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桐生「でも親っさん。何で由美は東城会の100億を盗んだんですか?」

風間「あれは東城会の金じゃない」

「神宮の100億だったのよ」

タッタッタッ
その時寺田が来た

寺田「風間さん!嶋野組の連中が…!ここはやばいですっ」

ドォン!!!

風間「嶋野め…無茶しやがる」

桐生は外へ出ると連中が殴り合いしていた


「私達も出ましょう、お父さん」

風間「そうだな」

寺田「肩貸します」

風間「すまない」



外──

寺田「桐生さん!」

タッタッタッ

遥「大丈夫!?おじさん」

桐生「ああ」

パッと灯りが
嶋野がきた

嶋野「はっはっはっ、やっと会えたなぁ…桐生。それと風間」

風間「…」

嶋野「はっはっはっ、コソコソしやがって」

風間「嶋野…!」

嶋野「寺田はん…あんた、錦山裏切ってワシにつくフリみせてたけどなぁ…そんなん裏の裏まで全部お見通しや!ずっと…見張らしてもろうてましたわ」

寺田「くっ!」

嶋野「お前らといい、錦山といい…ホンマ脇が甘いわ…ガキはもらってくでぇ。お前らはここで終いやけどなぁ…どや?杏子、ワシにつかんか?お前は助けてやってもええで。ワシはお前だけは気に入っとるからなぁ…」

「あなたの傍にいるくらいなら、お父さんと一緒に居るわ!死んだ方がいいっ」

風間「杏子…」

嶋野「そうか…残念やなぁ」

風間「嶋野よ…」

嶋野「何や」

風間「お前さんも相当…脇が甘いぜ」

嶋野「あ?」

ゴォゴォ
トラックが2台

嶋野「な、何や!?」

柏木「親父、杏子!」

風間「おせぇぞ柏木!」

「柏木さんっ!」

柏木「へへっ、もうすぐクリスマスですしね…屈強なプレゼントをお持ちしましたよ。桐生、随分苦労したみてぇだな」

桐生「柏木さんこそ」

嶋野「フフ、何や?風間組はやる気みたいやなぁ。よっしゃあ!血の雨降らしたるわぁ!!」

─────

桐生は見事ボコボコに


桐生「これまでだ、嶋野」

嶋野「…」

桐生が風間のもとへ戻ろうとすると

嶋野「でやあぁああっ!!」

手榴弾を投げた
そのあと寺田が嶋野を拳銃で撃った

嶋野「ぐおぉっ!」

風間「…!」

「お父さん…!」

桐生「遥、親っさん、杏子!!」

ドォンっ!!

寺田「風間さん!」

風間「……か、一馬」

桐生「親っさん…!」

風間は身体を張って杏子と遥を守った

風間「遥は…無事だぜ……」

遥「風間のおじさん!」

「お父さんっ」

杏子は風間の上半身を支える

桐生「親っさん!」

風間「100億の…話を…」

桐生「寺田さん!救急車っ」

寺田「分かってる!」

風間「一馬…金を盗んだのは……由美と俺と世良なんだ…」

「…!!」

桐生「えっ……」

風間「100億は…神宮の金だ。東城会を使って闇の金を洗ってた……」

桐生「マネーロンダリング」

風間「そうだ…俺は奴を失脚させるために……その100億を。そして由美は…その計画に志願したんだ」

桐生「由美が…?」

風間「アレスに急げ…一馬。由美が危ねえ…!」

桐生「アレス…アレスに由美が?」

風間「そうだ…それから」

風間は遺言状を出す

桐生「これは…」

風間「三代目の…遺言状だ」


───

風間「東城会の未来が…そこにある」

桐生「はい…!」

風間「一馬…俺はお前と…杏子に……謝らなきゃならない事がある……」

「え…」

風間「許してくれ…一馬…杏子……お前らの…肉親(おや)殺したのは…俺なんだ」

「!!」

桐生「…!」

風間「ヒマワリは…俺が肉親殺した、子供のための…施設……」

「いいの…いいのよお父さんっ」

桐生「俺達にとっちゃ…親っさんが本当の……本当の…親父でした…っ」

桐生は泣いた

風間「杏子……これを…」

「カギ…?」

風間は杏子に鍵を渡す

風間「これは…せめてもの、プレゼント…だ。東城会…本部の……どこかにある。すまない……俺は…お前が……欲しくて…肉親殺した…」

「うん…うん…!」

風間「愛…して…いる……幸せに…なれ」

そう言って杏子の頬に手を添えた

「お父さん!いや…いやよ!死なないでっ」

風間「お前の…腕の中で……死ねるなら…幸せだ……」

「お父さんっ…私……私も…大好きだから…っ」

風間「……ああ」

風間は少し笑って…

バタ…
息を引き取った

桐生「親っさん…!」

「お父さん…っ……お父さぁぁぁん…っっ」

杏子の嘆きがこだました



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