10
結局あの屍は何だったのかと言うと、認定試験の為の悪魔だったのだ。
あんなものが認定試験とか何考えてるんだか…
いつか理事長を殺そうと思う。
しかし、なぜか知らないが私と会うと顔色悪くしていたくせに今回はニヤニヤと見てきた。
気色悪いピンクのオッサンだ。
「まさか……抜き打ち試験だったなんてな……」
医務室に移動し今回の試験のことについて話し出す。
抜き打ち試験の癖にバイオレンスすぎだ。
死にそうになったし、制服血だらけだし。
理事長に請求したらくれるのだろうか?
「ああ〜僕大丈夫やろか……」
子猫さんが弱気になって言っている。
「なんや、そんなもん今考えてもしょーもないで」
「坊や志摩さんや遠子さんはええんですよ!…僕ときたらろくに腰立たんようになってたんですから…」
子猫さんが弱気になっているが私は子猫さんは大丈夫だと思っている。
「いやいや、子猫さん。志摩は私を殺そうとしとったで。錫棒頭にクリーンヒットしたんだぜ。」
痛かったんだぜ。と続けて言うと志摩は眉をハの字にして謝ってきた。
「遠子、それはほんまにすまなんだ」
「志摩……鍛え直しだな。ふへへへ」
志摩は顔を真っ青にして静かに返事した。
「あんた達は大丈夫でしょ」
神木さんは自分の評価が低いと思っているようだった。
朴さんのこともあり最近元気が無かったし元気づけよう。
「大丈夫だって。誰も死ななかったしよー。ただ、志摩はアウトだな。」
「何でや!!」
言うと志摩がつっかかってきた。
神木さんが呆然と見てきたのでウインクを飛ばす。
顔を赤くしてそっぽ向いたのは可愛いと思った。
「デデーン!志摩、アウトー」
頭にチョップ食らわせる。
「だから何でやてきいとんねん!」