いよいよ明後日から地区予選が始まる。都大会に進めるのは優勝、準優勝の2チームだけ、気合いいれていくぞ〜!!!


***

地区予選→都大会→関東、そして全国
1年に1回きりの全国大会への道を目指し、各校の選手が集結した。

「青春学園中等部レギュラー8名受付をお願いします」
受付でオーダーを登録しに行った手塚部長達


「青学だ」

「青学…くそっ、強そうだなぁ」

「キャー手塚さん」



「なんだ!?あのチビ」

「どうみても1年じゃねぇか!?」

「余裕だね、青学は…」


「おい、青学にマネージャーいるじゃねぇか!?」

「へぇ、中々かわいいな…」
越前が噂されていれば、次は私の話題に移ったようだ。私ってばかわいいから!本当困っちゃうなぁ〜!



「ええっ、手塚部長玉林戦出ないんですか?温存してるんっスかね」

「さっき受付に登録したオーダーだよ」
考え事をしていれば、いつの間にやらオーダーの話になっていた

「越前と桃がダブルス!?」

『……え?結局ダブルスになったんですか!?』
さっき竜崎先生に話してるの見かけたけど……結局そうなったんだ。

「ああ、2人の希望だそうだ、竜崎先生も直前まで悩んでたんたげどね」

「どういう風のふきまわしだい?」
本当だよ、一体越前と桃城先輩は何を考えてるんだの…


***

「─シングル1 青学不二、玉林鈴木─以上 5試合中3勝した方が勝ち進めます」

「なおこの試合は青学が緒戦のため決着がつても5試合全て行います。試合は1セットマッチ」



「あのチグハグコンビがダブルスだとよ!?1勝は確実じゃないか!」

「手塚も温存してミスったな青学」

「「第1シードの青学を消してやる!」」
相手チーム、完全に越前達のことなめてるよね。


「悪く思うなよ、手塚…無理させるわけにはいかんのでな…」

「…わかりました」

「それよりもあやつらの方が心配ぁ、さて…」

『本当ですよ!ぜったいやらかす気がします!』
手塚部長と竜崎先生の側で話しかければ「ほれ、試合が始まるから静かにしな」と、先生に言われてしまった。


「第1試合ダブルス2前へ!青学桃城、越前ペア、玉林泉、布川ペア」


「お前らが天下の青学だったとはなぁ、いろんな意味でビックリだ」

「いやぁラッキーかな」

「ユカイだぜ!!シングルスならお前らの方に分があったのにな」


「だろうね」
越前が相手チームの話を同意する。相手チームと越前の会話からしてこの人達と知り合いなのかもしれない

「でもさぁ、相手の土俵でたたきのめした方がユカイだからね!」

「お前ら…!そのためにダブルスへ!?」

「ホッとしたぜ思い通りに対戦できて」
桃城先輩が相手チームに喋りかけた瞬間に確定した、この人達相手チームと知り合いだよね?それに試合やったの??

「1日、2日でマスターした気でいるのなら…ダブルスはそんな簡単じゃないってことを教えてやるよ!」

「どうかな?俺たちの天才的にのみこみ早いぜ、よし越前!阿吽戦法いくぞ!」

「ウイース」
阿吽戦法!?何だろう??

―青学テニス部全国大会に向けて始動!!















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しらたまぷりん