8
気がつけば、総司に手を引かれ、ただ必死に走っていた。
視界が滲み、心臓の鼓動だけが耳に響く中、何が起きているのかも理解が追いつかない。
わかっているのは、私の手を強く握る総司の温もりだけだった。
あの日もそうだった。
今より幼かった私が誘拐された時、右も左もわからない私の手を引いて、総司が必死に走ってくれた。
あれから何年も経って、周りの世界が変わってしまっても、こうして私のために走ってくれるその背中だけは変わらない。
私を護ろうとしてくれるその背中を見て、私の瞳からはまた涙が溢れていった。
震える足が言うことを聞かず、私は途中で転んでしまった。
はっとしたように振り返った総司が、すぐに私の腕を支え、低い声で囁いた。
「平気?」
薫様が命を落とした。
その理由もわからないまま、私は今、薫様に毒を盛った者として追われている。
私が淹れた紅茶、あのカップ、微笑んでくれた顔。
全てが私のせいに思えて、胸の奥に罪の棘が刺さったまま抜けない。
目まぐるしく襲ってくるこの事態に心は追いつかずに、震える声で総司の名前を読んだ。
『総司、逃げて』
「え?」
『私はもう大丈夫。ここままだと、総司や伊庭君、平助君まで罪に問われることになっちゃうよ』
総司の瞳がわずかに見開かれる。
遠くから追ってくる騎士の人達の声が近づき、彼は私を連れて近くの茂みに身を潜めた。
そこは、先日薫様が私に結婚の話をしてくれたバラ園だった。
未来の話をしてくれたあの優しい顔が何度も頭に浮かんで、涙が止まることなく溢れてきた。
『……ふ……ぅっ……』
「セラ……、平気だよ。大丈夫だから」
『……総司はもう……行って……?私はこのまま騎士の人達のとこに行くから』
「何言ってるのさ、そんなことしたら君が王太子を毒殺したって認めるようなものだよ」
『もういいの……だって、私の淹れた紅茶を飲んで薫様が亡くなったことには変わりないから……』
「君のせいじゃない。あれは恐らく王女が仕組んだんだ。君が罪の意識を感じる必要はないんだよ」
罪ならある。
私は総司を苦しめて、薫様を傷付けて、その命まで奪ってしまった。
千鶴様との仲が拗れてしまったのだって、私が総司をここに引っ張ってきたことが原因だ。
それなのに薫様は、いつも私に優しくしてくれた。
私の気持ちに寄り添って、焦らず待つと言ってくれた。
そんな彼の気持ちに応えたいと、ようやく心から薫様を大切だと思えるようになったばかりなのに。
それなのに薫様は、あんなに楽しみに思ってくれていた結婚を目前に命を落とされた。
私はまだ、薫様が本当に望む言葉を伝えることすら出来ていなかったというのに。
『……うっ……』
死んで罪を償えるとは思っていない。
でもこのまま罪を償うことで、せめて薫様のお傍に行けるのならそれで構わないと思った。
だから立ち上がり行こうとしたけど、総司に強く腕を掴まれる。
彼は私の肩を掴むと、必死に瞳を覗き込みながら言葉を紡いだ。
「セラ、しっかりして。僕を見て」
その瞳は、私が知っているどんなものよりも強く真剣だった。
「王太子が亡くなって、君が動揺してるのはわかる。だけどここで捕まったら、本当に危険なんだよ。今は誰も君の話なんて聞いてくれない。だからまずは公爵邸に戻って、近藤さん達の力を借りよう」
『お父様……の……?』
「そうだよ。公爵家を通してなら、君の無実を証明できる道がある。伊庭君と平助だって、今どうなっているかわからないし……助けるにしても、一度戻って考えて動かないといけない」
私は唇を噛んだ。
ここで諦めたら、私を愛してくれた人たちを裏切ることになる。
私のために必死に戦ってくれた総司や伊庭君、平助君の想いを踏みにじることになる。
そのことは苦しいくらいわかっているのに、怖くて前に進めない。
胸の奥で何かが壊れそうで、涙が止まらなかった。
『……でもっ……』
総司はそっと私の頬に触れ、かすかに微笑んだ。
「君に何かあれば、悲しむ人がたくさんいるんだよ。僕も、平助も、伊庭君も、近藤さんも……それに、王太子だってきっとそんな君を見たくないと思うんだ」
その言葉が、胸の奥深くに温かく染み込んでいく。
総司の声は包み込むように優しくて、私を確かに支えてくれるものだった。
「大丈夫。君は一人じゃない。君が生きて、もう一度笑える未来を僕は必ず取り戻してみせる。だから今は僕の手を離さないで。ね、セラ」
その声を聞いた瞬間、私の中の崩れかけたものが、ほんの少しだけ形を取り戻した。
この人の手を今は離してはいけない、そう思うことができた。
『うん、ありがとう……』
頷いた瞬間、総司はほんの少しだけ肩の力を抜いたように微笑んで、私の手をそっと握り直してくれた。
掌に伝わる温もりが、あまりにも確かで、胸の奥がぎゅっと痛んだ。
「僕が合図したら向こうに走るよ。後ろは振り返らずに、とにかく走って」
『うん。でももし私が遅くて追いつかれそうになったら、総司は私を置いて逃げて』
「君は馬鹿なのかな。僕がそんなことすると思う?」
『でも……言ったでしょう?私は総司に何かある方が辛いの』
「セラの気持ちはわかってるよ。でもそれは僕だって同じだ。だから何があっても一緒にいよう」
顔を俯かせていた私の視界に、総司の指先がそっと伸び、頬にかかる髪を払ってくれた。
その優しさに胸の奥が熱くなって、涙が零れ落ちそうになった。
あの日から、ずっと変わらず私の傍にいてくれた人。
どんな時も私を支え、護り続けてくれた人。
そんな総司にもう一緒にいられないと告げたのは、私の方だったのに。
その優しさが温かすぎて、痛くて、涙がまた溢れた。
けれど今は泣いている場合じゃない。
ぐいっと涙を拭い、覚悟を決めるように総司を見上げて頷いた。
『うん』
短い返事しか出来なかったけど、総司はそれだけで充分だとでも言うように微笑み返してくれた。
私たちは息を殺して辺りを見回し、総司の合図と共に駆け出した。
「いたぞ!捕まえろ!」
鋭い声が背後から飛んできて、心臓が強く跳ねた。
息が切れて胸が苦しい。
けれど必死で前だけを見て走る。
誘拐されたあの夜も、同じように恐怖を抱えながら必死に走っていた。
目の前で手を引いてくれる男の子しか頼る人がいなくて、名前も知らない相手だったのに、どうしてか怖くなかった。
あの頃の自分の気持ちがふっと蘇る。
「捕えるぞ!」
数人の騎士が、私たちの前に回り込むように立ちはだかっていた。
鋭く光る剣の列。
その前で総司が私を庇うように立ち、剣を構えた。
陽の光に照らされた横顔は真剣で、凛としていて、胸の奥に強く焼きつくようだった。
「下がってて、セラ」
総司の声が低く響く。
騎士達が一斉に押し寄せ、剣がぶつかり合う音が空気を裂いた。
最初こそ総司の剣は流れるように周りをはじき返していたけど、やがてその右手がわずかに震えているのが見えた。
剣を握る指先に力が入らないのか、一度はじかれた後、それを耐えるのが辛そうに感じられる。
「……っ!」
総司の顔が、痛みに耐えるように歪んだ。
私は胸の奥が鋭く刺されたみたいに痛くなって、足がすくんだ。
総司の右手は、やっぱりもう以前のようには動かせないのだろう。
それでも総司は必死で私を護ろうとしてくれている。
その姿が、余計に苦しかった。
「動くな!」
騎士の一人が叫ぶ。
