「毎日一時間ぐらい瞑想してみるか。」

師匠が提案してきた。

「瞑想したらコントロールできるようになると思います?」
「ならねえだろ」

早々に師匠が否定してきた。自分で言っておいて責任もへったくれもなかった。

「とりあえずだ。とりあえず瞑想を続けてみよう。俺も一緒にする」

そう言ってくれるあたり師匠は優しい。
私が少し感動していると師匠がぼそりと続けて言った。

「もしかしたら俺も使えるようになるかもしれないからな。」
「何がですか?」


「念」


「すみません。もう一度…」
「念」


薄々気づいていた


師匠はオタクだった。



「流石に無理っすよ」
「……そうか」

しょんぼりとした師匠は幼く見えた。
師匠はいったい何歳なのだろうか…

とりあえず

「これから一時間瞑想しましょ」
「…おう」


それから暫く師匠は落ち込んでいた。

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