ぱっと思い浮かんだワンシーンとか
logには載りません 不定期更新

死穢八斎會組長の次女A

「──壊理ッ!!!」
「っ誰だ!?」
「八斎會の残党か!?」
「2人に近寄らせるな!!」
「壊理、壊理、よく聞いて。その人を"戻して"はだめ。落ち着いて、心を鎮めて…っ」

"個性"が暴走してる…!このままじゃ"加速"が追いつかない!
いけない。このままでは、また、義兄さんのようになってしまう──それだけは、させたくない!

「っハァ、ハァ、ハァ…止ま、った……?」
「イレイザーヘッドが止めた!」
「女を捕獲しろ!」
「いっ…!」

壊理、ごめんね。私はもうあなたの傍にいてあげられない。でも、大丈夫だよね。
これからはヒーローがちゃんとあなたを守ってくれる。もうなにも怖くないからね。

「お前も八斎會の構成員か?女はリストに載っていなかったが…」
「…関西弁の人と赤髪の子供のヒーローの居場所を知っています。彼らの保護をお願いします」

「…あ、スマンなぁわざわざ助け呼んで来てもらって…ってなんであんたが手錠されとんねん!?」
「いやまあ普通に考えて怪しいでしょ私」
「そりゃなにも言わんかったら怪しいけど!正直に言うたらええやんか…。おい、その人の手錠外したれ」
「え、でもファットガム…」
「たしかに八斎會のモンやけど敵対の意思はない。この通り烈怒頼雄斗や俺の治療もしてくれとる。何より、その人壊理ちゃんの叔母はんやで」
「えっ!?」
「オバハン言うのやめてくれます?ちょっと傷つくんで」
「ご、ごめんて…」

2018/10/04 MHA

死穢八斎會組長の次女@

「乱波!?あんたがここに来るなんて珍し…って、なにその怪我!」
「殺し合いだよ殺し合い!再試合するから治してくれ!」
「はあ?なに言って…え、ちょっと待って乱波。その後ろの人たちってもしかして…」
「なんや、嬢ちゃんも八斎會のモンか?」
「…やっぱヒーローじゃん…乱波、若頭に怒られるよ」
「知らん!俺はこいつらが気に入った!治してもう一度戦う」
「治すって言っても3人分完治はさすがに無理よ…。まあいいか、傍観してる私がなにか言えるわけじゃないし。まあとりあえず座ってよ。応急処置くらいはしてあげる。あんたたちもさ」
「治してくれるのか!良い治療班だ」
「…あんたは…ほかの構成員とはえらい雰囲気ちゃうけど、ほんまに八斎會の人間なんか?」
「…残念ながらイエス、だよ。私は死穢八斎會組長の次女、つまりあんたたちの目標としてる壊理の叔母。長女が思い切って家出てっちゃったもんだから、出るにも出られず治崎の言いなりになってる可哀想なオヒメサマってわけ。でもま、ヒーロー様には極道モンの成り行きなんて関係ないでしょ?」
「そりゃそうやけど…明らかに悪意がないモンはさすがに俺らでも対処できひんよ」
「…なに?じゃあ今ここでその傷口に毒でも塗りつければ捕獲されるわけ?」
「そないなことせんやろ、君」
「……、なんか調子狂うわ、あんた」
「イヒヒッ」

「…私はただ、あの子を助けてほしいだけなの」
「壊理ちゃんを?」
「治崎には誰も逆らえない。組長の実の娘であっても、若頭の冠をつけたあいつに逆らうほどの力は…私にはない」

──ごめんね…。

「あいつのふざけた実験から血の繋がった姪を救うことすらできない。逆らって私が"消され"でもしたら、あの子は一体誰を頼ればいい?」

──おかあさん、わたしのこときらいになったのかなぁ。

「助けてよヒーロー。私たちから、あの子を救って」

「…なにも心配することあらへん。あの子はきっと助ける。その為に、みんな力を尽くしてるんやからな」

2018/10/04 MHA

最新号のWJちら見しました

「随分C組の子に肩入れしてるじゃないですか、相澤先輩」
「…あいつには見込みがある。それだけのことだ」
「自分と同じ武器まで渡しちゃって。彼、目立つタイプでもなさそうだし、目指すは先輩と同じアンダーグラウンドヒーローってとこですかね」
「どうだかな。いずれ進む道は自分で決めるさ。俺たち教師が生徒にできるのは可能性の提示…そうだろ?」
「……まあ、そうですけど」
「…何が不満だ。はっきり言え」
「……べっつにー。不満なんてありませんよ。ちょっと面白くないだけです」
「はあ?」
「…今まで先輩が生徒の誰か1人に目を掛けるなんてことなかったから。ちょっと羨ましいなーって思っただけですー!」
「……お前がそれを言うのか?」
「だって…」
「俺が目をかけたから今お前はここにいるんだろうが」
「…………、」
「忘れるなよ。お前は俺が見込んだヒーローだ」
「…1コしか違わないくせに、偉そう。むかつく」
「"先輩"だからな。敬え後輩」
「くそ…負けた…」

2018/09/16 MHA

You're my hero.

また、助けられた。
「…相澤くんは、私のヒーローだね」
「…言ってろ」
「ふふ、ありがと。来てくれるって信じてた」
「……普通科のくせに、無茶しやがって」
「ヒーロー志望じゃなくても、見過ごすことなんてできなかったよ」
「…そうだな。お前はそんなやつだ」

2018/09/16 MHA

相澤先生が大好きな女の子A

「お前らの頑張りは俺たちが必ず見てる。俺が見込んだ卵どもだ。そう簡単に諦めんなよ」
「…っ」
ずるいなぁ。全然近寄らせてもくれないくせに。教師として全うするんだ。私がまた好きになることを知って。
「…先生」
「…知ってる」
「え、うそ。じゃあ両思いってことですか?!」
「昨日の抜き打ちテストの結果、酷かったそうじゃねえか。今日放課後補習すっから帰んじゃねえぞ」
「そっちかー!でも先生と2人っきりなら私…」
「そんなお前に吉報だ。なんと上鳴と芦田も補習組だ」
「んーーーそこは2人っきりってとこー!!!」

2018/09/16 MHA
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