初めての祓魔塾が始まった。
どうやら先生は前の席に座っている少年と知り合いのようで何かゴチャゴチャ言っている。

「魔障にかかった事のない人はどの位いますか?手を上げて」

奥村先生が一通りの説明を終え挙手を求める中、私は勿論手を上げなかった。
見えたら良いのだから手を上げる必要はない。
チラリと見ると坊が手を上げていた。

「あれ?坊て悪魔見えてなかったん」

「遠子、俺ら何年一緒にいるんや」

そう言って拳を私の頭じゃなく志摩の頭に振り下ろした

「何で俺を殴るん!」

「お前が笑とるの見えた。」

志摩が笑っていたのは私も見えた。
ざまあねえな。

密かに盛り上がっているとガラスの割れる音と何かが天井をぶち壊しながら落ちてくる音が教室に響いた。

落ちてきたのは悪魔でした。

「悪魔!」
「え、どこ!?」
「そこ!!」

知らない女の子が指差した所にはバスケットボール大の悪魔がいた。

「坊!お下がり下せえ」
とりあえず坊を守らなければと思い腕で坊の体を後ろに押しやる
今の私に悪魔は近寄れないからだ。私カッコよくね!

と、服の背中の部分が引っ張られた


「え?」


「うわわわわ!」


後ろからの悲鳴は聞いたことのある声で

あろうことか志摩は私を盾にしたのだ。


後でしばく



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