present



15


「ん、信介……もっかい……」

「っ……」


スルッと首に回された天音の細い腕に、ドキッとした。
肌が触れた瞬間、さっきまで静かやった鼓動がまた一気に早まる。


自然と密着する身体。柔らかくてあったかくて……そりゃあ、俺の下半身は嫌でも正直になるのが分かってしもた。


初めて交わした天音とのキスは、思ってた以上に甘くて、あったかくて、ただ触れ合っただけやのに、心までとろけそうになるくらい良かった。

そんなん、こんな可愛くおねだりされて、断れるやつおったら逆にどうかしてるやろな。



俺はそっと顔を寄せて、もう一度天音に優しくキスを落とした。

すると、にっこりと満足そうに笑う天音。

ほんまに……同じ人間とは思えんくらい可愛い。


「……あかん、好きすぎるわ。」


ついそう呟きながら、天音の細い腰に手を回して、そっと抱き寄せる。
軽く持ち上げると、そのままそっとベッドに組み敷いた。


上から見下ろした天音は、やっぱり夢みたいやった。


おまけに下着だけの姿はどこか神々しくて……
「ほんまに女神様なんちゃうか」って、また思ってまう。






「そ、そんな……見んといて…っ」


恥ずかしそうに腕で身体を隠そうとしてるけど、天音の華奢な腕じゃその豊満な胸は到底隠しきれへん。
むしろ、そんな仕草のほうが逆に……目のやり場に困る。



思わず生唾ごくりと飲み込む。



「……天音、20秒だけ待っててくれ。」


そう言って、そっと天音の上から身を引き、俺は勢いよく階段を駆け下りた。

リビングに置いてたバッグから、例の物――昨日準備したやつを取り出して、優しく握りしめる。

戻る道すがら、顔が火照ってるのが自分でもわかる。

なんやろな、ドキドキと嬉しさと、ちょっとの怖さもあって、全部がぐちゃぐちゃや。





部屋に戻った俺を、天音は少し首を傾げて見てたけど――手に持ってたモンに気づいた瞬間、顔をぽっと真っ赤に染めた。


ギシッとベッドの軋む音すら、いまの俺には妙に色っぽく聞こえる。

そのまま本能に突き動かされるように、もう一度天音を組み敷いて、唇を深く重ねた。

とろけるような感触と、時折もれるちっちゃな甘い声に、脳まで痺れそうになる。



呼吸が触れ合う距離で、そっと囁いた。


「……可愛いな、ほんま。」


まっすぐに気持ちを伝えたら、天音は恥ずかしそうに身をよじって、顔をそっと横に逸らした。
その動きにつられて露わになった白いうなじに、俺は迷いもなく、唇を重ねた。


「っ……ぁ……!」

驚いたように天音が小さく声を漏らす。けど、その口元はすぐに手で塞がれてしまった。
それが、なんや…ちょっと寂しくて。

俺はそっとその手を取って、自分の指に絡めた。


「……声、聞かせてほしい。」

「や……っ、恥ずかしいよ……」


その声すら甘くて、胸がぎゅっと締めつけられる。


「そんなこと言うてたら、これからもっと恥ずかしゅうて、死んでまうで?」


ふわっと笑いながら囁けば、天音は顔を真っ赤にしながらも、俺の手をぎゅっと握り返してくれた。




天音の体に上からキスを落としていく。


本当に傷一つない真っ白で綺麗な体や。
俺と違って筋肉の硬さがなく、どこも柔らかい。


けど…やっぱここが一番柔らかいっちゅうか…

もっかい、触れてええやろか……?


一度通り過ぎた柔らかな膨らみに、もういっぺんそっとキスを落とす。



「んんっ……。」


その小さな声が、鼓膜にじんわり染み込んでくる。

…あかん、かわいすぎて、頭おかしなりそうや。



「天音、外してもええか?」


コクコクと、小さくうなずくその仕草が、なんとも愛おしかった。


……とはいえ、「外す」っちゅうても、どうすればええんか正直ようわからん。
けど、母さんと姉ちゃんがおる家で育った以上、女性下着を見たことない訳やないから、まったく知らんわけでもない。


確か、後ろにホックがあるんよな?





……あぁ、これやな。




天音の背に回した手が、なんとかホックを見つけて、そっと外した。
ぎゅっとされていた胸が解放され、下着と胸の間がパカっと隙間を作った。



俺は躊躇なく、その下着を上に押しやり、天音の胸を露わにした。





あかん。これはもう……芸術やろ、ほんまに。


俺も男やから、そりゃまぁ、そういうビデオとか見ることもある。
そこに出てくる女優さんらは、みんな綺麗な体してて、映像の中ではそれが当たり前みたいやけど——
現実はそう簡単なもんやないって、どっかで分かってたつもりや。


けどな、天音の体はビデオで見る女優さんらより、ずっと綺麗やった。



既にピンっと立ち上がっている胸の中心に、そっと指をそわせる。


「んんっ!」


ほぼ同時に天音の体が跳ね、感度が良いな。と俺は嬉しくなった。



生理的に涙が滲んでるんか、潤んだ瞳で不安げにこっちを見上げてくる天音。
その顔があんまりにも愛おしすぎて、俺はそっとキスを落として、優しく頭を撫でた。


「……ちゃんと、優しくする。せやから……我慢せんといて。声、聞かせてな?」


ぽつりとそう囁いた言葉に、天音は顔を真っ赤にしながら、こくんと小さく頷いた。

俺は満足げに笑うと、再度胸への愛撫を再開した。










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