ch3:日常から非日常
あれから何日か経ったが織依は至って何も無い日々をすごしていた。

「おはよー」
「はよーっすハルミ」
「いや違うし!ハルカだし!何回目!?」
「…17回目?」
「答えんでよろしい!!」

もういいよそのボケは!と彼女渾身のつっこみが入った。

ハルカのつっこみはクラスで定着しつつある。
織依が「キャラ決まったね」というと「おかげさまでね!!」といやそうに言っていたことは記憶に新しい。


「そういえば昨日初めてマヨナカテレビなるものを観たのですよ」
「あ、そう」

みました報告をした織依にハルカはそっけない返事をしただけだった。
これは確実に拗ねている。本人には言わないが、そういうところが可愛いと思っている。


突然噂されるようになったマヨナカテレビ
織依が観たのは砂嵐の中に見覚えのある姿。

その姿は織依の従姉妹である雪子とそっくりであった。

なぜ彼女が映ったのかと考えるが何も思いつかない織依は、雪子に害が無いならいっか、と頬杖をつきながら窓の外をボケーッとしながら見ていた。

のが間違いだった

いきなり扉が勢い良く開き少女が乱入してきた。なんだなんだとクラスメイト達が注目する中、緑色のジャージを着た少女は織依の前に立つと勢い良く机を叩いた。
びっくりした織依はバランスを崩し、ガゴンと普通では出ないような鈍い音を響かせ机に頭突きをかました。

「織依!!」
「へいっ!て千枝か。」

額をさすりながら返事した織依。千枝と呼ばれた少女は焦っているようだった。

「何かあっ……」
「雪子に連絡つかないの!何か知らない!!」

と、織依の言葉にくい気味にすごい剣幕で聞かれた。
この時織依はポーカーフェイスを発揮していたが、言葉をさえぎられたことにしょんぼりしていた。
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