「(うわあああ)」


俺は今、猛烈にドキドキしている。

「…おーい、なにボーッとしてんの」
「はっ……」

目の前にはヒラヒラと俺の前で手を振る仙道さん。
「……(また顔が熱くなった)」

…正確に言うと、お風呂上がりで半裸で、髪を後ろに流している(ここ重要)仙道さんだ。


要するに、

すごく、エロいってことだ。


「(だっておかしいだろいつもはハリネズミみたいな髪型してるくせに風呂上がりは後ろに流すってどんなスキルだよエロいしいつもの10倍かっこよくみえるしいや仙道さんはいつもかっこいいけどさ自分でかっこつけてるから!…あれ、自分でなに言ってんのか分かんなくなってきた)」

「…なまえー」

「あっ……」

仙道さんの俺を呼ぶ声と共に、頬を軽く叩かれる感触。

…いかん、テンションがおかしくなりすぎてなにがなんだか分からなくなってる

「(落ち着け俺…平常心平常心)」

「大丈夫?顔赤いけど」

「だ、いじょうぶ、です(てめーのせいだとは言えまい…)」

そう言ってから、ふと、目が合った。

「………」

「………。」

目の前は、ニコニコと笑う仙道さん。

「…………」


俺には分かる。

「…てめー確信犯か!!」


(ははは)
(はははじゃないですよちょっ近付かないでくださいホント)
(ひどいなあ、人を変質者みたいに)
(服着ろ!せめて早く上半身隠してください!もっ、エロいから!)
(本当に顔真っ赤だよ、なまえ)
(てめーのせいだよ!)