とあるドMは神を喰らう - deer

カレーは飲むより普通に食べる方が美味しい

「タコ入ってないじゃないですか!!」

「これが正しいたこ焼きなんだよ!!」

「タコ無したこ焼き?」

「...ただの焼きじゃねえか」

私の復帰祝いとして第一部隊の面子が一同に会してたこ焼きをしていた。タコが無いたこ焼きなんて聞いてませんよ!仕方ねえじゃん!タコなんて流通してねえんだから!!アリサとコウタの言い合いが勃発する。
わざわざリッカにこのたこ焼き機を作ってもらったらしいのだが、肝心のタコは手に入らなかったらしい。私も画像を見たことはあるが、実物を目にしたことはないので、それも仕方がないだろう。

「ソーマジュースとって!」

「エンは祝われる側なんですからじっとしててくださいね!」

「おいアリサ、さっきから一つも回ってねえぞ」

「ちょっと、冷やしカレードリンク持ってきたの誰よ!」

賑やかな部屋が懐かしいと思う。こうして集まるのは私の隊長就任以来だった。このままアリサに任せておくと確実に全て焦げてしまうので、アリサの手を掴んでタコの入っていないたこ焼きを回す。
これが初めての共同作業というやつか。全てのたこ焼きを返し終わってそう言えば、ソーマに冷やしカレードリンクを飲まされたコウタが吹き出した。汚いですよ。汚いわね。汚ねえ。三者三様に汚物扱いされるコウタが酷えと呟くが、それをかけられた私が一番汚いということにならないだろうか。

「折角のパーティーなのに主役に何してるんですか!」

「まあ丁度いいからお風呂に入ってらっしゃい」

何やらアリサとサクヤさんが用意してくれていた服を持たされ風呂に押し込まれる。ちゃんと服着て出てこいよ。ソーマの声に了解と返して扉を閉めたが、どういうことかとアリサの大声が聞こえたのだった。

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