カレーオンリー

巌戸台分寮に入寮することになった私は桐条さんの娘さんである美鶴さんと対面することになった。

突然私が訪ねてきたことに少し驚いていたようであったが、彼女はしっかりしているようで私のことを気にかけてくれ、入寮するにあたっての規則を丁寧に教えてくれた。

家事は基本的に自分ですることや夜遅くに外出しないこと、屋上に出ないこと等当たり前のようなことも含まれていたがそれほど規則は厳しくなかった。


「美鶴さんは料理できるんですか?」


各自で家事をすると言われたため聞いてみる。

「私はあまりしないな。」

やっぱりと思った私は悪くない。
彼女は俗に言うお金持ちのお嬢様だ。
家事等といったことはしたことがないだろう。

私もあまり自信がない。
お手伝いで少ししたりするだけで殆ど作ったことは無いに等しい。
作れるのはせいぜいカレーぐらいだろう。

困った…
流石に毎日カレーは飽きる。
美鶴さんと違って私はそんなにお金も持っていない。

とりあえず食料の問題は保留にすることにした。

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