いよいよ明後日から地区予選が始まる。都大会に進めるのは優勝、準優勝の2チームだけ、気合いいれていくぞ〜!!!
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地区予選→都大会→関東、そして全国
1年に1回きりの全国大会への道を目指し、各校の選手が集結した。
「青春学園中等部レギュラー8名受付をお願いします」
受付でオーダーを登録しに行った手塚部長達
「青学だ」
「青学…くそっ、強そうだなぁ」
「キャー手塚さん」
「なんだ!?あのチビ」
「どうみても1年じゃねぇか!?」
「余裕だね、青学は…」
「おい、青学にマネージャーいるじゃねぇか!?」
「へぇ、中々かわいいな…」
越前が噂されていれば、次は私の話題に移ったようだ。私ってばかわいいから!本当困っちゃうなぁ〜!
「ええっ、手塚部長玉林戦出ないんですか?温存してるんっスかね」
「さっき受付に登録したオーダーだよ」
考え事をしていれば、いつの間にやらオーダーの話になっていた
「越前と桃がダブルス!?」
『……え?結局ダブルスになったんですか!?』
さっき竜崎先生に話してるの見かけたけど……結局そうなったんだ。
「ああ、2人の希望だそうだ、竜崎先生も直前まで悩んでたんたげどね」
「どういう風のふきまわしだい?」
本当だよ、一体越前と桃城先輩は何を考えてるんだの…
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「─シングル1 青学不二、玉林鈴木─以上 5試合中3勝した方が勝ち進めます」
「なおこの試合は青学が緒戦のため決着がつても5試合全て行います。試合は1セットマッチ」
「あのチグハグコンビがダブルスだとよ!?1勝は確実じゃないか!」
「手塚も温存してミスったな青学」
「「第1シードの青学を消してやる!」」
相手チーム、完全に越前達のことなめてるよね。
「悪く思うなよ、手塚…無理させるわけにはいかんのでな…」
「…わかりました」
「それよりもあやつらの方が心配ぁ、さて…」
『本当ですよ!ぜったいやらかす気がします!』
手塚部長と竜崎先生の側で話しかければ「ほれ、試合が始まるから静かにしな」と、先生に言われてしまった。
「第1試合ダブルス2前へ!青学桃城、越前ペア、玉林泉、布川ペア」
「お前らが天下の青学だったとはなぁ、いろんな意味でビックリだ」
「いやぁラッキーかな」
「ユカイだぜ!!シングルスならお前らの方に分があったのにな」
「だろうね」
越前が相手チームの話を同意する。相手チームと越前の会話からしてこの人達と知り合いなのかもしれない
「でもさぁ、相手の土俵でたたきのめした方がユカイだからね!」
「お前ら…!そのためにダブルスへ!?」
「ホッとしたぜ思い通りに対戦できて」
桃城先輩が相手チームに喋りかけた瞬間に確定した、この人達相手チームと知り合いだよね?それに試合やったの??
「1日、2日でマスターした気でいるのなら…ダブルスはそんな簡単じゃないってことを教えてやるよ!」
「どうかな?俺たちの天才的にのみこみ早いぜ、よし越前!阿吽戦法いくぞ!」
「ウイース」
阿吽戦法!?何だろう??
―青学テニス部全国大会に向けて始動!!