6
総司様がお屋敷を発たれてから、どれほど時間が過ぎただろう。
窓から差し込む陽射しを眺めているうちに、ふと外の空気を吸いたくなって、私は静かに立ち上がった。
狩猟会の後から今日まで、ずっとこの部屋の中で過ごしている。
ほんの少しだけでも庭に出て、お日様の温もりを感じられたら、それだけで気持ちも軽くなる気がした。
そう思い、部屋の前で警護してくださっている護衛騎士の方にお願いしてみようと、そっと扉を開けた時だった。
『……っ』
思わず息を呑む。
いつもなら必ずそこに立っていてくださる護衛騎士の方の姿が、どこにもなかった。
胸の奥がひやりと冷え、私は慌てて扉を閉める。
閉ざされた扉にもたれながら荒くなった呼吸を整えようとするけど、心臓だけは不安を訴えるように何度も強く脈打ち続けていた。
大丈夫。
きっと何か理由があるだけ。
そう自分に言い聞かせても、胸に広がった嫌な予感は少しも消えてくれない。
どうして護衛騎士の方がいらっしゃらないのだろう。
昨日、総司様は彼が不在の間の私の身を案じて、それまでの護衛騎士の方よりさらに信頼のおける方に交代してくださったばかりだった。
それほどまでに気を配ってくださっていたのに、その方々まで姿を消してしまうなんて考えられなかった。
もし、奥様方のいらっしゃる食卓に呼ばれたら。
もし、あの日までのようにまた傷付けられたら。
そんな考えが次々と胸をよぎり、私は寝台に腰を下ろして両膝を抱き寄せることしかできなかった。
『……あれ?』
ふと視線を向けたソファーに違和感を覚え、私はゆっくり立ち上がる。
昨日までソファーの上に置かれていたはずのクッションが、一つだけ見当たらない。
床に落ちてしまったのかと思い、ソファーの後ろや部屋の隅々まで探してみたけど、どこにも見つからなかった。
不思議に思って首を傾げた時、ふわりと白い綿毛が一つ、私の目の前をゆっくりと舞い落ちる。
その小さな綿毛をぼんやり見つめていると、不意にノックもなく扉が開かれた。
「セラお嬢様、お食事のお時間です。食堂までお越しください」
聞き間違いであってほしいと願った。
けれど、部屋の外に立っていた侍女は、二人ともニコラ様に仕える方達だった。
以前、私の身体を無理やり押さえつけ、時にはニコラ様と一緒になって私を傷付けていた人達。
その姿を見た途端、指先から血の気が引いていくのがわかり、私は震える手をぎゅっと握り締めた。
『お食事は、この部屋でいただいて構わないと、総司様からお許しをいただいております』
「それは公爵閣下がご在宅の時だけのお話ではございませんか。閣下がお留守の間は、このお屋敷の女主人であられる奥様方のご命令に従っていただきます」
『申し訳ありません、今日は少し身体の具合が優れません。昼食はご用意いただかなくて大丈夫ですので、このまま部屋で休ませていただけませんか?』
「セラお嬢様に、そのようなことを決める権限はございません。さあ、お越しください」
侍女達は一歩も引こうとしない。
私もその場から動かず首を横に振り続けていると、二人は顔を見合わせ、そのまま部屋の中に踏み込んできた。
「失礼いたします」
『や、やめてください……っ』
両腕を強く掴まれ、振りほどこうと必死に腕に力を込める。
身体を後ろに引き、床に足を踏ん張って抵抗するけど、傷が癒えたばかりの身体は思うように力が入らない。
腕に力を込めるたび傷口が鈍く痛み、足にもすぐ力が入らなくなってしまう。
それでも諦めたくなくて何度も身を捩っても、大人二人の力には到底敵わず、身体はずるずると廊下に引き出されてしまった。
『お願いです……離してください……っ』
声は震え、腕を掴まれた場所は痛いほど締め付けられている。
それでも侍女達は私の願いなど聞こえないかのように歩みを止めず、私は抵抗する力さえ少しずつ奪われながら、食堂まで連れて行かれてしまった。
重厚な扉が開かれると、その奥では三人の奥様がすでに席に着き、食卓の周りには数人の使用人が控えていた。
千様は私の姿を見ても興味を失ったようにすぐ視線を逸らし、リーシェ様は汚れたものでも見るかのような冷たい眼差しを向けてくる。
そして中央に座るニコラ様だけが、花が咲くような笑みを浮かべていた。
けれど、その微笑みの奥に宿る瞳だけは、ぞっとするほど昏く狂気に染まっている。
「セラ嬢、お久しぶりですね」
私は小さく息を整え、今にも震えそうになる声を懸命に押さえ込みながら、静かに頭を下げた。
『奥様方、ご機嫌よう。本日もお変わりなくお過ごしのようで、何よりでございます』