総司の剣が大きく弾かれ、二人の騎士が同時に飛びかかってきた。
総司は私を庇おうとして踏みとどまるけど、その腕もすぐに掴まれてしまう。
私も別の騎士に後ろから強く腕を拘束された。
『やめてっ、捕まえるのは私だけにしてください!この方は無実です!』
「この男は国の騎士に刃を向け、王宮の秩序を乱した!この場で討ち取られても文句は言えぬ大罪人だ!」
騎士の声が冷たく響き、私の叫びは空しく溶けていく。
私と総司は両脇を固められ、剣先を突きつけられながら地下牢へと連れて行かれた。
石畳の階段を降りると、冷たく湿った空気が肌にまとわりつく。
蝋燭の明かりが細く揺れた牢の奥、大きな鉄格子の中に、見慣れた姿があった。
『伊庭君……平助君……』
二人とも両手を後ろに縛られ、太い鎖で石壁に固定されていた。
足首にも枷がつけられていて、床に膝をついた状態で、あれではほとんど身動きが取れないだろう。
二人の顔や服には泥や血の跡が滲んでいた。
平助君は顔を上げると、弱々しく笑みを作ろうとした。
伊庭君は私たちを見るとその瞳を揺らし、辛そうに目を細めた。
この場所に連れてこられた時点で、私たちがどんな立場に置かれているのか、嫌でも理解できてしまう。
でもそのすぐ横で、総司が私にそっと声を掛けてくれた。
「大丈夫。君は一人じゃないよ」
その声が、暗い地下牢の中で、小さな光のように響いた。
頬を伝う涙を拭うこともできないまま、私はただ総司の方に顔を向けた。
総司の眼差しは、あの日と同じ優しさで、私を包んでくれていた。
鉄の扉が閉まる音が、湿った牢の中に響いた。
私と総司も、伊庭君や平助君と同じように拘束され、冷たい石の床に座らされる。
鎖が食い込むより先に、目に飛び込んできたのは伊庭君の姿だった。
彼の腕に鋭い刃物で切り裂かれたような傷跡がいくつも走り、まだ赤い血が流れ落ちているのを見て、思わず声が震える。
『伊庭君、腕……血が出てるよ。大丈夫……?』
私の言葉に、伊庭君はかすかに微笑んで、首を横に振った。
「この程度、問題ありませんよ。それよりも平助君の方が心配です」
促されるように視線を移すと、平助君がいつものように明るい笑顔を見せてくれる。
でも笑顔の下、脇腹の布が大きく裂けていて、滲むどころか滴るように血が流れていた。
赤黒く濡れた肌の周囲は腫れ、皮膚の一部が赤く内出血している。
息を吸うたびに傷口の周りの肉が微かに動き、血が床へ垂れているのが見えれば心臓が凍りついた。
『平助君……酷い怪我をっ……』
「こんなもん、大丈夫だって!浅いからさ」
笑顔の裏に隠そうとしているけれど、あれは決して浅い傷ではない。
血の量が、彼の言葉を否定していた。
私は咄嗟に、牢を出て行こうとする騎士の一人に声をかけた。
『怪我人がいるんです……!どうか手当をお願いできませんか?』
立ち止まった彼は、こちらを見下ろし鼻で笑った。
「罪人に情けをかけるわけがないだろ。血が流れようが、それは自業自得だ。お前達の行動は立派な反逆罪だ」
『この方達は主君を護ろうとしてくださっただけで、王家に背く意思などありません。罪を問われるなら私だけでいいはずです。この方達は解放してくださいませんか?』
「王太子殿下が亡くなった以上、共にいた者すべてが疑わしい。潔白を口にしても、罪からは逃れられん」
それだけ言い捨てて、彼は振り返りもせずに去って行った。
扉が閉まる音が、心を突き落とすようだった。
『みんな、私のせいで本当にごめんなさい……っ』
声に出した途端、薫様の死の記憶までが重なって胸を締めつけた。
しっかりしなければと思うのに、涙は零れて止まらなかった。
