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愛して止まない*
愛して止まない
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美しいといえば何を思い浮かべる?
花?女?宝石?
私は迷わずにあの人の睫毛って言う。
ほら見て。均一で、丁度いい長さ、一本一本がくびれよりもくびれらしい曲線美。
まだまだあるの。
筋肉。完璧なまでの肉体美。ダヴィデ像?ロダン像?いや

クロロ“でしょ?

でも待って、彼は観賞用じゃないの。
もし見るなら、見物料取るわよ。

「何をしているんだ……?」

爽やかって言ったら何を考える?
イケメンの歯の光沢?透け感のある白いTシャツ?ミント?レモン?スイカ?
いやいや……

そこも、“クロロ”でしょう。

というわけで、私は彼のクローゼットの中にいるんです。

「出て行け、自分の足で」

「いーーやーーだーーーーっ」

「ダダをこねるな。今すぐ出て行け」

「そんなに目障り?そんなに不快?そんなにキモい?」

「……別にそういうわけではないが」

「何!?今の間!?」

「ふー。悪かった」

「何!?今の息遣い!?」

「………」

黙りこくった。多分反省してるんだわ、クロロったら
素直じゃないんだから{emj_ip_0173}

「今日、アジトで話がある」

「え……もしかしてプロポー「一堂に会して仕事の話をする」

「はい。わかりました」

「あと、いい加減オレの部屋の床で寝るのは止めろ」

「えぇっ、なんでよ〜〜」

「お前がいると寝ている時に嫌な気配がするんだよ、特に耳元で」



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