とあるドMは神を喰らう - deer

お父さんの服と一緒に洗わないで欲しいお年頃

プレゼントだぞ!と部屋に来たパパから受け取った袋には、新しい服と下着が入っていた。怪我が多く、休暇もなにもない私にために、この前の休暇に買いに行ってくれたらしい。ありがとうと言って頭を下げれば、明日からそれ着ろよ!と言われたので、今まで身につけていた支給品のF制式上下衣ホワイトを片付け、ディギティスター上下を身につけた。
今日から強化された神機に、新たに作った装備での任務のため、少しそわそわした気持ちになる。もちろんそれは外には出ないが、始めに立ち寄った整備室でリッカに似合っていると言ってもらえて嬉しかった。

「おお!今日から復帰なのか?」

「ああ、一週間もかかってしまった」

「今日は第一部隊での任務だって」

「...そうか」

コウタの言葉に少し俯向く。前のように私の実験に巻き込むことになるのは嫌なのだが、組むメンバーが決められているのでは仕方がない。鉄塔の森でグボログボロの討伐だという話だが、恐らくそれだけでは済まないだろう。改良を重ねた回復錠の入ったポーチに手を置いて軽く目を閉じる。
どうせやるしかないことだ。これ以上友だちに怪我をさせないためにも私は強くなるしかない。改めてそう決意し目を開ければ、神機を持った橘副隊長たちがやって来たので挨拶を済ませて輸送車へと乗り込んだ。

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