ポアロの常連客A
こんにちは、安室さん。今日も顔が良いですね。
いらっしゃいませ。
今日も開口一番、お褒めの言葉を頂き恐縮です。
普通の店員ならここで少なからず動揺するのに…やっぱり安室さんは安室さんですね。
あ、ブレンド一つお願いします。
それは褒められていると受け取っていいんでしょうか?
はい、ブレンドコーヒーお一つですね。
少々お待ち下さい。
八割方褒めてます。
(…小腹も空いたけど、今ダイエット中だしなー)
残りの二割が気になりますが…まぁ、正直コミュニケーションには自信がありますね。
元から人と話すのは好きなので。でなければ喫茶店で働いていませんよ。
あーまぁ、そうでしょうねぇ。
現代社会でコミュニケーション能力ほど求められるモノはありませんしね。
やはり人間、他人のためにも自分のためにも正直が一番ですよ。
はい、お待たせしました。
ブレンドコーヒーとハムサンドです。
わーい!…って、ハムサンドは頼んでませんけど?
あれ?そうでしたか?
すみません、僕の聞き間違いだったみたいで。
(え、嘘…もしかしてさっき、心の声漏れてた?)
下げるのもアレなので…貴女がもし良ければ、食べて下さいませんか?
勿論、それは僕の奢りということで(ニッコリ)
よ、喜んで〜っ!
(え、そんな悪いですよ)
台詞が逆になってますよ?(ニッコリ)
ぅう…、笑顔が眩しいっ!
有り難く、いただきます。(グッバイ、ダイエット)
はい、どうぞ。召し上がれ。
2018/3/4
2018/5/3改稿