スカート
「足閉じいや遠子。女の子としてどうかと思うで」
「お前はオカンか」
いつものように座っていたらトイレから帰ってきた志摩に言われた
コイツはいつから私のオカンになったのだ?
「スパッツはいてるから平気だ」
「だからってそれはあきまへんえ」
いつもなら志摩の女子に対する気持ちを力説されるのだが、私は良いことを思いついた
「じゃあ志摩のズボン寄越せよ」
「…はあっ!?何言っとるん!!俺はどないすんねん!!」
私の言うことが理解できてなかったのだろう、一瞬止まっていた
「私のスカート履けばいいたろ」
私が言った瞬間クラスのやつらがザワッとなった
そのザワッは私が言った言葉と志摩への期待とどっちのザワッだ
どちらでもいいが…
「はいさっさと脱いだ脱いだ」
「いやああああああああああ!!」
学園中に志摩の悲鳴が響いたが私は気にせず志摩のズボンを脱がした
「似合う似合う」
「嬉しゅうないわ」
青ざめながら志摩はスカートの裾を抑える
「なんかスースーするんやけど」
「やっぱりズボンは落ち着くなあ」
「なあ、ズボン返してえなぁ」
「えー…。いいじゃねえか、今日1日これでいこうぜ。ニーソ似合ってっぜ」
「……ほんま?」
「ほんまほんま!普通にいそうだぜ」
「実は俺、自分は美脚やないんかと思うたんやけど」
「志摩、脚綺麗だしな。よっ!美脚!!」
「照れるやろが!」
「照れる志摩も可愛いぜ!ひゅー!」
そして志摩と遠子は一日中そのままであった