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「弥生さんが言うに…これ、秘密の地下室の鍵なんだって」
桐生「じゃあ…地下室に行ってみるか」
「うん」
地下室──
風間からもらった古い鍵を差してみた
ガチャ
カチカチカチカチ…
ごぉぉぉ
桐生「…!!」
「こ、これは…」
二人が見たものは…お金の山だった
桐生「ざっと…1000億はある……どういうことなんだ」
「これ……」
memoriesと書かれた物が置いてある
その隣に手紙が
桐生「小さい頃のお前だな(笑。可愛いな……」
「手紙…読んでくれる?」
桐生「ああ」
杏子…
いきなりこの金を見てビックリしただろう
この金はお前を引き取ったときからコツコツと集めていた。
将来お前が生活していくためのな。
途中で世良がこの金の存在に気づき、世良もコツコツお前のために貯めてくれたんだ。
世良もお前を娘のように大切に思っていた。
…俺は、お前の肉親殺してまでお前をこの手で育ててやりたいと思った。
ヒマワリには預けず、俺ひとりでな
小、中、高と友達は出来ず…辛い想いをさせてしまって申し訳なかった
父親らしいことも…出来なくてすまなかった
クリスマスも一緒に居てやれなくてすまなかった
「ぐす…うぅ……」
せめて…杏子の写真をアルバムに残した。小さい頃から今までな
本当に愛くるしい子だ。優しく、料理も上手く、少し男っぽい性格でもあるが…とてもいい子に育ってくれた。ありがとう
俺はこの世に居ないが…天国でお前の幸せを祈っている
風間新太郎
「お父さん…っ、大好きよ…ありがとう…ありがとう!」
桐生「杏子…」
「うぅ…」
桐生「好きなだけ泣け」
「うわぁぁぁん!」
桐生は抱きしめあやした
桐生「親っさんは…杏子のことをとても大切に想っていた。本当の親子だったぜ…」
「うん…!私、お父さんの分まで長生きしたい。幸せになるわ…」
桐生「ああ」
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