たまにはいいのかな。

夕食を終えて、お風呂に入るため女子みんなで浴場にやって来たんだけど…。


「メグ、先に行ってるね…!」

「あ、うん」


脱衣所で服を脱いでいると、矢田さんが少し慌てて浴場へと消えていった。
それに疑問を持つ間もなく中村さんの「あ〜、残念」という呟きを拾って、悟った。
…残念と言っても言葉だけで、次の瞬間にはターゲットが矢田さんから他の人へと移っていたけど。
呆れて溜め息が出る。


「やっぱり大きいねぇ〜」


中村さんの卑しい視線の先にはのんびり脱衣中の優良ちゃん。
次の標的にされたことにも気付いていない無防備な彼女を放って置くわけにもいかず「優良ちゃん」と声をかけた。


「??はい、ひゃ…!?」


でも、遅かったみたい…。
背後へ注意を促す前に胸をむぎゅりとされた優良ちゃんはびっくりして固まってしまった。


「うんうん、触り心地も良好ー」

「…!!」


優良ちゃんの胸を弄りながら「大きいし、形も綺麗だし…」と声にする中村さんに、一体何を評価してるの…!!と思わずにはいられない。


「中村さん!!」


中村さんを優良ちゃんから引き離し「大丈夫?」と尋ねれば、優良ちゃんは顔を真っ赤に染めながらもこくりと頷いた。
「すこしびっくりしただけです…」と尻すぼみに返ってきた言葉に、優良ちゃんの頭をぽんぽん撫でる。
…ついでに中村さんに視線を向ければ、悪びれた様子もなく浴場へ入って行った。


「…もう」


湯船に浸かりながらそう呟けば、隣にいた原さんが苦笑いする。
あの後も被害は多数、私自身もそうだし先に入っていた矢田さんも結局触られていた。
そして今も湯船に浸かりながら、とても賑やか。

「揉ませろ〜」と優良ちゃんを追いかけ回してる中村さんにストップをかけようとして、止まる。
楽しそうに笑っている優良ちゃんを見て、その必要はない気がしたから。

たまには、賑やかに過ごすのもいいのかな。



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CrystalpalacE