「ん、信介……もっかい……」
「っ……」
スルッと首に回された天音の細い腕に、ドキッとした。
肌が触れた瞬間、さっきまで静かやった鼓動がまた一気に早まる。
自然と密着する身体。柔らかくてあったかくて……そりゃあ、俺の下半身は嫌でも正直になるのが分かってしもた。
初めて交わした天音とのキスは、思ってた以上に甘くて、あったかくて、ただ触れ合っただけやのに、心までとろけそうになるくらい良かった。
そんなん、こんな可愛くおねだりされて、断れるやつおったら逆にどうかしてるやろな。
俺はそっと顔を寄せて、もう一度天音に優しくキスを落とした。
すると、にっこりと満足そうに笑う天音。
ほんまに……同じ人間とは思えんくらい可愛い。
「……あかん、好きすぎるわ。」
ついそう呟きながら、天音の細い腰に手を回して、そっと抱き寄せる。
軽く持ち上げると、そのままそっとベッドに組み敷いた。
上から見下ろした天音は、やっぱり夢みたいやった。
おまけに下着だけの姿はどこか神々しくて……
「ほんまに女神様なんちゃうか」って、また思ってまう。
「そ、そんな……見んといて…っ」
恥ずかしそうに腕で身体を隠そうとしてるけど、天音の華奢な腕じゃその豊満な胸は到底隠しきれへん。
むしろ、そんな仕草のほうが逆に……目のやり場に困る。
思わず生唾ごくりと飲み込む。
「……天音、20秒だけ待っててくれ。」
そう言って、そっと天音の上から身を引き、俺は勢いよく階段を駆け下りた。
リビングに置いてたバッグから、例の物――昨日準備したやつを取り出して、優しく握りしめる。
戻る道すがら、顔が火照ってるのが自分でもわかる。
なんやろな、ドキドキと嬉しさと、ちょっとの怖さもあって、全部がぐちゃぐちゃや。
部屋に戻った俺を、天音は少し首を傾げて見てたけど――手に持ってたモンに気づいた瞬間、顔をぽっと真っ赤に染めた。
ギシッとベッドの軋む音すら、いまの俺には妙に色っぽく聞こえる。
そのまま本能に突き動かされるように、もう一度天音を組み敷いて、唇を深く重ねた。
とろけるような感触と、時折もれるちっちゃな甘い声に、脳まで痺れそうになる。
呼吸が触れ合う距離で、そっと囁いた。
「……可愛いな、ほんま。」
まっすぐに気持ちを伝えたら、天音は恥ずかしそうに身をよじって、顔をそっと横に逸らした。
その動きにつられて露わになった白いうなじに、俺は迷いもなく、唇を重ねた。
「っ……ぁ……!」
驚いたように天音が小さく声を漏らす。けど、その口元はすぐに手で塞がれてしまった。
それが、なんや…ちょっと寂しくて。
俺はそっとその手を取って、自分の指に絡めた。
「……声、聞かせてほしい。」
「や……っ、恥ずかしいよ……」
その声すら甘くて、胸がぎゅっと締めつけられる。
「そんなこと言うてたら、これからもっと恥ずかしゅうて、死んでまうで?」
ふわっと笑いながら囁けば、天音は顔を真っ赤にしながらも、俺の手をぎゅっと握り返してくれた。
天音の体に上からキスを落としていく。
本当に傷一つない真っ白で綺麗な体や。
俺と違って筋肉の硬さがなく、どこも柔らかい。
けど…やっぱここが一番柔らかいっちゅうか…
もっかい、触れてええやろか……?
一度通り過ぎた柔らかな膨らみに、もういっぺんそっとキスを落とす。
「んんっ……。」
その小さな声が、鼓膜にじんわり染み込んでくる。
…あかん、かわいすぎて、頭おかしなりそうや。
「天音、外してもええか?」
コクコクと、小さくうなずくその仕草が、なんとも愛おしかった。
……とはいえ、「外す」っちゅうても、どうすればええんか正直ようわからん。
けど、母さんと姉ちゃんがおる家で育った以上、女性下着を見たことない訳やないから、まったく知らんわけでもない。
確か、後ろにホックがあるんよな?
……あぁ、これやな。
天音の背に回した手が、なんとかホックを見つけて、そっと外した。
ぎゅっとされていた胸が解放され、下着と胸の間がパカっと隙間を作った。
俺は躊躇なく、その下着を上に押しやり、天音の胸を露わにした。
あかん。これはもう……芸術やろ、ほんまに。
俺も男やから、そりゃまぁ、そういうビデオとか見ることもある。
そこに出てくる女優さんらは、みんな綺麗な体してて、映像の中ではそれが当たり前みたいやけど——
現実はそう簡単なもんやないって、どっかで分かってたつもりや。
けどな、天音の体はビデオで見る女優さんらより、ずっと綺麗やった。
既にピンっと立ち上がっている胸の中心に、そっと指をそわせる。
「んんっ!」
ほぼ同時に天音の体が跳ね、感度が良いな。と俺は嬉しくなった。
生理的に涙が滲んでるんか、潤んだ瞳で不安げにこっちを見上げてくる天音。
その顔があんまりにも愛おしすぎて、俺はそっとキスを落として、優しく頭を撫でた。
「……ちゃんと、優しくする。せやから……我慢せんといて。声、聞かせてな?」
ぽつりとそう囁いた言葉に、天音は顔を真っ赤にしながら、こくんと小さく頷いた。
俺は満足げに笑うと、再度胸への愛撫を再開した。