「セラが謝る必要はないんですよ。君は何も悪くありません。それにこれは僕達が自分の意思で選んだことですから」
「そうそう。俺達はセラを護るためにいるんだし、セラは心配する必要なんかないって!それに場所はまあ、牢屋だけどさ。こうして四人で話せるなんて久しぶりだろ?俺は嬉しいぜ」
「ははっ、平助は気楽でいいね。でも、僕達皆でいれば大丈夫だよ。それに……ごめん。せっかく伊庭君と平助が僕達を逃してくれたのに、僕の力不足で君を護れなくて」
『そんな……優しいことばっかり言わないで。余計に……悲しくなるから』
縛られた手では涙も拭えないのに、流れるばかりで。
私が泣きじゃくってしまっても、三人は変わらずに微笑んでくれていた。
『みんな、ありがとう。みんながいてくれて心強いから、私……諦めないね。次に誰かが来たら、話を聞いてもらえるように頼んでみる。みんなのこと、絶対に助けるから』
この人達が私のせいで罪に問われることだけは、絶対にあってはならない。
たとえ無罪にはならなくても、せめて罪を軽くしてもらえるよう、必死に訴えるつもりだった。
「僕達のことより、まずは君の無罪を証明しないとね。君は何もしてないんだから」
『でも……私が薫様に紅茶を淹れたことは事実だから』
「気になるのは、その紅茶ですよね。もしポット自体に毒が仕込まれていたなら、一番最初に飲んだ方が亡くなっていたはずです」
「俺もそう思ってた。今回の件って、王太子を殺すことでこそ意味があるだろ?だから標的は最初から殿下だけだったと思うんだ」
「そうだね。もし王太子が生きていたなら、セラを庇ったはずだし、こんな展開にはならなかったはずなんだ。だから王女がわざわざセラに紅茶を淹れさせ、予め王太子が使うカップにだけ毒を仕込んでいたと考えるのが、一番自然じゃないかな」
「ただ問題は……王太子殿下が亡くなった今、次の王位継承者は王女殿下だとたということです。仮に彼女が犯人だとしても、陛下は王女殿下に処分をくだすことはしないでしょう。そうなると他の誰かに罪をかぶせる方が都合がいいように思えるんです」
皆の言葉がひとつひとつ胸に沈んでいく。
でもその中で一番重たくて、どうしても受け止めきれないのは、自分のせいで三人がこうして鎖につながれている現実と。
そして薫様がもうこの世にいないという事実だった。
ほんの数時間前、今夜は一緒に手を繋いで眠ろうと笑い合ったばかりだったのに。
もう他愛もない話をして、あの人の声を聞いて、ささやかな時間を過ごすこともできない。
最期の瞬間、薫様がどんな想いで命を手放したのかを考えると、胸が締めつけられて、うまく呼吸さえできなくなりそうだった。
優しい人だった。
妃としてそばにいて、その優しさを護りたかった。
これからは私が同じくらいの優しさを返していきたかった。
けれど今は後悔ばかりが溢れて、どうしてもこの現実を受け入れることができない。
罪を問われることよりも、もう薫様に会えないことの方が、ずっと苦しくて堪らなかった。
だからこそ、目の前にいる人達だけは、絶対に護り抜かなければならない。
もし三人まで私のせいで命を落とすことになれば、きっと私は二度と立ち上がれなくなる。
涙に腫れた瞳に、小さな決意を宿して。
私は震える胸の奥で、もう一度だけ強く息を吸い込んだ。
『あの時の状況を詳しくお話しすれば、もしかしたら誤解を解けるかもしれない。今頃どこに毒が仕込まれていたかも調べていると思うし、お父様の方に連絡が行けば、お城の皆も力を貸してくれると思うから』
「そうだね。僕達の傍には千ちゃんもいたし、今頃無罪を主張してくれてるかもしれないしね」
