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任務から帰ってきてすぐに空き教室で師匠による講義が始まった。
「今さっき知ったような口で言ったが、俺も詳しいことは知らない。」
「なんやて工藤!!」
「せやかて工藤」
投げやり感がハンパない西の高校生探偵である
「とりあえずわかったのは、お前は扇風機だ」
「…私は人間であります」
私は人間を捨ててはいない
「知ってる。だから、ものの例えだ」
師匠は無表情で言ったが結構大切なことである。
納得がいかないという顔をしていたせいか、師匠は面倒くさそうな顔をした。
「俺の言ったことは全部理解しろ」
「そんな無茶な」
師匠は頭をガシガシと掻き説明を続行させた。
「お前の力は常時放出されている」
「扇風機みたいに電源が入っているからずっと風を送っている状態なんだ」
メモに図を描き始める師匠の手元を一緒に見る。
「師匠、何ですかこれ?」
「見ればわかるだろ。扇風機だ」
見ても分からない扇風機らしき物の上には何かが乗っていた
「…何か乗ってますけど」
「寺島の髪の毛だ。わかりやすいだろ?」
ドヤ顔で師匠は言い切った。
扇風機に髪の毛生やすセンスに脱帽である。
師匠はやっぱり凄かった。
驚きすぎて言葉も出ない私を気にせず説明を続ける
「扇風機には弱中強があってだな、」
「リズム風もあります」
「…お前今から黙れ。話が進まん」
「へーい」
「お前は常時強だ。今も無意識に放出しているからエネルギーを大量に使う。」
うんまい棒を食べながら聞く私を指さし言う
人を指さしてはいけません
「だからお前はエネルギーを補給するために常に何かしら食ってる」
今日だってずっと食っていたと指摘された。
なるほど
「不必要な時も無駄にエネルギー使ってるからだ。だからこれからは弱にしろ。」
手をあげる。
「どうすればいいですかね」
ワクワクしながら答えを待つ
「知らん。」
「は?」
「だから最初に言っただろ。詳しくは知らないと」
結局解決方法は分からなかった
「まあ安心しろ、とことんつきあってやるから。」
この人、凄くいい人だ!