、と正気に戻る巳恩
「何が入っているんだろうね? 特大サイズなんて久しぶりに見るよ」
「せやな。あまり作る職人さんもいないし」
「そうなのか?」
「最近は随分と扱う店が少なくなって。それこそ寿々乃姉さんの頃はもう帰り路は両手に福玉みたいに帰ってきたというが年末でもないのに凄いね、巳恩は」
「うん。お座敷でお小遣いなんて初めてよ。」
「それはね、お小遣いなんかじゃなくて、舞妓すずのへのちゃんとした報酬だよ。お給料のようなもの。 だから、黒澤さんや藤代から貰うお小遣いじゃない。」
「―… うん」
「まぁ、お座敷を計画した時はまさかこんなに福玉がでるとは思って無かったけどね」
恭介が笑う。
福玉を振ら下げながらきゃっきゃと笑いあって夜道を歩く舞妓が3人と大人が1人。
藤代と諸星はその後を従者のように付いていく。
「諸星はん」
藤代が立ち止まって声をかける。
「はい?」
「巳恩を、頼むな」
藤代が頭を下げる
「ぇ!」
「兄はんが巳恩を見る目は、護衛対象者としてやないやろ?」
「ー…藤代、さん」
「巳恩の身に何が起こっておるのか、知りとうない。 だが祇園におると様々な情報が入ってくるんや。 厳はんが残した子を、寿々乃姉はんが残した孫が危険に巻き込まれるような事だけはさせとうない」
「藤代…さん。貴方は」
「巳恩を、守ってやってほしい」
諸星は目を見開く
「頭を上げて下さい。 巳恩はとても敏い子です。それは、気づかれたら蜻蛉のように消えてしまう」
「―… せやったな。 私は―… 厳はんにこの命を助けられてから、ずっと、何かあったら全てー… 恭介に後を譲る事にしてあるさかい、 恭介も知っている事や。祇園は、あの子が祇園にいる時は、祇園があの子を護るさかいな」
「祇園が」
「祇園はな、昔からの歴史で外からの人間はよう受け入れまへん。引っ越してきてもな、京の町が受け入れるまでには時間がかかる。けど、あの子と黒澤はんは別や。」
「黒澤氏?」
「黒澤はんは巳恩をとても可愛がってくれている。 それはもう知っておるやろう?」
「それはもう。ミス巳恩の、あの黒澤氏の彼女立候補の爆弾宣言を聴きましたから」
「それもな、巳恩は本気や。 黒澤はんが初めて藤代の家にきたのは、厳はんの1回忌の後で、遅くなったが、と遺骨で作ったアンクオン・メモリアルダイヤを持ってきた時やった。」
「―… そう、でしたか」
「その時、巳恩にはもう子供らしい雰囲気が無くなっていた。PCでデータを読んで、うちらには分からない難しい本を読む」
「そう、ですね。 昨日も車の中で難しそうな医学の本を読んでました」
「子供らしい事、には興味がないらしくてな。だから、ウチラはここに居る時は絶対に小難しい勉強はさせへん。 舞や稽古ごとで気を紛らさせ。伊勢や奈良に連れていくんや。」
「そう、だったんですか。」
「勉強が悪いとはいわんがな。」
「俺は―… いえ、これは独り言です。 ー…… 俺は、確かに巳恩を知っている、それは、有間医師の無くなった奥方が、俺の知り合いと縁戚にあったからだ。 俺の知り合いはその女性を慕っていた。その人が残した子を護ると、その子が生まれた時に約束をした」
「せやったか…」
藤代は黙って頷いた。
「俺の、知り合いの話、です」
「承知した。今の会話は夢の事や。 それでええんやな?」
「勿論です。 貴方、だから俺は話した」
諸星は黙って一礼すると小さくなってしまった4名の後を追う様に足を速めた。
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