プロローグ
ー透視能力を持つ子供が死んだー
そんな噂が組織内を一気に駆け巡った。
ー一緒に任務に出たヴェルモットをかばったらしいぞー
ーせっかくの透視能力が…−
ー結構使えていたのになー
そんな話を聞きながら降谷零こと安室透は組織のアジトを出ていく。
自分の愛車に乗り込み、向かうはここから離れた所にある古ぼけた神社。
神社に入り、左右にある狛犬に教えてもらった通り触れる。
そうすれば携帯に振動が走り、タップし耳に当てる。
【降谷零さんですね?】
「はい、アサリさん」
【指紋。声帯認証確認しました】
その声と共にお賽銭箱がゴゴゴ…と音を立てて動く。
出てきた地下へ続く階段を降りれば、貝が特徴なエンブレムが現れる。
そして開かれた扉の先には己の大事な元同僚で幼馴染がエンブレムの書かれた扉の前で立っていた。