待ちぼうけの午後
一方ゴンは、宿屋から、立ち並ぶ家を20件程通り過ぎた頃、見覚えのある派手な衣を見かけた。街角のガラクタ屋に紛れ、何か吟味しているのはオームだ。

オーム「これは錆びが酷い、これなんて形状がガタガタじゃないか……だからガラクタ屋ななんだ……」

ぶつぶつと呟きながら木箱にごった返す1ジェニー均一のガラクタを漁っている。
一つ手にしては戻し、を繰り返しているのだ。

ゴン「オームさん!こんにちわ。ちょうど良かったー。これフタが開かないんだけど…」

「おや。フタに気付いたんだね」

ゴン「うん、でも開けられないんだ。壊れてるのかな?」

「ああ、それはそうゆうもなんだ。私の店にあるものは全部そうだよ」

ゴン「全部?どうして?」

するとオームの後方から何者かがやってきた。

「すまないがまた今度話そう」

ゴン「あっ、オームさん……」

オームは時計を持ってやってきた男の相手をし始めたが、ゴンはその場で待ちぼうけることにした。
ゴン(今日という今日は聞かなきゃ)

話はなかなか終わらず、ゴンは睡魔と戦い始めたのだった。
パチン!と頬を平手打ちしたり、スクワットをするが、眠気が増強するばかりだった。
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