最近、優良と一緒に過ごすことが減った気がして。
優良の気に入っているお店のケーキを調達し、優良の部屋を訪れた。

ケーキを渡しながら「悪戯させて」と言えば、優良はケーキと僕を交互に見つめた後、困った表情をした。
そんな優良の頭を撫でながらお茶の準備をしようと誘えば、少し考える素振りを見せてから、小さくこくりと頷いてくれた。

優良と一緒にキッチンまでやってきてお皿やティーカップを用意する。
部屋へ戻ってから、ケーキをお皿に乗せ、紅茶をティーカップに注げば、お茶の準備は完了。
優良の隣に腰をかけて、ケーキを一口だけ口に含んだ。


(…甘いな)


でも、優良は喜んでくれるだろう。
「美味しいよ」と声をかければ、優良は恐る恐るケーキを口へと運んだ。


「!…おいしい」


優良は幸せそうに笑って、もう一口ケーキを口に含んだ。
そんな優良を見つめて「じゃあ、悪戯だね」と微笑めば、優良は目をぱちくりさせた。


「え…、え…!」


戸惑っている優良からケーキの乗ったお皿を取り上げ、フォークも抜き取りテーブルへと置く。
そのまま、押し倒すようにソファーへ二人一緒に沈んだ。
「ま、まって…!」と慌てて止めようとする優良に「受け取っただろ?」と耳元で囁けば、優良は驚いた表情のまま固まってしまった。


「え、え…、だって…」


何かを言おうとする優良を咎めるように耳を甘噛みすれば、ぴくりと肩を揺らして大人しくなった。
優良の耳から首筋へゆっくりと舌を這わせ、そのまま首筋へと吸い付いた。


「っ…」

「……ちゅっ」


同じ場所を執拗に舐めたり吸ったりを繰り返して、印が色濃く残るようにする。
離れていても僕のものだと分かるように。

どれくらいか経って、優良の首筋から唇を離せば赤い痕が確認できた。
それに満足して優良から顔を離せば、思っていた以上にはっきりと主張する赤い印に頬が緩む。
優良の白い肌に映える赤色を撫でながら、優良の名前を呼んだ。

これなら、しばらくは消えないだろう。



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CrystalpalacE