2016/09/17
まばゆい、はがゆい、こそばゆい - 雷
きらきら、きらきら。
笑う彼女は柄にもない例えをするが、光のようだ。
何をするにしても、この上ない幸せというように笑う。
きらきら。
どす黒い感情をぶつけて、その顔が歪むところを見てみたい。
そう思って、誘拐したのはいつのことだったろうか。
「…良いですよ、私はそのために生かされたのでしょう?」
笑った。
聖母のような、顔をして。
もう2度と穢せない。
せめてお前が末長くこの世界にとどまれるように。
堕天。
羽をむしる。
地上にやさしく叩きおとすのだ。
ああ、それなのに。
「かみさま」
きらきら、うるさい。
眩しい。
柄にもなく。
どうしようもないな。