「は?ご機嫌ようですって?よくそんな挨拶ができるものね。あなたのせいで、わたし達は散々な目に遭ったというのに」
穏やかだったニコラ様の声音は一変し、鋭く刺すような響きを帯びる。
その空気に思わず唇を噛み締めた私の前で、今度は千様が静かに口を開いた。
「あなたも随分と思い切ったことをしたものね。狩猟会のあの場で、アルディオン公爵家をあれほど大勢の前で辱めようとするなんて。もっとも、誰一人あなたの話を信じなかったみたいだけれど」
「当然ですわ。けれど、あのような場で好き勝手なことを言われたせいで、わたくし達の名誉は大きく傷付けられました。その責任を、あなたはどう取るおつもりなの?」
千様とリーシェ様にも鋭い視線で見つめられたけど、私は震えそうになる心を落ち着かせてから、真っ直ぐ見つめ返した。
『私は、あの場で嘘を申し上げたつもりはございません。それに、皆様には何度もおやめくださるようお願いしてまいりました。それでも聞き入れていただけなかったからこそ、あの場で真実を申し上げるしかなかったのです』
「でも、わたくしとリーシェは何もしていないわよね」
『苦しむ人を見ても目を背け、何も止めようとなさらなかったことに、何の責任もないとは私は思えません。それに私は、お名前を挙げて責めたわけでもございません』
実際、千様やリーシェ様が私の苦しむ姿を眺めながら、楽しげに口元を緩めていた光景は、一度や二度ではない。
だからこそ、私は隠さずに申し上げた。
その瞬間、千様はかっと目を見開き、私の前まで足早に歩み寄ると、ためらいもなく頬を平手で打ちつけた。
『……っ』
鋭い痛みが頬に走り、身体がぐらりと揺れる。
「あなた、自分が何をしでかしたのか、本当に理解しているの?あなたの軽率な一言で、このアルディオン公爵家に仕える者達がまとめて責任を負わされかけたのよ。それほど重大なことをしておきながら、自分だけが正しいつもりでいるなんて随分と図々しいのね」
初めて千様に手を上げられた私は、侍女達に両腕を拘束されたまま、その場に立ち尽くすことしかできなかった。
そんな私を見下ろした千様は、やがて満足そうに口元を緩める。
「でも、本当に残念だったわね。あなたの話はもう虚言として扱われているわ。これから先、あなたが何か訴えたところで、また嘘をついているとしか思われないでしょうね」
確かに、それはそうなのかもしれない。
けれど、以前とは決定的に違うことがある。
私は顔を上げ、千様の瞳を真っ直ぐ見つめ返した。
『ですが、総司様は私のお話を信じてくださいました。もし今後も同じようなことがございましたら、総司様は決して見過ごされたりはなさいません。きっと皆様を、お叱りくださいます』
総司様は、私が苦しんでいたことに気付けなかったと謝ってくださった。
それに、これからは護ると言ってくださった。
私はその言葉を信じることが出来たからこそ、そう告げたけど、千様はくすりと笑うと優雅な足取りで席に戻っていく。
するとニコラ様やリーシェ様、そればかりか周りの使用人達までが何故か顔を見合わせ、くすくすと笑い始めた。
「どうしてそんなふうに思えるのかしら。総司は、あの後私達に話を聞くことさえしなかったわよ?」
「もし旦那様が本当にセラ嬢のことを気にされているのなら、今回の件について、私達にも何かお話があってもいいですわよね」
リーシェ様もそう言いながら、静かに紅茶を口に運ぶ。
そして最後に、ニコラ様が満面の笑みを浮かべた。
「今朝ね、総司様が朝食にいらしたの。その時に仰っていたわ。昨日、東部の王太子殿下の前で、セラ嬢ご本人の口から、あの傷は自分でつけたものですと言わせたから、もう何も心配はいらないって。その証拠にご覧になったでしょう?もうあなたのお部屋の前には、護衛騎士も立っていなかったわ。つまりね、この件は総司様の中でもう解決したということなの」
その言葉を聞いて、心臓がどくんと大きく脈打った。
そんなことを総司様が話していたなんて、信じたくなかった。
けれど昨日、あのお部屋で交わされた話を知っているのは、私と総司様、それから薫様とはじめの四人だけ。
その内容を知っているということは、総司様が話したのだと認めるしかなかった。
胸の奥がきつく締め付けられ、息が苦しくなる。
「んー、でも……総司様って結局、セラ嬢の言葉を信じていらっしゃるんですかね?それとも総司様も虚言だと思っていらっしゃるんですか?」
「さあ、どうかしらね。でも総司は元々、人に関心がないから、要は問題にならなければどちらでもいいのよ」
