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□ボタンは捨てた。
壊したのは私だが、助言をしたのは奥村先生であったため罪悪感に苛まれているようだ。
これは私が何とかしなければならない。
「奥村先生は友達いますか?」
「喧嘩売ってるんですか?」
逆行眼鏡が怖い。
だがしかし、私は負けん。
「違いますぅ。居ないなら私が友達越えて親友ポジションを確立してしまおうと思っただけですぅ。」
「…え?」
「だから、親友ポジションをくださいって話っすよ。」
我ながらいい考えである。
言っちゃなんだが奥村先生には友人と呼べる存在は少ないだろう。
実際私達と奥村先生は一部を除き先生と生徒だ。
奥村先生の言葉を待つが何も言わない。
気になって様子を見ると少しだけ戸惑っているようだ。
「えっと、寺島さんには志摩君達が居るのでは?」
「坊と子猫さんは幼馴染みで悪友。志摩なんか弟ですよ。」
笑いながら言ってやる。
最初こそ思いつきで言っただけだが話してみると奥村先生とは良い友達になれそうである。
「ついでに言っておきます。拒否権はない。」
言い切った。言い切ってやった。
したり顔で奥村先生を見る。
そんな私に呆れたように、しかしどこか嬉しそうに奥村先生は私の言葉に答えた。
「拒否権がないなら、仕方がないですね。」
こうして私は親友ポジションを確立したのだ。
「じゃあ、奥村雪男だからスノウマンな」
「却下」