- アル君&アリス -
デメリット。の水坂さん宅アルテミス君に友情出演していただいてます。


支援C>>

アリス(勢い余って知らない世界に来ちまったけど、ここどこだ?オマケに魔物に腕食べられそうになったし。あー、でっかい牙が刺さってんの。取る時絶対痛いよなー)

アルテミス「ちょ、おい!?どこのどいつか知らないけど、そこのお前、大丈夫か!?」

アリス「(そこのお前ってあたしのことだよな……)。お前こそ誰」

アルテミス「俺はアルテミス・カレスティア。って、名乗ってる場合じゃねぇ!お前、早く手当しねぇと……。呪文使う前にまずは腕に刺さってるそいつを……」

アリス「いいって。こんなの、ポイッて抜いたら一発だよ」

アルテミス「うわ……。痛々しい……。お前、よく躊躇いもなく抜いたな。って、あれ?怪我は……?」

アリス「お前じゃない。あたしはアリス・ハーリー。このくらいの怪我、すぐ治るって」

アルテミス「いや、素人目で見てもさっきの怪我は完全回復魔法ベホマが必要なくらい重症だったぞ……?抜いた瞬間、回復魔法を唱えたってわけでもねーし」

アリス「まぁまぁ細かいことは気にすんなって」

アルテミス「細かいことじゃねーだろそれ。怪我は治ってるみたいだが、なんか顔色悪そうだな。少し歩けばセントシュタインだし、そこにリッカの宿屋ってとこがあるから、案内してやる」

アリス「あー、あたし美白系美少女だから、顔色悪く見えるのかもな。これ、いつもの事デフォルトだから気にすんな。まぁ、一応心配してくれたお礼は言っておく。ありがと」

アルテミス「普通、自分で美少女を自称するか?お前、随分とポジティブじゃん。あれ……(こんなところに迷える魂が。あとで話を聞きに行ってやるか)」

アリス「何?お前もしかしてこいつか見えるの?」

アルテミス「は?!まさか、お前も……」

アリス「ふーん。見えるなら喋ってもいいか。あたし、こう見えても死体アンデッドなんだよ。生き返った時に傷の治りが超早くなるっていう特異点オプションつけられてさぁ。さっきのはそういうこと」

アルテミス「何だって……。うわぁ、なんかめっちゃカッコイイ設定だな!」

アリス「あ、お前もしかして厨二病患者わかるやつだろ!」



支援B>>

アリス「やぁ、アルテミス・カレスティア。遊びに来てやったぞ」

アルテミス「やぁ、アリス・ハーリー。お前、よくこっちに来てるけど、そんなに暇なのか?お前あれだろ、友だちいないだろ」

アリス「失礼だな!アルより友だちいるから。アルの方こそ、いかにも友だちいなさそうだよな。そんなシルバーアクセ付けまくってて近寄るやついないだろ」

アルテミス「失礼なやつだな。アリスより友だちいるから。それと、この銀に輝く装飾シルバーアクセはお洒落だから」

アリス「なぁ、アル。お前今日暇?」

アルテミス「あぁ、一応フリーだが。なんか用か?」

アリス「ここ来る前に討伐依頼クエストの貼り紙見たんだよ。商品を運ぶ馬車を襲う魔物がいるんだとよ」

アルテミス「ああ、俺たちでその魔物を倒すってことだな?」

アリス「そう。報酬たんまりもらえるってよ」

アルテミス「いいぜ。付き合ってやる」

アリス「よし、決まりだな。あたしとアルで魔物モンスターをやっつけるぞ」

アルテミス「決め台詞、欲しいよな」

アリス「は?」

アルテミス「決め台詞だよ決め台詞。いざ魔物モンスターにトドメを刺すって時に決め台詞あった方がいいだろ」

アリス「確かに無言で倒したら魔物モンスターにも失礼だな……」

アルテミス「決め台詞、どんなのがいい?パッと思いついたのだと、『さぁ、審判の時間ジャッジメントだ』とか」

アリス「あー、いいねそれ!採用」

アルテミス「決まりだな。さっそく依頼主クライアントのところに話聞きに行くか」


≫支援A

アリス「そっか、アルはそっちの道を選ぶんだな」

アルテミス「止めてくれるなよアリス」

アリス「分かってる、分かってるよ……。あたしはお前にかける言葉を持っていない」

アルテミス「なぁアリス」

アリス「なんだよ」

アルテミス「お前はこの世界をどう思ってるか?好き?嫌い?」

アリス「いきなりなんつー質問してんだ。まぁそうだな。クソだよクソ。どうしようもなくクソ。きたねーもんで溢れかえってるし、あたしの生前なんてクソの塊だよ。……でも、嫌いじゃない」

アルテミス「そうか。嫌いじゃないか」

アリス「お前はどうなんだよ」

アルテミス「嫌いだ、大嫌いだこんな世界。本当は守るべき価値もないと思ってる。……でも、この世界はまだ続くべきだと思ってる。だから、消えるのは」

アリス「アル……」

アルテミス「最後にお前と話せて良かったよ。もう何も心残りはない」

アリス「そうか。じゃあ、またな」

アルテミス「……。いつかまた、同じ世界で巡り会えるといいな、俺たち。今度は……」

アリス「……。アル……。あたしはお前を止められない、止める権利なんてない。……でも、友だちだったんだ。寂しいよ、アル……」



アリス「こんな感じでどうだ??」

アルテミス「なかなかにいい結末じゃねーか。最近流行りだから気になってたが、テーブルトークも楽しいな」

アリス「だよな。世界観に合わせてあたしらの好きなように演じられるの、楽しい〜!」

アルテミス「やっぱこういうのは価値観合うやつとやってこそ、楽しめるな」

アリス「ほんとそれだよ。そうそう、この間本屋で新しいルルブ買ったんだ。次は滅びた世界でゾンビとして旅をするんだ」

アルテミス「おー。面白そうじゃねーか。そうだな、次は『呪われた左眼』を持った≪禁断に触れし青年≫の設定でやってみるか」

アリス「うひょー!いいぞいいぞ!アルとはうまい酒が飲めそうだ」

アルテミス「お前お酒飲めないだろ」

アリス「アルだって強くないだろ」

アルテミス「ははは」

アリス「あはは」



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アル君とアリスの支援会話でした!
この2人の支援会話はいかに厨二な要素を盛り込むかに全てを注いだので←

支援Aの前半部分は2人でテーブルトークをしている設定です。世界を救った代わりに大切なものを失ってしまったアル君が最後にアリスと会話する……というシチュエーションです。2人が好きそうな設定です。