6

総司様に手を引かれながら、広場の中央まで進んでいく。
周囲からちらちらと視線を向けられているのが分かると、楽しみにしていたはずなのに、急に心許ない気持ちになってしまった。
けれど、そんな私の緊張を察したのか、総司様の手が気遣うように腰に添えられると、二人の距離が縮まり、周囲のざわめきが遠のいていく。
すぐ目の前にあるエメラルド色の瞳と、その口元に浮かんだ穏やかな笑みに意識を奪われて、気づけば私は総司様のことしか考えられなくなっていた。


『よろしくお願いします。上手く踊れなかったらごめんなさい』


夜会には慣れていないけど、アストリアにいた頃から貴族として必要な教養は一通り身につけてきた。
ワルツだって、いつか舞踏会に出る日を夢見て、何度も練習したのだから、きっと大丈夫だと思いたい。
それでも、実際にこうして総司様の腕の中に立つと、練習のときとは比べものにならないほど胸が騒いでしまう。


「そんなにかまえなくて大丈夫だよ。僕に任せて」


そう言った総司様が、私の腰を支える手に少し力を込めた。
旋律に合わせて総司様が一歩を踏み出すと、私の身体もその動きに導かれるように足を運んだ。
頭の中で拍子を数えようとしていたのに、総司様が身体の向きを変えるたび、そんなことを考える必要もなくなっていく。
腰を支える手が次の動きを知らせてくれて、重ねた手が進む方向を自然に示してくれるから、私はただ、その合図を受け取っていればよかった。

総司様は私を決して急かさないのに、私が迷う隙も作らない。
一歩を踏み出す度に次の動きへと滑らかに繋がっていき、旋回するときには私の身体が美しく向きを変えられるよう身体を支えてくれる。
それがあまりにも自然だったから、私はいつの間にか足元を気にすることさえ忘れていた。
音楽に身を委ねていると、ふわりとドレスの裾が揺れる。
そのたびに総司様が歩幅を調整してくれているのが分かった。
私が大きく踏み出せるときには、その動きを活かすように広く進み、私がわずかにためらえば、次の拍に無理なく繋がるよう動きを小さくする。
旋回するときも、ただ回らせるのではなく、私の身体が一番綺麗に伸びるところで自然に向きを変えてくれる。
まるで私の身体の動きを、ずっと前から知ってくれているかのようだった。


「ドレス、よく似合ってるよ」


ふいに、私にだけ聞こえるほどの声が耳元に落ちてくる。
その優しい声に胸がきゅっとなる。
女性の扱いに慣れている総司様なら、きっと他愛のない褒め言葉の一つなのだろう。
それでも今の私にはその一言が何より嬉しかった。


『ありがとうございます……』


それだけ返すのが精いっぱいで、私は恥ずかしさを隠すように微笑んだ。

夢にまで見た総司様とのワルツだった。
幼い頃から、いつか舞踏会で総司様と手を取り合って踊れたらどんなに素敵だろうと、何度も想像していた。
そのたびに恥ずかしくなったり、胸を高鳴らせたり、失敗しないように頭の中で何度も何度も踊ってみたりした。
けれど、あの頃の私がどれほど想像しても、この胸の苦しさまでは分からなかった。
こうして実際に総司様と踊っていると、腕の中にいることが恥ずかしくて、嬉しくて、心臓が周囲にも聞こえてしまいそうなほど激しく鳴っている。
それでも、もう二度と叶わないと思っていた願いが今こうして叶っていることが、夢のようで仕方なかった。


「ワルツ、上手じゃない」

『それは総司様のリードがお上手だからです』

「良かったよ、そう言ってもらえて。僕とは踊りにくいなー、とか思われてたら傷付くしね」


いつもの軽い調子で笑う総司様につられて、私もくすりと笑った。
最初に感じていた緊張が、少しずつほどけていく。


『総司様こそ、私が相手で踊りにくくないですか?』

「全然。むしろ踊り易いよ」

『そうですか?私、背があまり高くないので少し心配していました。総司様は長身だから』


周囲を見れば、以前奥様方が仰っていた通り、北部には長身の女性が多いようだった。
普段からそうした女性たちと踊っている総司様なら、私のように背が低めの相手とでは、かえって動きにくいのではないかと内心気にしていた。


「むしろ、君くらいの方が僕は動き易いかな」

『それなら良かったですが……』

「本当だよ。試してみる?」


その言葉の意味を考える間もなく、総司様の手が私の腰をさらに深く支えた。
引き寄せられた身体が、先ほどより総司様の胸元に近づく。
けれど窮屈には感じず、むしろ身体を預ける場所がはっきりしたことで、足元の不安まで消えていく。
総司様は拍子を崩すことなく、そのまま大きく一歩を踏み出した。
私の身体もその動きに合わせて自然に進み、さらにそのまま旋回へと繋がると、ドレスの裾が円を描くようにふわりと綺麗に広がった。