希望を繋ぐように言葉を交わしながら、どうすれば今日の出来事をきちんと説明できるのか、頭の中で必死に言葉を探していた。
けれどその時、冷たい扉が軋む音がして、誰かの足音がこちらに近づいてくるのが聞こえた。
胸がぎゅっと縮むように高鳴り、咄嗟に顔を上げる。
するとそこには、私の近衛騎士を務めてくださっていたセトさんの姿があった。
私を見つめるその瞳がかすかに揺らぎ、真っ直ぐ私を見下ろしていた。
「セラお嬢様……」
『セトさんっ……』
牢の外に立つ彼は、その整った顔を僅かに歪める。
胸の奥に張りつめていたものが少し解け、王宮の中で何度も言葉を交わした方がこうして来てくださったことに、私は小さな安堵を覚えた。
「今任務を終えて戻ってきたばかりなんです。王太子殿下が亡くなり、お嬢様が毒を仕込まれたと……そう窺って。信じられずにここまで来たんです」
『誤解なんです、薫様に毒を盛るなんて……そんなことする筈がありません』
「僕もそうだと思いました。ただ……」
彼は一度総司に視線を移し、それから眉を寄せてまた私を見た。
「総司君と深い関係だったと。それで王太子殿下の存在が煩わしく反抗に及んだと、動悸が十分にあるという見解らしいです。実際、お嬢様が紅茶を淹れて殿下に差し出したという証言も多々あがっているんですよ」
『私が薫様に紅茶を淹れて差し上げたのは事実です。ですから私の無罪を主張するのは難しいかもしれません。けれど、この方達はまったくの無罪なんです。私を護るために剣は抜いてしまいましたが、王家に逆らう意思など全くありません。酷い怪我をしている人もいるんです、この方達だけでも助けて頂きたいんです』
私の願いを聞いて、総司も伊庭君も平助も、「俺達のことはいい」「君は無実だ」と口々に言ってくれる。
けれど私はわかっている、私の罪は消せないのだと。
だからこそ、せめて彼らだけは助かってほしかった。
「わかりました。ただ僕には何の決定権もありません。改めて事情を話す機会を設けられよう、上に掛け合ってみます」
『ありがとうございます、セトさん。どうかよろしくお願い致します』
「いいえ、僕でお力になれるかはわかりませんが尽力させていただきます」
『そのお気持ち、心から感謝致します。あと、酷い怪我を負っている人がいるんです。どうか手当もお願いできませんか?』
「ではそのことも含めて確認してまいりますね。暫くお待ち頂くことになると思いますが、宜しいですか?」
『はい。よろしくお願いします』
彼はほんの少し柔らかく笑みを浮かべると、静かに頭を下げ、この場を去っていった。
その背中が見えなくなるまで目で追い、ようやく小さな息をつく。
すると向かい側で拘束されている総司が、思い詰めた顔で私に声をかけてきた。
「……あのセトってやつ、信用していいのかな」
『セトさんは、総司の代わりに私の近衛騎士を引き受けてくださっていたの。優しい方だから、大丈夫だと思う。それにこの王宮できちんと言葉を交わした騎士の方はあの方くらいなの。実際交流があった方の方が真摯に対応してくださるって思えるから』
「確かにそうですね。他の騎士の方々は聞く耳すら持ってくれませんでしたから」
「さっきの騎士が間を取り持ってくれたらいいよな」
『うん。早く戻ってくれたらいいな。まずは二人の怪我の手当、してもらわないとね』
私達のために動こうとしてくれる人がいる。
それだけで、暗く沈んでいた心にかすかな光が差し込むようだった。
どうかこの希望が途切れずに繋がっていきますように、そんな願いを胸の奥で静かに抱いていた。
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