今日に限って…。
優良にどういうことかと最初にメッセージを送ったのは、朝のHR後の休み時間の話。
その後も休み時間の度にメッセージを送り続けているのだが、全く反応がない。
他にも電話やメールなど様々な連絡ツールを使用してみたが、結果は同じだった。
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「ありがとう(*^ ^*)*」17:50
【 5/♪♪(木) 】
08:43「どういうことだ、優良」
「読んだら電話してくれ
08:48 聞きたいことがある 」
09:46「返事をしろ」
10:48「スマホを見てないのか?」
11:49「優良」
12:47「昼休みだろ」
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一向に既読の文字が表示されない画面を見つめながら、溜め息が零れる。
このまま待ってても埒が明かない。
…これは会いに行ってしまった方が早いかもしれないな。
昼休みはまだ始まったばかりだ。
今から行けば、昼休みの間に行って戻って……戻ってこれる、はず。
…お弁当は後で必ず食べるとして、今は一刻も早く優良に会いたい。
規則として、本校舎の生徒が旧校舎へ立ち入ることは禁止されているが、そんなこと、今は関係ない。
それを理由にE組へ落とされたとしても、優良がいるのならそれでもいいと思った。
足早に教室を出れば、タイミング悪く教師に呼び止められてしまった。
なんでも、生徒会関連の資料制作を手伝ってほしいとかなんとか。
(チッ…こんな時に…)
よりによって何故僕なんだと思っていたら、瀬尾達にも手伝うよう声をかけていた。
……、仕方がない。
苛立ちを隠しながら笑顔で了承した。
結局、昼休みは雑用を押し付けられて終わってしまった。
まだお弁当を食べていないことを告げれば簡単に解放されたことを考えると、本当に雑用だったのだろう。
…今日やる必要性はあったのか、あれは。
明らかに妨害された気がしてならないのだが。
時計を確認して、再び溜め息をつく。
これではお弁当をゆっくり味わって食べる時間もない。
優良に会えなかったことも相まって、苛立ちが増す。
スマホを確認したが、やはり返事は無い。
はっきり言って連絡ツールとして機能しているのか疑問であるが、一応追加でメッセージを送った。
長く感じる授業がやっと終わりを告げ、急いで帰り支度を済ませる。
優良に今から迎えに行くと一言送って教室を出ようとしたら「学秀君」と志貴に止められた。
「…なんの用だ」
不機嫌オーラを全面に出しながら返事をしたのだが、全く動じることなく「いや、何の用って、今日生徒会の日だろ」と蓮達の方を指しながら言った。
(……)
そうだった。
今朝、優良にもそう言って、先に帰るよう言っておいたはずだ。
今日に限って…。
何故、こうもタイミング悪く重なるのか。
もはや優良が見てくれるかどうかすら怪しい所だが、さっきのメッセージを訂正するように文を追加しておいた。
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09:46「返事をしろ」
10:48「スマホを見てないのか?」
11:49「優良」
12:47「昼休みだろ」
13:33「まだ見てないのか?」
14:38「もう6時間目だぞ」
15:39「今から迎えに行く」
「生徒会の仕事だった
15:43 家に帰ったら聞くからな」
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