【24】強い味方



戦況は、正直言って悪い。
イヅル君はずっと結界を張り続けてくれている。

私は同時に4人を治療していて、命の危機は何とか免れたけど…外の危機的状況は変わるどころか悪くなる一方。
あぁ…同時に4人はきつい…。でも、どうにか皆を再起させなければ…。


バキン…ギゴオ…
オオオオオオオオオオ


「!?…なに…?…っ!!イヅル君!!ごめんなさい、あとは頼みます!!」
「え!?遊さん!?」


京楽隊長に何か起きた。隊長の異常を感じてイヅル君にその場を託して結界から飛び出した。
隊長は強い。わかってる。でも、万が一何かあったらと思って常に霊圧を探知して様子を見てた。


「隊長!!」
「……」


横たわる隊長のそばに駆け寄った。藍染達の霊圧が背中に突き刺さり、皆の霊圧に恐怖を感じる。

どうしよう…卍解を使う…?いや、今私が卍解を使ったところで勝てる気がしない…。
どうしたらいいの…真子さん…


「待てや。久し振りやなァ、藍染。」


「!!…真子さん…」


「久し振りのご対面や。十三隊ん中にアイサツしときたい相手がおる奴いてるか?」
「いてへん!」


ジャリ…ッ

「…遊」
「リサ…ちゃん…」
「……」
「そんで、あんたはいつまで死んだフリしてんねん!!」
「うっ!!」


ズドンとリサちゃんに踏みつけられた隊長は、100年振りの再会だというのにやはりおちゃらけて本音を言うからさらに蹴りをくらっていた。


「そこで寝とき!!あたしがどんだけ強くなったか見したるわ!」
「リサちゃん。…元気そうで良かった。」
「…アホ!」


リサちゃんは、なんであんたがその人の下におるんか後でしっかり説明してもらうでとだけ言い残して立ち去った。


「リサちゃんらしいね。」
「隊長、治療いたします。」
「いや、僕よりも浮竹を頼むよ。」
「かしこまりました。どうかご無理だけはなさらないで下さい。」


瓦礫の上に横たわる浮竹隊長を見つけて治療を始めた。
強い味方がいる。それだけで心は軽くなった。


―昔から変わらない。

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