これの設定
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キャスギルとオジマンのあのズボンの開いてる隙間に手を突っ込みたくなるよねー!
「ならねーよ(頭)大丈夫かお前」
と、そんなことを槍ニキに言ったら呆れ顔でそう返された。
「大体、そんなことわざわざ俺んとこに来て聞く方が間違ってるだろ」
「いやーメディカルチェックの帰りにランサーを見かけたからさ!だって長い付き合いだろ俺たち」
「理由になってねーよ」
「いやーほら、なんていうか、開いてる隙間に手を突っ込みたくなんない?」
「なんない」
ばさりとそう返された。うーんそうか。俺だけなのか…とランサーの長い青い髪を弄る。いつも思うがクー・フーリンの髪は本当にきれいだ。ランサーのもキャスターのもプロトのも。色もきれいだしキューティクルもすごい。どんな手入れをしているのか。
ぼんやり考えていたら不意にランサーがこちらを向いた。手からするりと髪の束が落ちる。
「マスター、あんたがスキンシップ好きなのは別にいいけどよ、あんまりやりすぎんなよ」
あんたは少しスキンシップ過多だぜ、とランサー、もといクー・フーリンの言葉にう、と声を詰まらせる。
「う、だってなあ…」
だって今までは俺がスマホの画面を何回もポチポチ叩いてのコミュニケーション(しかも一方通行)だったのだ、まあゲームなので当たり前だが。それが今では何の因果かこうしてカルデアに来てからリアルに相手のことを五感で感じることができるし、言葉のキャッチボールもできてコミュニケーションしてる感が半端ないので俺としては嬉しいことこの上なさすぎて鯖を触りたくなっちゃうんだよな…。触るといってもセクハラにならないように、勿論節度を持ってだ。気をつけているつもりだったのだが、彼らが嫌だと言うならもう少し気をつけなきゃな…。
「…ランサーは?俺に触られたりするの、嫌?」
「はあ?」
素っ頓狂な声をあげて俺を見たランサーは、何でそこで俺に話が飛ぶんだという表情だった。
「…嫌ってわけじゃ、ねーけど」
ぽつりと、少し時間をおいてそう返された言葉にほっとする。
「よかった」
ふ、と微笑ってランサーを見る。朱を注いだような真っ赤な瞳が俺を捉えた。やっぱりイケメンだなあこいつと、そうして見つめ合って数秒。不意にランサーが俺から顔を逸らした。
「…やっぱりダメだ」
「えっなんで」
俺今なにもしてないよね?!触ってないよね?!ランサー見つめてただけだよね?!
「っあーもう、あんたがそうやってスキンシップしまくるからもしかしたらーって誤解する輩が出てくるじゃねえか!」
「もしかしたらって何?!」
「うるせえこの鈍感マスターが!少しは察しろ!そして自重しろ!!」
「理不尽!」
なんか怒られた。
20170503