『……わぁ』


思わず小さな声がこぼれる。
総司様はそんな私の反応を見て、楽しそうに目を細めた。


「そうやって笑ってればいいよ」


総司様が進めば、私も進む。
総司様が身体を返せば、私もその流れに沿って向きを変える。
そして旋回のたび、私のドレスが美しく揺れるように、総司様は自然に動きを選んでいく。
大きな歩幅で進んだかと思えば、私が姿勢を崩さないように歩幅を抑え、今度はゆったりとした旋回に繋げ、広がったドレスの裾まで含めて一つの美しい動きにしてしまう。
それはただワルツを踊るというより、私の中にあるものを見つけて、そっと引き出してくれているようだった。
ただ総司様の体温を感じて、音楽を聴いて、その流れに身を任せているだけなのに、身体がいつもより軽く動いてくれる。


『ふふ』


広場を行き交う人々の姿も、こちらを見る視線も、もう気にならなかった。
ただ音楽があって、総司様がいて、その腕の中で私は踊っている。
幼い頃から何度も思い描いてきた夢のような光景が、今は夢ではなく、確かなものとして私の目の前にある。
そう思うと嬉しくて、私は総司様を見上げたまま笑った。


『総司様と踊るの、凄く楽しい』


総司様を見上げて呟いたのは、心からこぼれ落ちた飾り気のない言葉だった。
悲しかった出来事も、胸の中に残っている不安も、この瞬間だけはすべて忘れていた。
ただこうして踊っていることが嬉しくて、楽しくて。
気づけば私は、何一つ曇りなく総司様をまっすぐに想っていた幼い頃の自分に、戻ってしまったような気がしていた。
けれど、その言葉を聞いた総司様の表情が僅かに変わった。
穏やかだった笑みが一瞬だけ揺らぎ、切れ長の瞳が私をまっすぐに見つめる。
何かを言おうとしたようにも見えたけど、結局、彼の唇からこぼれたのは小さな微笑みだけだった。
その微笑みはいつものものとよく似ていたのに、なぜか少しだけ淋しそうに見えた。

それまで広場いっぱいに響いていたワルツの旋律が、静かに終わりを迎える。
最後の音が夜の空気に溶けていくと、踊っていた人々もそれぞれの場所で足を止め、広場には僅かな余韻だけが残った。
私も自然と立ち止まり、総司様の腕の中で小さく息をつく。
夢のような時間が終わってしまったことが、急に淋しく感じられた。
けれど、総司様は私の腰から手を離さなかった。
やがて楽団の間で短い合図が交わされ、次の曲を奏でる準備が始まる。
思わず総司様を見上げると、彼はふっといつもの笑顔を浮かべた。


「まだ踊れるなら、もう一曲付き合ってくれる?」

『はい、もちろんです』


その返事を聞くと、総司様は重ねていた私の手を取り直した。
先ほどまでの華やかで軽やかな旋律とは違う、どこか物静かで美しいワルツだった。
自然と距離が縮まり、一曲目の時より更に近い距離に思わず息を呑む。
顔を少し上げれば、すぐそこに総司様の顔がある。
旋回するたび、すぐそばからかすかな吐息まで感じられるから、そのたびに胸がどきんと高鳴った。

どうしよう。
こんなに心臓が騒いでいることを、総司様には悟られたくない。
きっと今の私は、頬が赤くなってしまっているかもしれない。
そう思うと余計に恥ずかしくなって、私は何でもない顔を装いながら、そっと周囲に視線を向けた。
すると周囲でも男女が優雅に踊りながら、親しげに言葉を交わしている。
笑い合ったり、相手の声に耳を傾けたり、それぞれが相手との時間を楽しんでいるようだった。


「どうしてよそ見してるの?」


不意に耳元で声がして、私ははっとして総司様に視線を戻した。
すると、そこには最近すっかり見慣れてしまった、少し意地悪な笑みが浮かんでいる。


「酷いな。僕と踊ってるのに、他の男を見るなんて」

『ち、違います……男の人を見ていたわけではありません』

「じゃあ、一生懸命何を見てたの?」

『皆さん、どんな感じで踊られているのかなって気になったのです』

「ふうん。それで、どうだった?」

『ワルツの間もお話ししている方が多いのかなって思いました。だから私も総司様と……』


そこまで言いかけて、私は口を閉じた。
自分でも、何を言いたいのか分からなくなってしまったからだ。
夜会に慣れていない私にとって、こうして人前でワルツを踊るだけでも精一杯なのに、総司様との距離はこんなにも近い。
心はずっと落ち着かないままで、さっき飲んでしまったシャンパンのせいで頭の中までふわふわしている。
そのうえ、踊りながら会話をするなんて、とても難しいことに思えた。
そんな私の様子を見て、総司様が小さく笑う。


