- アイク君&アラン -
≫支援C
アイク「お、あそこにいるのは」
アラン「サバサバ?マドモアゼル。どうだい、俺と一緒に……」
マドモアゼルA「行きません!」
アラン「ノンノン、そう言わず……あー!逃げられちまったぜ」
アイク「よお!アデル!」
アラン「彼女も俺がイケメンすぎてお茶を躊躇ったんだな……。全く、俺のイケメンさは罪深いな……」
アイク「おーい!アデル!無視するなんて酷いだろー!」
アラン「あぁ?俺に話しかけてんのか。悪いが俺は野郎とお茶に行く趣味はないからな。ちゅーか、誰だよアデルって」
アイク「え?お前アデルじゃなかったっけ」
アラン「はぁ……。人の名前を間違えるなんて失礼な奴だぜ。俺はアラン!イケメンウィザードだ!覚えとけ」
アイク「悪りぃ悪りぃ。俺と同じ『ア』から始まるから覚えにくいんだよな!」
アラン「開き直った?!」
アイク「俺、ポジティブと人の名前を間違えるのが取り柄だから!」
アラン「ドヤ顔で言うなし。お前あれだろ、リディアの苗字も覚えてないらしいな」
アイク「リディアな。リディアとは焼き肉に通う仲だから苗字だって覚えてるぞ。リディアのフルネームは『リディア・パーリーナィ』だ!」
アラン「全然違うじゃねーか!ちゅーか、何だよそのMH5(魔法(マジ)でハジける5秒前)みたいな苗字!」
アイク「え?違うか?リディアってMH5みたいな雰囲気あるし」
アラン「あのリディアとは言えマドモアゼルの名前を間違えるなど男の風上にもおけねーぜ!ちゅーか、お前ら友だちだろ?!」
アイク「まーまー、俺とリディアはそういうのも含めて友だちなんだよ。俺もリディアのギャグのあまりの寒さに風邪をひいたことあるしな!」
アラン「それはご愁傷様です」
≫支援B
アイク「よぉ!えぇ……と、ア……ア……?」
アラン「魔法(マジ)かよ!!魔法(マジ)かよ!!『ア』しか出てこないのかよ!!そりゃねーぜアイクぅ!!」
アイク「ははは、ごめんって!俺、自慢じやねーけど俺と同じ『ア』で始まるやつでフルネームを言えるのはアイーシャしかいねー!」
アラン「頼むから俺の名前を覚えてくれ!ポジティブで無敵でイケメンな俺でも流石にヘコむ!」
アイク「わりーわりー!アイーシャのことは大事だからな、名前だって覚えたぜ」
アラン「さり気無く惚気てんじゃねーぞ」
アイク「もうこの際『アさん』って呼んでいいか?」
アラン「何だそのイケメンウィザードにあるまじき名前は。その理論だとうちのアデリーヌは『アちゃん』になるぞ」
アイク「そう!アさんのとこのアラリーヌといつも名前がごっちゃになるんだよなー!」
アラン「アデリーヌだぞアデリーヌ」
アイク「そっかそっか、うっかり間違えちまったぜハハハ」
アラン「うっかりってもんじゃねぇ。どこの世界にアラリーヌなんて名前のマドモアゼルがいるんだよ」
アイク「え?もしかしたらいるかもしれねーじゃん」
アラン「いやありえねーし。さてはアイク、見習い時代に真面目に勉強しなかったな?」
アイク「すげぇ!よく分かったな!俺、自慢じゃねーけど筆記の成績は酷かった!」
アラン「だろーな。絶対そうだと思ったぜ」
アイク「アさんだってどうせ見習い時代は女のケツばっか追いかけて真面目に勉強しなかった系だろ?」
アラン「ばっきゃろー!学を修めずにウィザードなんてできるわけねーだろぉ。俺はマドモアゼルにモテたい一心で必死に勉強したぜ。まぁ武器の扱いはからっきしだったから師匠にも苦笑いされたけどな。ちなみに得意分野はぶっつり学とむっつり学だぜ」
アイク「すげー!武器をまともに扱えずによくあのイザヤール師匠の弟子になれたな!しかも物理学が得意なのに戦闘で物理できねーのか!」
アラン「魔法(マジ)で痛いとこついてくんな」
≫支援A
アラン「よぉアイク!サバサバ?」
アイク「お、アイーシャとは順調だぜ!この間2人でシルフのありがたい説教を聞かされたんだが、アイーシャと一緒だとシルフのありがたい説教も魔法(マジ)でありがたく思え」
アラン「サバとは聞いたが惚気話はいらねー!何気に俺の口癖使ってるところにフレンドリーさを感じるけど、惚気話はいらねー!」
アイク「まぁまぁそう言わずに、俺の話を聞いてくれよ!俺も誰かにこの幸せな気持ちを聞いてほしいんだ!」
アラン「お前友だちいっぱいいるだろ!俺じゃなくて他のやつに話せ!リディアとかそういう話好きじゃん」
アイク「だってよー、リディアに惚気ても冷やかされるから話すどころじゃねーんだよな。その点、アさんは冷やかしの心配がねーから安心して話したいだけ話せる!よ!イケメンウィザードは聞き上手!」
アラン「褒めても何もでねーし惚気話も言わせねーぞ」
アイク「言わせねーって言われても俺は語るぞ!アさんに聞いてほしい話が沢山あるんだ!この間偶然にもアイーシャが猫と睨めっこしていてそれがとっても可愛かった……っておい!俺の話を無視して小難しそうな物理学の本を読むのはやめてくれ!」
アラン「魔法(マジ)で惚気話は間に合ってるんで。俺はシュレディンガーの猫について考えるのに忙しいんだよ」
アイク「シュレディンガーの猫?あ、そうそう、その時の猫が丁度その本に描いてある猫みたいなやつだった」
アラン「ふーん……。そうだ、アイクにもシュレディンガーの猫について教えてやるよ」
アイク「え?!本当か!!アさん、なんやかんやでいいやつだな!!」
アラン「これ聞いたらアイーシャのとこにでも行って会話のタネにでもしとけ。その後の報告はいらねーからな!」
アイク「ホウレンソーは大切って言うしな!アさんが俺のために教えてくれた知識でアイーシャとの親睦をさらに深める!」
アラン「はぁ……。なんかアイクと話してると、不思議とアさんって呼ばれるのも悪くない気がしてくるんだよな」
アイク「だろ!名前間違えるのは俺のアイデンティティってことで!同じイザヤール師匠の弟子として、これからもよろしくな。アさん!」
---------------
うちの子で一番コミュ力高い系男子のアさんと冬生さん宅で一番コミュ力高い系男子のアイク君との支援会話でした!
私が普段アランのことをネタでアさん呼びしていますが、そういえばアランのことをアさん呼びする子がいないことを思い出して、アイク君ならアランの名前を『ア』までしか覚えられなくて開き直って『アさん』呼びしそう、という話をオフ会でしたことがきっかけで出来た支援会話です。
アイク君の惚気話はアさんよりも某応援し隊の方々に需要がありそうですが、某隊に惚気るともれなく冷やかしのオプションがついてきますので((
もっとコミュ力の高さが溢れる会話にしたかったのですが、私のコミュ力ではこれが限界でした←
でも書いていて楽しかったです!