「そうですわね。大事なのは真実より、どちらの言葉が周りの信用を得るかですもの」
リーシェ様の言葉にニコラ様は満足そうに何度も頷くと、くるりと私を振り返り、花が咲くような笑みを浮かべた。
「というわけで、今日は総司様もお仕事でお出掛けだから、久しぶりにセラ嬢と遊んで差し上げようと思って。今日もあなたにぴったりのお食事を侍女達が用意してくれたのよ」
そう言って侍女達が運んできた料理を目にした途端、全身の血の気が引いていった。
白いスープ皿には、濁った灰色のスープが注がれ、その表面には毛の抜け落ちた鼠の死骸が浮かんでいる。
傍らに添えられた固いパンは、青や緑の黴に覆われ、湿った異臭を放っている。
木皿に盛られた萎びた野菜の間では白い虫が何匹も這い回り、葉の裏からは黒い羽虫まで顔を出していた。
そしてショートパスタには、食べ残しを掻き集めたような茶色く濁った残飯がべったりとかけられ、酸っぱく腐った臭いが鼻を突いた。
何度も無理やり口に押し込まれ、吐けば罰を受けた、あの日々と同じような食事だった。
胃の奥がきりきりと痛み、吐き気が込み上げる。
身体は小刻みに震え、知らず知らずのうちに後ずさろうとした足にも力が入らなかった。
そんな私を見つめながら、ニコラ様は嬉しそうに目を細める。
「このお料理、恋しかったでしょう?ニコラが、食べさせてあげるね」
その声が終わる前に、私は無理やり椅子に座らされた。
三人がかりで肩や腕を押さえつけられ、どれだけ身を捩っても逃れることは出来ない。
背後に立つ侍女は私の頬を強く掴み、顔を逸らせないよう容赦なく固定する。
涙が滲んで視界がぼやけても、目の前に並べられた忌まわしい料理だけは、嫌というほどはっきりと映り続けていた。
『……や、離してくださいっ……』
「ニコラ、また大ごとになっても面倒だから程々にしなさいよ」
「はあい、わかってますよ」
「臭いがきついですわ。早く食べて頂きたいものですね」
千様とリーシェ様は呆れたように小さくため息をつきながらも、私に向けられる視線だけは冷たく、その瞳には嘲るような笑みが浮かんでいた。
一方のニコラ様は、目の前に並べられた料理を楽しそうに眺め、どれから食べさせようかと品定めするように首を傾げていたけど、不意に何かを思いついたようにぱっと表情を輝かせる。
「まず、お食事は前菜からだよね。だからサラダから食べようね」
そう言ってフォークで刺し上げたのは、青菜の陰で今もなお身をくねらせている、大きな白い幼虫だった。
今まで虫が混じっていることは何度もあった。
けれど、それは煮込まれていたり、すでに動かなくなっていたものばかり。
こんなふうに、生きたまま蠢いている虫を口に入れられそうになったのは初めてだった。
『食べられません……お願いです、やめてくださっ……』
「じゃあ、今日は熱い紅茶からいってみる?」
その一言を待っていたかのように、背後に控えていた侍女が、にこりと笑みを浮かべながら湯気の立つティーポットを持ち上げる。
立ち上る白い湯気を見ただけで、焼けつくような痛みが腕に蘇り、私は恐怖で身体を震わせた。
『ニコラ様……お願いです……もう、やめてください……っ』
「ほら、あーんして?」
私は何度も何度も首を横に振った。
喉の奥が引きつって声にならず、唇は震え、涙が今にも零れ落ちそうになる。
必死に顔を背けようとしても頬を掴まれていて動くことすら出来ず、逃げたい一心で小さく身体を縮こませることしか出来なかった。
「へえ、逆らうの?それなら紅茶でお仕置きしてあげる。腕はもう飽きたし、今日は顔にしましょうか。ほら、やっちゃって」
その言葉にはっと目を見開いた時には、もう侍女は私の頭上にティーポットを掲げていた。
髪を乱暴に鷲掴みにされ、ぐいっと後ろへ引っ張られる。
熱湯が顔に落ちてくる、そう思っただけで恐怖に身体が強張り、私は固く目を閉じた。
けれど不意に一本の腕が私の後頭部に回され、そのまま抱き寄せられる。
温かい胸元に引き寄せられた私は、その人に庇われるように包み込まれた。
同時に、ぱしゃりと勢いよく熱湯が降り注ぐ音が響き、熱い紅茶は私ではなく、その人の肩から背中へと容赦なく浴びせられた。
「っ……」
小さく息を呑む声が耳元で聞こえる。
けれど、その腕が私を離すことはなかった。
驚いてゆっくり目を開くと、目の前に見えたのは白いシャツに黒いベスト。
アルディオン公爵家の使用人の制服だった。
けれど、その人から微かに漂う、よく知った優しい香りに胸が大きく揺れる。
「ちょっと、あなた何なの?」
