lo5T 孤独ノ中ノ冷タキ心



『確かに、オレはキミでもあり、キミはオレでもある。でもオレには所謂形とした武器がない』

「翼モ形ダ」

そう絶望(ゼノゥ)が語るが、覇王は哀しそうな笑みを一瞬してその翼を絶望(ゼノゥ)へよこした。

絶望(ゼノゥ)の体に漆黒の大きな翼が現れる…。
強い青い髪の彼に漆黒の翼、青味を帯びた刃の広い青い炎のような装飾のある剣。

『……』

「……」

翼からやって来る得体のしれない力に絶望(ゼノゥ)は歓喜する。
けれども一向に返事を返さない覇王本体に、手を伸ばしかける。

カラダは1つしかない。

彼も彼で俺も彼……。
彼の絶望から生まれた彼……。

所謂ココロが繋がっているという感覚だろうか? その感覚を頼りに手を伸ばしかける…。
カラダ1ツニ感情(ココロ)2ツ。

『……モウ、話ハ終ワリダ』

「……」

閉じた瞳が無理矢理こじ開けられるような感覚…。
――頑なにそれを拒む……、我がいた。



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