6時のお茶会。
当たり前のように、お茶会の席に着くカルマ君を見て、顔が引きつる。
え、座っちゃうの…!?
優良ちゃんはとても嬉しそうだけど、両隣が「早く出ていけ」と言わんばかりに睨んでるよ…!
カルマ君が座ったことで、優良ちゃんは立ったままの僕を見る。
座らないのかな…?と寂しそうに窺ってくる姿に促されて、席に着いてしまった。
優良ちゃんに勧められるまま、林檎のタルトを口に運ぶ。
…うん、美味しい。
美味しいんだけど…、視線が痛い。
隣で苺のショートケーキに手を伸ばしたカルマ君にこっそり声をかけた。
(…僕達、殺せんせーを追いかけてなかったけ?)
「途中で見失っちゃったからさ」
「ここで待ち伏せでもしようと思って」とカルマ君は良い笑顔で僕に言った。
…確かに、殺せんせー、甘い物好きだし。
鼻ないのに鼻いいし。
ここを訪れる可能性は高いように思うけど、ここで待ち伏せはちょっと…。
そんなことを思いながら視線を優良ちゃんの方へと戻す途中、理事長が優良ちゃんのティーカップに何かを入れているのが一瞬映った気がした。
(…?)
見間違いだろうか。
でも、白い角砂糖のようなものが見えた気が…あ、お砂糖か。
そんなことを考えていると、優良ちゃんがティーカップに口付けた。
(!!)
だけど、優良ちゃんに変わった様子はなかった。
やっぱり見間違いか、ただの砂糖だったのだろう。
…そもそも、あの理事長に限って、優良ちゃんに毒を盛るわけがないか。
(…)
僕達にはやりそうだと思って、身震いした。
…まあ、夢の中だし、盛られても死ぬことはないよね、うん。
物騒な思考を遮るために、美味しいよと優良ちゃんにお勧めされた林檎のタルトを再び口に含んだ。
…うん、美味しい。
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CrystalpalacE