8
夜も更けた頃、今夜も眠るセラ嬢の隣に身を寄せ、指先でそっと頬を撫でた。
彼女の寝息が耳に届くたびに、胸の奥が熱く疼く。
温かくて、滑らかで、触れただけで脳内が甘く痺れていくようだ。
「今日もよく眠ってるね」
小さく呟きながら、彼女の額に優しく唇を落とした。
早くこのドレスの下の身体を、すべてこの目に焼き付けたい。
でも、こうして見えないまま指だけで確かめていくのも悪くない。
むしろ、いずれ見ることの出来るセラ嬢の肌を想像しながら触る方が、今は下半身が熱く疼く気がした。
寝着の裾をゆっくりとまくり上げ、中に手を忍ばせる。
彼女の細くて温かい太ももの内側をなぞると、彼女の身体が僅かにぴくりと動き、僕は下着の端に指をかけ、ゆっくりとそれを下ろしていった。
敢えてその場所を見ないまま、膝の内側に手を添えて、脚だけを優しく開かせる。
「ここ、触って欲しかったよね」
既に熱を持っている花芽を優しく摘むように撫でると、すぐにとろりとした液体が溢れ出してきた。
わずかに開いた唇から稀に漏れる吐息は、昼間の彼女からは想像もつかないほど甘くて、か細くて、それでいて僕の興奮を容赦なく掻き立てるようだった。
こうして薬で眠らせたセラ嬢の身体を、好き勝手に触り始めてから一週間。
深く眠っている彼女は、より可愛い反応を見せてくれるようになった。
撫でればすぐに湿り、くすぐるように爪先で花芽を弾くと、脚がわずかに内側に寄ってくる。
気持ちいいから、無意識にそうしてしまうんだと思う。
「だいぶ慣れてきたし、今日はもう一本入れてみようか」
耳元でそう囁きながら、中指をゆっくりと膣内に埋めていく。
最初はきつくて、指の第二関節までしか入らなかった場所が、今ではすんなりと受け入れてくれる。
内壁が熱くて、ぬるぬると僕の指を包み込む感覚が堪らない。
引き抜いて、今度は薬指も合わせて二本をゆっくりと押し込むと、抵抗はほとんどなく、むしろ喜んでいるかのようにきつく締め付けてきた。
『……ん……』
「気持ちいい?」
指を抜き差しするたびにぐちゅぐちゅと水音が立ち、彼女の身体から甘い香りが立ち上ってくる。
その音と香りが、僕の下半身を熱く膨れ上がらせた。
熱くなったそれを、彼女の太ももに擦り付けながら、僕はもう片方の手をドレスの上から胸に伸ばした。
柔らかい膨らみが掌に沈み、布越しでもわかる弾力のある感触は、更に僕の興奮を煽る。
指を少し食い込ませるように揉むと、彼女の身体が小さく反応した。
「可愛いね、セラ嬢」
吐息混じりに囁きながら、布の上からでも硬くなっていくのがわかる先端を指先で摘むように転がす。
指を二本、膣内でゆっくり掻き回しながら、胸を優しく揉みしだく。
ぐちゅぐちゅと水音が部屋に響き、彼女の脚がぴくぴくと痙攣し始めた。
『……ぁ……』
彼女の吐息が少し高くなった。
膣内の指をさらに深く沈め、優しく何度も抜き差しを繰り返していく。
「寝てるのにこんなに濡れて……。セラ嬢のここ、僕の指を締め付けてきてるよ」
吐息混じりの声で囁きながら、指の動きを少し速くする。
ぐちゅぐちゅという音がさらに大きくなり、彼女の内壁が指に絡みついてくる。
『……ぅ……っ……』
「……今どんな夢見てるのかな」
毎晩こんなに身体を触られて、何度もイかされて。
いくら薬で深く眠っているとは言え、全く気付く気配のないセラ嬢は、昼間僕と話している時は清廉潔白そのものだ。
こういう行為に関して、どれほどの知識があるのかはわからないけど、まさか僕にこんなことをされているなんて想像すらしていないんだろう。
僕を慕うように見上げる眼差しには、何の警戒もなかった。
でも、今日はうまくこの子を説得させられて良かったよ。
一人で大丈夫、なんて言われても、こんなに可愛く喘いでくれるセラ嬢を、僕が一人にするわけないのに。
明日からは仕事で忙しくなるけど、たとえ夜遅くなったとしても、僕は必ず君に会いに行くよ。
「たくさん気持ち良くしてあげるからね」
僕は胸を揉んでいた手を、そっと彼女の下腹部に滑らせた。
柔らかくて温かい下腹部のあたりを掌で優しく覆うと、力を入れすぎないように、奥の方に押し込むように圧をかける。
同時に、膣内の指を深く沈め、内壁の奥をゆっくりと抉るように動かしながら、親指で花芽を転がす。
下から突き上げるような指の動きと、上から優しく押し潰すような圧が重なった時、彼女の身体が大きく跳ねた。
『……っ……ぁ……』
「……うわ、すご……。お腹、こんなにびくびくして、中も締め付けてきてる……」
下腹部を優しく、でも逃がさないように押し続ける。
指を抜き差しするたびに、奥の方で何かが擦れるような感触が伝わり、彼女の脚が震え始めた。
花芽を親指で激しく転がすと、蜜が指の隙間から溢れて、太ももを伝って落ちる。
『……あっ……んぅ……』
「僕が、ちゃんとイかせてあげるね」
下腹部を掌でゆっくり円を描くように押しながら、膣内の指を深く沈める。
奥を刺激するたびに、彼女の内壁が激しく痙攣して僕の指を離すまいと絡みついてきた。
僕の下半身も熱く疼いて、太ももに擦り付けるだけでは足りないくらいだ。
「……早く君の中に挿れたい……」
下腹部を優しく押し続け、指を折り曲げながら何度も擦ると、セラ嬢の身体が大きく跳ねた。
細い身体が僅かに震え、腰が無意識に浮かび上がる。
小さな声が途切れ途切れに漏れ、唇が半開きのまま甘い吐息を繰り返した。
『……あ……ぁっ……』
頬がほんのりと赤く染められ、眉が優しく寄せられている。
まぶたが小さく震え、薄く開かれた小さな唇からは柔らかそうな舌が僅かに覗いた。
その表情があまりにも愛らしくて、胸が苦しくなる程だった。
普段の清楚な笑顔とはまるで違う、快楽に溶かされたような、無防備で、それでいてどこまでも可憐な顔。
「……ああ、……可愛い……。イってるところ、すごく可愛いな……」
彼女の内壁が指を激しく締め付け、びくびくと痙攣を繰り返すたびに、蜜が溢れ出してくる。
下腹部を押す掌の下で、彼女のお腹が小さく何度も脈打つのがわかる。
脚が内側に閉じようとするのを優しく抑えながら、花芽を親指で転がし続けると、彼女の身体がまた大きく跳ねた。
その果てた時の顔が、本当に可愛くてたまらない。
その愛らしい表情を見ていると、僕の理性がぐらぐらと揺らいでいく。
「……だめだ……。こんな顔を見たら……もっと、したくなる……」
吐息混じりに呟きながら、指を抜き差しする手の動きを止められない。
彼女の内壁が収縮するたびに、熱い蜜が指を包み込み、ぐちゅぐちゅと淫らな音を立てる。
下腹部を押す掌に力を込め、奥を優しく刺激し続けると、彼女の腰がびくびくと痙攣し、また新たな絶頂が押し寄せてくる。
『……っ……はぁ……』
痙攣が収まるまで、指を抜かずにいた。
彼女の吐息が少しずつ落ち着いてくるのを確認してから、ようやくゆっくりと引き抜く。
指に絡みついた蜜が甘い香りで僕を誘い、自分の唇に運ぶと、甘くて少し塩気のある味が舌に広がる。
でもセラ嬢の味を、もっとたくさん知りたい。
「……まだ、物足りないよね」
もう一度、気持ちよくさせてあげたい。
さっきの果てる姿が、あまりにも愛らしくて、僕の下半身が疼いて仕方がない。
布の中で熱く硬くなったものが、彼女の太ももに擦れるたびに、息が荒くなる。
今度は指を三本、ゆっくりと再び膣内に沈めていくと、すでに充分に緩んで濡れた内壁は、すんなりと僕の指を奥まで受け入れた。
ぐちゅりという音が立つのと同時に、彼女の喉から小さな吐息が漏れる。
『……ぁ……』
「大丈夫だよ。優しくするから」
そう言いながら、親指で花芽を優しく転がす。
すでに敏感になっているそこは、触れただけでびくびくと震え、すぐに新しい蜜を溢れさせてきた。
「はあ……可愛い、セラ嬢……。三本も僕の指を飲み込んでさ」
膣内の指を深く沈め、奥を刺激するたびに、彼女の内壁が激しく締め付けてきて、指が抜きにくくなるほどだ。
花芽を親指で激しく転がすと、彼女の腰が無意識に浮かび上がり、身体が弓なりに反った。
「……すごいね。お腹の奥まで、びくびくしてる。イきそう?」
彼女の内壁が急激に痙攣し、熱い液体が指を洗い流すように溢れ出してくる。
小さな悲鳴に近い吐息が途切れ途切れに漏れ、下腹部を押す掌の下で、彼女のお腹が小さく脈打つのがわかる。
膣内の入り口を擦り続けていると、腰が僅かに浮き、きゅうっと僕の指を締め付け絶頂を迎えた。
『……ぁあっ……っ……んぅ……』
「嬉しいな、こんなに気持ち良さそうにしてくれるなんて」
吐息混じりに繰り返しながら、痙攣が収まるまで指を抜き差しし続ける。
彼女の身体がびくびくと跳ねるたびに、興奮が頂点に達していた。
「……ごめんね。僕も、もう限界……」
息を荒くしながら、自分の下半身を覆っていた布を下ろす。
熱く硬くなったものが、ばね仕掛のように飛び出し、彼女の太ももに当たる。
僕はそれを掌で握り、ゆっくりとしごき始めた。
「……は、……このまま……かけたい……」
吐息混じりに呟きながら、上下に動かす手の速度を上げていく。
彼女の秘部から溢れた蜜と、自分の先走りが混ざり合い、ぬるぬるとした感触が掌に広がる。
下腹部を押していた手は、彼女の柔らかいお腹を優しく撫でるように移動させ、自分のものを当てたまま上下に動かし続ける。
「セラ嬢、好きだよ」
しごく手の動きが速くなり、先端が彼女の下腹部に何度も当たると、熱い感触が興奮をさらに高めていく。
空いた手で彼女の胸を揉みしだくと、まだ敏感な身体が僕の触れ方に正直に反応しているのがたまらなく愛らしい。
「……っ……出る……、お腹にかけるね……」
限界が近い。
手の動きをさらに速くすると、熱い脈動が掌に伝わり、腰が僅かに震え始めた。
そして解放されると同時に、白い液体が勢いよく彼女の柔らかな下腹部に飛び散った。
脈打つたびに、熱い精液がお腹の上にかかり、ゆっくりと広がっていく。
すべて出し切った後も、僕はしばらくその場で彼女の下腹部を見つめていた。
「ごめんね。たくさん、かけちゃって」
小さく呟きながら、すぐにタオルで彼女の下腹部にかかった精液を優しく拭き取る。
「今日も可愛かったよ。君がイクところ、何度見ても可愛い過ぎるから困るな」
永久に繰り返せそうだけど、今はまだ無理をさせられないから、彼女の脚をそっと閉じさせ、下着を戻してドレスの裾を整える。
僕は彼女の横に身を寄せ、もう一度頬を撫でた。
「早く堂々と君に触りたいんだけどね」
セラ嬢を正式に僕の側室として迎えたその時は、もう何も我慢するつもりはない。
君が涙を浮かべて嫌がろうと、拒もうと、どんな手を使ってでも必ず僕のものにする。
だから今は、その日のためだよ。
少しでも君が苦しまないように、少しずつ慣れておいてもらわないとね。
僕だって、君が痛みに顔を歪める姿なんて見たくない。
どうせ見るなら、気持ち良さそうに僕を受け入れてくれる顔を見ていたいから。
でも、それでもまだ足りない。
婚約していた頃のセラ嬢は、もっと素直に僕を見上げて笑ってくれた。
時折頬を染めながら、甘えるような眼差しを向けてくれたこともあったし、僕が少し意地悪をすれば、困ったように、それでも嬉しそうに僕を求めてくれた。
今のセラ嬢は僕を怖がってはいないけど、あの頃のような想いも、その瞳には映っていなかった。
どうしたら、もう一度僕を好きになってくれるんだろう。
どうしたら以前みたいに、僕だけを見つめ、僕を求めてくれるんだろう。
まあ……たとえ苦労してその想いを取り戻せたとしても、僕の側室になる話が持ち上がった瞬間に、ようやく芽生えたその気持ちは、また儚く消えてしまうのかもしれないけど。
「おやすみ、セラ嬢。また明日も会いに来るからね」
昼間の清らかな笑顔の裏側で、夜の感触を思い出して、脚をすり合わせるようになったらいい。
側室として迎える日まで丁寧に、優しく、でも確実に、彼女の身体を僕色に染めていく。
果てる姿を見るたびに、もっと深く、もっと汚く、僕のものにしていく。
それが、今の僕にできる最大の愛情の示し方だと思った夜だった。
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