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(お父さんまだ来てないわね…。もうそろそろ始まるわ)
その時受付に
嶋野「…受付は杏子かぁ」
【東城会直系嶋野組組長 嶋野太】
「嶋野さん、お疲れ様です」
嶋野「おう。おい…火ぃ点けや」
「はい」
カチ…
嶋野は杏子にタバコに火を点けてもらった
杏子はそういう事もしょっちゅうするので、常にライターは持ち歩いてる。高級なZIPPOだ。因みに杏子はタバコを吸わない
嶋野「スゥ…ハァー……お前に点けてもろうたタバコはホンマに旨いわ」
「そうですか?誰が点けても一緒ですわ」
嶋野「いや、男に点けてもらうより遥かに旨いわ。ハハハハハ」
上機嫌な嶋野。堂島の葬儀だというのに
本部内へ行ってしまった
柏木「おう、杏子」
柏木と風間が到着
「あ、柏木さん!」
風間「ご苦労さん」
「お父さん、遅いわよ」
風間「すまないな…」
そう言うと風間、柏木の順で名前を書いた
風間たちが最後なので、受付を閉めた
─────
──
葬儀が終わった後
裏で
「よし、片付け終わり」
真島「杏子ちゃん、お疲れさん」
「あら、真島さん。どうしてここに?」
真島「親父(嶋野)が杏子ちゃんにタバコに火ぃ点けてもろうて上機嫌やったからな〜ワシも点けてもらおう思うてな!ヒヒヒ」
と言いタバコを加える真島
「しょうがないですね〜。誰が点けても一緒なのに(笑」
カチ…ボー
パチン
真島「おおきにな〜スゥ…ハァ……あー!旨いでホンマにっ」
「ありがとうございます(笑」
真島「ところで桐生チャンのことやけど…残念やなぁ〜ワシも桐生チャン追いかけてムショに行ったろか…!」
「何言ってんですか真島さんっ!桐生さんを好きなのは分かりますけどそれはダメですよ!」
真島「べ、別に好きやないわ!気に入っとるだけやで。あんな強い男はまずおらん!」
「フフフ(笑。確かにそうですね」
真島「三代目はどないするんやろうな…桐生チャンのこと。普通やったら"絶縁"やろな」
「……」
真島「錦山はおらんようになるし…どこ行ったんやろうな」
「真島さん…私、悲しい」
真島「?」
「どうしてこんなことになっちゃったんだろう…平和な時ってないね…」
杏子は泣きそうな顔をする
真島「……」
タバコを消してぎゅっと抱きしめる真島
「真島さん…っ」
真島「そうやな…ないな。せやけど極道は半端な気持ちでなるもんやないからな…」
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