ニコラ様の苛立った声が食堂に響く。
すると私を庇っていたその人は、ゆっくりと私から身体を離した。
恐る恐る見上げた先にいたのは、黒い髪に眼鏡を掛けた、一人の使用人。
けれど、その穏やかな微笑みを見た瞬間、私は息を呑んだ。
『……総司……様……?』
総司様は私を見下ろしてふっと笑うと、わざと目元を隠すように垂らしていた前髪をさらりとかき上げ、そのまま静かに眼鏡を外される。
その途端、周囲の空気が凍りついた。
使用人達も、千様も、リーシェ様も、そしてニコラ様までもが目を見開き、信じられないものを見るように総司様を見つめている。
静まり返った食卓の中で、総司様だけがいつもと変わらない穏やかな笑みを浮かべ、私を見つめていた。
「あーあ、もうバレちゃったか」
『いつからこちらにいらしたのですか……?』
「ん?ずっといたよ。君が来る前からね」
そう言って総司様が指差したのは、食卓の一番奥だった。
そういえば、あそこでは一人の使用人が、壊れた棚の金具なのか椅子なのかを、ずっと俯いたまま黙々と直していた。
私も何度か視界には入っていたけど、修繕を任された使用人なのだと思って気にも留めず、俯いたまま作業を続けるその方の顔を見ようともしなかった。
それが、まさか総司様だったなんて、夢にも思わなかった。
「それで、これは一体何をやってるのかな」
総司様は静かな声でそう尋ねると、私の前に並べられた料理にゆっくりと視線を落とされた。
鼠の死骸が浮かぶスープ、虫の這うサラダ、腐った臭いを放つ食事。
それらを一つひとつ確かめるように見つめた総司様の笑みが、すっと消える。
そして、その瞳に宿った凍てつくように冷たく、底知れない殺意を湛えた眼差しを見て、私は思わず息を呑んだ。
怒鳴り声を上げられるよりもずっと恐ろしい総司様の瞳。
食堂にいた全員が、その視線に射抜かれたまま息を止めていた。
「……まさか、こんなものをこの子に出していたとはね」
張り詰めた空気に耐え切れず、誰かが小さく息を呑む音だけが響く。
さっきまで楽しそうに笑っていたニコラ様達も、今は一言も発することが出来ず、その場に立ち尽くしていた。
気付けば、私を押さえつけていた侍女達の手は離れていた。
震える両腕を胸元に抱き寄せると、張り詰めていた緊張が少しだけほどけ、安堵から滲んだ涙で視界が揺れる。
そして総司様は私に視線を向けた時だけ、その恐ろしい眼差しをすっと和らげる。
まるで別人のように優しい瞳に戻り、穏やかな声で問い掛けてくださった。
「セラ嬢、怪我はない?」
『……はい』
「それなら良かったよ。相馬、セラ嬢を部屋まで送って。それと、龍之介はまともな食事をすぐに部屋に運ばせて」
「承知致しました」
「了解!」
返事とともに食堂の入口へ目を向けると、龍之介と呼ばれた騎士の方はすぐにどこかに駆けて行く。
そして、いつの間に待機していたのか、相馬卿が一礼し、私の前まで歩み寄ってきた。
背筋を真っ直ぐ伸ばしたまま静かに右手を差し出し、落ち着いた声で告げる。
「セラ様、お部屋までお送り致します。この先は俺がお守りいたしますので、どうぞご安心ください」
私はそっと総司様を見上げる。
先ほどまであれほど恐ろしい瞳をしていた方とは思えないほど、総司様は柔らかく微笑み、小さく頷いてくださった。
その笑顔に胸の奥が温かくなり、私は頭を下げて相馬卿の手を取る。
『よろしくお願いします』
食堂を出る前にもう一度だけ振り返ると、総司様は再びニコラ様達に視線を向けていた。
突然のことばかりで、まだ頭の中は何一つ整理出来ていない。
それでも、一つだけ確かなことがあった。
総司様は私を見放したわけではなかった。
今朝、総司様が口にしていた言葉は、このことだったんだ。
誰にも気付かれないよう敢えて使用人に紛れ、この食堂に潜み、誰も言い逃れが出来ないよう、そのすべてをご自身の目で見届けてくださっていた。
そして、私に危害が及ぶその瞬間まで静かに待ち、もう逃げ道はないと確信したところで、迷わず私を護ってくださった。
だからこそ、ニコラ様達も、あの場にいた使用人達も、もう「知らなかった」「そんなことはしていない」とは言えない。
その事実だけで、凍えきっていた胸の奥に、少しずつ温かな灯がともっていく。
私はもう、一人ではない。
そう思えたことが、何よりも嬉しかった。
胸に広がる小さな温もりを大切に抱きしめながら、私は相馬卿に付き添われ、静かに食堂を後にした。
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