De5trucT 破壊ノ(つるぎ)ガ折レ欠ケル日


フッと彼の首から手を放した。

人間世界と同じく重力にしたがって彼のカラダが落ちてく。


その足が地に着き、崩れゆく前に抱き留めた。


自分の腕の中に納まる漆黒月ノ覇王(かれ)の首から上……。
温い温度の彼。

(オレには、まだ堕ちていないお前を失うことは……、お前を失うのはいやだ……)

濃いアッシュの髪が揺れる。
青い花の飾りが凛と()いた。



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