「じゃあ、僕達も何か話をする?」

『はい……』

「いいよ。じゃあ、まずは……そうだな。今のセラ嬢のことを教えてよ」

『今の私のこと?』

「うん。昔とは多少なりとも変わったでしょ?幼い頃の君のことは、それなりに知ってるつもりだけど、今の君のことはまだよく知らないからね」


今の私と、昔の私。
どのくらい変わったんだろう。
昔よりは落ち着いたと思いたいけど、総司様を前にすると、今でも胸が騒いでしまうところだけは、あの頃から何も変わっていない気がした。


『そこまで変わっていないような気がします。でも、子供の頃よりは淑女になれたと思っています』

「ははっ、そうなんだ。確かに昔は、見かけによらずお転婆だったもんね」

『そんなこと言いますけど、総司様は今だってお転婆でしょう?』

「ええ?なんでさ。そんなこと言われたことないけど」

『いいえ、絶対お転婆です。お転婆じゃなければ、木登りや追いかけっこなんてしません』


わざと先日の大庭園での出来事を持ち出すと、総司様は眉を下げて、困ったように笑った。


「一緒にはしゃいでたくせによく言うよ」

『ふふ、だって楽しかったんです。ああいうことをするのは久しぶりでしたから』

「じゃあ、良かったね。いつも猫被ってたら疲れちゃうでしょ」

『総司様こそ』


そう言って、私はそっと周囲を見渡した。
誰もこちらの会話に気を留めていないことを確かめてから、総司様にだけ聞こえるよう声を落とす。


『総司様だって、普段は帝国の剣の仮面を被っていらっしゃるでしょう?』


エイミーから聞いた話では、総司様はお屋敷の中でもあまり表情を緩めないらしい。
奥様方と話すときには穏やかに笑っているけど、それでも隙がなく、いつも凛としているのだという。
久しぶりにお会いしたばかりの頃は、私もそんな総司様の隣にいると、どこか緊張してしまっていた。
けれど最近は、二人きりになると昔の総司様が顔を覗かせてくれる。
屈託なく笑ったり、一緒になってはしゃいだり、子供みたいな悪戯を仕掛けてきたり。
そんな瞬間が、私はとても嬉しかった。


「その言い方だと、普段の僕が偽物みたいじゃない」

『偽物とは言いません。でも、本当の総司様とも少し違いますよね。総司様は実際、あまり怖くないことを私は知っていますから』


さらりと告げると、総司様は一瞬きょとんとした。
それから、堪えきれなかったように小さく吹き出す。


「それ、失礼じゃない?僕にそんなことを言えるの、君くらいだよ。周りは大抵、心の底では僕を恐れているみたいだからね」

『そうなのですか?』

「そうだよ。僕って、そんなに怖く見える?」


そう言いながら、総司様は少しだけ顔を寄せてくる。
また距離が近くなって、私は思わず息を止めた。


『……総司様なんて、全然怖くありません』


去勢を張るようにそう答えると、総司様は目を細めて、どこか嬉しそうに笑った。


「そっか。それなら良かった。久しぶりに再会したばかりの頃は、怯えられてた気がするからね」


それは無理もないことだったと思う。
アストリアで起きたあの日の出来事を思えば、目の前に現れた総司様を、怖い人だと思ってしまったとしても仕方がなかった。
あの時のことを忘れてはいけないと思う自分と、昔から知っている優しい総司様を信じていたいと思う自分。
その二つの気持ちは、今も心の中で絶えずせめぎ合っている。


「それにしても、セラ嬢はお酒に弱そうだよね」

『え?どうしてそんなことを?』

「さっきから顔が赤いよ。あんな少しで酔っちゃったの?」


不意に言われて、私はぱちりと瞬きをした。
確かに私はお酒にあまり強くない。
アストリアでも、お父様が心配して止めることが多かったから、ほとんど口にする機会がなかった。
先ほどいただいたシャンパンも、細いグラスに少し入っていただけなのに、身体は熱く、頬まで火照っている。
でも顔が赤いのは、きっと総司様のせいでもあるんだけどな。


『そうみたいです。あまり飲み慣れてなくて』

「それなら外ではあまり飲まない方がいいよ。僕がいる時ならいいけど、危ないでしょ」

『はい、気をつけます』

「飲みたくなったら僕に言って。美味しいお酒、買ってきてあげる」


昔から、総司様はこうして私を気遣ってくださっていた。
危ないことがあれば、さりげなく私をその場から遠ざけて、決して頭ごなしに禁じるのではなく、代わりになる楽しみを用意してくれる。
私の気持ちを傷つけないように守ってくれるところが、私は昔から大好きだった。
だから、一緒に過ごす時間が増えれば増えるほど、どうしても昔の総司様と今の総司様を重ねてしまう。

