とあるドMは神を喰らう - deer

三文字覚える鳥は偉い

「新しく新型神機使いが第一部隊に配属される」

そう言う雨宮教官の隣には、Sっ気を漂わせた女の子が立っていて、アリサ・イリーニチナ・アミエーラと名乗った。新型ということで面倒を見てやれと言われたが、彼女の様子からすると私がなにかをする必要は特に無さそうだった。
ロシアっ子!と興奮するコウタがあれこれと話しかけているが、そんなのでよく今までやってこれたなと一蹴されていた。なんと呼ぶのが正解なのか分からないのでとりあえずフードに倣ってロシアと呼ぶことにしよう。うん、三文字だし問題ない。

「よろしくお願いいたします」

後輩ではあるがコウタのように直ぐにタメ口を使うわけにもいかないと思い頭を下げる。先輩は敬うが、自分は別に敬われる対象ではない。むしろ蔑まれたい側の人間である。

「あーあ、しばらく一緒に任務に出たりは出来ねえんだなー」

「まずは私たちの命令を教えるところからだろう。仕方がないさ」

「ま、そっか!死ななきゃいつでも会えるもんな!」

あー、ロシアって素晴らしい!コウタが両手を上げて言うので、頷いておく。確かにコウタの言う通り肌も髪も綺麗だ。私の髪も白いが、癖が酷く短い髪は彼女のものとは比べものにならないな、と小さく息を吐いた。

「さ、とっとと仕事終わらせてバガラリー観るぞー!」

「そうだな、早く終わらせよう」

そう言ってコウタの背中を押し神機を受け取った私たちは小型アラガミを一掃するべく、贖罪の街へと降り立ったのだった。

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