メンタルゴリラな部下C


同じ3徹目のよしみで聞いて下さい、風見さん。

この前、我らが尊敬する上司であらせられる降谷氏がご出勤された時の事なんですけどね?

あれ?この切り口、前にも言ったことがあるような…まぁ、いいや(3徹目)。

で、降谷さんがいつもの如くあの完璧なルックスと羨まけしからん程の長い御御足で爽快と廊下を歩いているところに運悪く、出くわしたんですよ私。

『なんか朝からイヤだなぁ〜怖いなぁ〜』って春先なのに夏の稲川◯二ばりに不穏な空気を感じながらも、大人として社会人としてそんな内心(稲◯淳二を押し隠して)笑顔で挨拶したんです。


『降谷さん、お早う御座います。今日も素敵なルックスと完璧なプロポーションですね。流石、土台が違いますね!土台が!!』


って、ちょっとボディビルの掛け声風に挨拶したら、目で追えない速さで私の印堂(眉間の真ん中にあるツボ)を的確に突いてきたですよ、あのサイボーグ降谷。

上司の心を少しでも和ませようとした可愛い部下の心遣いの返礼が刺突って…ホント降谷さんって頭良い筈なのに時々行動が脳筋ですよね?

まぁ、私はそんなゴリラな降谷さんも好きなので多少乱暴に扱われても広い心で許せるんですけど(ハート)

それにツボ押され(突かれ)た後、何気に身体が軽くなりましたし!


でも、額を押さえて廊下に蹲った可憐な私を放置して行った事にはちょっと腹が立ったのでオフィスに戻った後、降谷さんのデスクの上に折り紙で作ったゴリラを置いといたんです。

その後オフィスに来た降谷さんがどんな反応するか観察してたんですけど、チラッとゴリラ(折り紙)を見たかと思ったら何事もなかったかのように仕事に取り掛かり始めまして…『流石、あの歳で伊達に修羅場を潜ってきてはいないな…』と、改めて惚れ直しましたよ私。

けどやっぱり、やられっぱなしは嫌だったのか…我等が負けず嫌いなラブリーフェイス降谷はそのままじゃ終わらなかった。


その日の昼食を終えて私がコーヒー片手にオフィスに戻ると、デスクには山のように聳える書類の山。

そしてその山頂には折り鶴がーーその胴体から足を生やし、堂々たるガニ股姿で起立していたんです。


その姿を見た瞬間、盛大にコーヒーを噴出した私に一体何の非があるんでしょう?

いや、ホント。

あんなん見たら、日本国民の大半は噴き出さずにはいられませんって。

なので、

あの時コーヒーを噴出した先に、下ろし立てのスーツを着た風見さんが居たのも不運な事故だったと言うことでーーいい加減、機嫌直して下さいよ風見さん?


2018/3/1
2018/5/3改稿