でも、あの頃と今はもう違う。
総司様には奥様がいて、私を特別に想っているわけでもない。
それなのにこうして優しくされるたび、昔と変わらない温もりを感じるたびに、できることならこの時間をいつまでも失いたくないと思ってしまう。
そんな自分が、少しだけ嫌だった。

何より私が総司様の優しさに心を揺らしている間にも、薫様やはじめ、そして東部の方々は、私がアストリアに戻れるよう力を尽くしてくださっている。
皆が私の未来のために動いてくれているのだから、私は余計なことに心を乱してはいけない。
総司様の優しさに甘えすぎず、心の中にはきちんと距離を置かなければならないのだと、何度も自分に言い聞かせた。

けれど、心というものは、どうしてこうも言うことを聞いてくれないんだろう。
駄目だと思えば思うほど、忘れようとすればするほど、胸の奥深くにしまったはずの想いが、かすかな痛みを伴いながら顔を覗かせる。
恋も愛も、まだ何も知らなかった幼い頃でさえ、総司様の姿を見つけるだけで、私の心は春の庭に咲く花のように、嬉しそうに揺れていた。
遠くからその姿を見つめているだけで胸が温かくなり、声を掛けてもらえれば、それだけで一日中幸せな気持ちになれた。
そして今も、こうして優しく微笑む総司様を見つめていると、あの頃と同じように心が騒がしくなる。
私は、いつになったら、この幼い頃から抱き続けてきた恋心を、完全に手放せるのだろう。
そう思いながら総司様を見つめていると、忘れたいと願う気持ちとは裏腹に、胸の奥に残った想いだけが、まるで消えることを拒むように静かに疼いていた。

そんなことばかり考えていたからだろうか。
曲に合わせて足を運んでいるうち、ふと私の身体がわずかによろめいた。
ほんの小さなつまずきだったけど、次の一歩を踏み出すには遅れてしまい、どうしようと思った時、総司様の力強い腕がすぐに私を支えてくれた。
流れるような動きは少しも途切れず、総司様は私の身体を引き寄せ、倒れかけた私を軽く受け止めてくれていた。
気がつけば、抱きしめられたような姿勢になっていて、驚きに胸が大きく跳ねたけど、奏でられるワルツの旋律に合わせて身体を動かしているうち、それさえも踊りの一部であるように思えてくる。
すぐそばに感じる総司様の温もりにはどうしても心が落ち着かなくて、私は頬が熱くなるのを感じながら、ただ次の足運びに懸命についていった。

やがて曲が最後の旋律を奏で、広間に柔らかな余韻が残る頃。
総司様の手がそっと離れ、先ほどまで近かった身体も距離を取り戻すと、総司様はふっと笑って私を見下ろした。


「危なかったね」

『粗相をしてしまって、ごめんなさい……。支えてくださって、ありがとうございます』

「いいえ。これが少しずれちゃったね」


そう言いながら、総司様が私の髪に手を伸ばした。
指先が髪飾りに触れ、そっと元の位置に戻してくれる。
私は何も言えずにその姿を見つめていたけど、目が合うと総司様がにやりと笑うものだから、私までおかしくなって笑ってしまった。


「はい、いいよ。元通り可愛くなったね」

『ふふ、ありがとうございます』

「こちらこそ、ワルツのお相手してくれてありがとう」

『私の方こそ、どうもありがとうございました。総司様と踊れて、とても楽しかったです』

「僕もだよ。今夜はこのまま、二人で踊り明かそうか」


冗談だとわかっていても嬉しくて、思わず微笑みながら総司様を見上げた時だった。
ふいに視線を感じた気がして、何気なく総司様の背後を見ると、少し離れた場所に千様が立っていて、こちらをじっと見つめていた。
その瞳は、先ほどまでの華やかな夜会の空気とはあまりにもかけ離れた、ひどく冷たいものだったから、心臓がどくんと嫌な音を立てる。
千様はすぐに視線を逸らすと、そのまま何も言わずに背を向け、静かに歩き去ってしまった。


「セラ嬢?急に黙りこんで、どうしたの?」 


総司様の声に、はっと我に返る。
私は慌てて視線を戻したけど、胸の奥に残った不安までは、すぐに消えてくれなかった。


『あ、いいえ。その……、ありがとうございました』

「ははっ、何回お礼言うのさ」


千様は少なからず、今夜私が総司様にエスコートして頂いていることも、こうしてワルツのお相手をしたことも快く思っていない。
でも、それは当然だ。
総司様は他の奥様方の旦那様。
どんな事情があっても、私はあまり親しくしてはいけないのだ。
私は今夜、もう十分総司様と楽しい時間を過ごし、沢山支えて頂いた。
残りは一人で乗り切ろうと、総司様に向かって微笑みを向けた。

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